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2012-02-12 11:12:27

復興、景気回復を狙って求める自店らしさ

テーマ:惣菜(中食)の街角

世界の製造業の景況感が底入れの兆しを見せている。

企業の直近の受注や売上を集計した購買者景気指数(PMI)では

世界全体では2011年11月を底に、1月まで連続して改善して来たと報じている。

(英調査会社マークイット社)

米国や中国、ユーロ安の欧州のドイツでも下げどまりつつあると言う。

日本においても、11月・49.1から12月・1月と指数が50を上回って来た。


又、内閣府の発表による1月の景気ウオッチャーは前月比2.9ポイントダウンしたが、

2~3カ月後の先行き判断指数は前月比2.7ポイント高い47.1となり、

7ヶ月ぶりに改善したと発表した。

東日本震災後の復興需要へ期待が高まり、この先も特需が続くと見ている。

製造業の業績が上向き、それから小売業へと利益循環が出て来るのは

今年の夏くらいになるかも知れない。


そこまで待ってはいられないと、大手のイオンはアジアと小型店舗業態へと

出店に拍車をかけている。

イオンは中国・山東省に1月14日、海外100店目のショッピングセンターを開店した。

開店日は店内を歩けない程、お客が殺到しているようだ。

イオンは中国と東南アジアに本社を設置し、出店スピードを上げると報じている。


又、中国政府は8日に2015年までの5年間に最低賃金を毎年13%上げると発表。

最低賃金が5年間で2倍近く引き上げられる計算になり、日本ではうらやましい限りだ。

最低賃金の引き上げにより国民の購買力が向上する為、小売業には追い風が吹き続ける。


日本から撤退した、仏カルフールも仏国内の不振、中国の好調を背景に、

中国・東南アジアに出店スピードを上げる。

カルフールは1月に同社の主力である新型ハイパーマーケットの展開を縮小すると発表。

先進国においてハイパーマーケット業態がすでに過去のものになっているようだ。


又、イオンは国内で小型食品スーパー「まいばすけっと」の出店スピードを

上げ、

2012年に160店、13年には600店舗にする構想を発表している。

国内の人口減が進む中、地方から東京への流入が進み、

東京都の人口は10年から20年にかけて1.4%の増加を見込んでおり、

都心には出店余地が沢山出ると見ている。

CVSの出店計画も多く、「まいばすけっと」はコンビニとの競合に対して

生鮮食品の品質と価格に磨きをかける必要がありそうだ。
  

首都圏のドラッグストア各社は生鮮食品の販売を強化する。

パパスは昨年から青果の取扱いを始めているが、

更に客数増を狙って店舗規模を見直し、鮮魚、精肉の取扱いを始める。

その他、CFS・COの「れっこず」や住商ドラッグも米飯や生鮮の取扱いを充実させる計画だ。


国内食品小売り業界はスーパーは食品スーパーを中心に

コンビニとドラッグストアの三つ巴の競争になりつつあり、

日常品はどこで買ってもあまり変わらない状況になって来る。

その中で、消費者から自店に足を運んでもらうために、チラシ合戦の時代は終わりつつあり、

商品の品揃えとサービスで自店の特徴を出す時代になって来た。


この課題に対して真剣に検討しているスーパーはまだ少ないのではないか。

一部門だけでなく、各売場が揃って自店の狙う消費者と自店らしさをどこに求めるのか、

その為に売場、品揃え、価格帯、サービスレベルをどうすべきか、

これからの3年間、この課題を明確にした店舗が生き残る時代に入って来た。


今週の1品 * スーパーのお惣菜、弁当、寿司


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2012-02-05 11:00:09

進む小商圏、高頻度消費

テーマ:惣菜(中食)の街角

国立・人口問題研究所が30日まとめた将来推計人口は

少子高齢化と生産人口(15~64歳)の減少が日本の経済に大きな打撃を与える。

2010年の人口1億2800万人、生産人口比率63.8%。

2030年の人口1億1662万人、生産人口比率58.1%。

その中で老齢人口比率(65歳以上)は23%から31.6%へと増加する。

この傾向があと50年続き、老齢人口は40%まで増加し、

働き手の生産人口は50%まで落ちると予想している。


その中で企業が生き残るためには、生産性の向上が最低必要条件になる。

売上の伸びは期待できない中で、利益を維持する為の体質を急がなければならない。


それに老齢人口増加に対して、高齢者の消費を促す政策が必要になって来ますが、

日本リサーチ研究所の分析によると、高齢者の消費喚起に必要な条件は

1、距離は短く、時間は長く

 近くの店で買い物をしたいし、時間をかけてゆっくりとしたい。

 又、ネットなどの買い物を利用し、その他の消費に時間をかける。

2、コミュニケーション

 買い物の中で、店員と又は知り合いとのコミュニケーションを重視する。

3、品質と安全性

 価値ある商品を長く、この品質と安全であればこの価格でも納得する。

4、モノよりサービス

 モノの消費は限度があり、サービスの消費には限度がない。

5、ソーシャルマインド

 大震災を機に社会貢献意識は高まり、社会の為に役立つ消費を求める。


現在、急速に伸びているネット販売はこの背景の基に成長を続けると思われるし、

又小商圏、小型店舗の重要性も高まって来る。


その中で、イオンは小型ショッピングセンターを強化すると発表。

専業のイオンタウンが4月から別の子会社を統合して一体運営を始める。

規模は近隣型SCとして、1万平方m程度で首都圏や中部、近畿圏の出店を進め、

13年には10店以上を目指している。


又、ユニーはCVSの「99市場」を子会社化して「ミニピアゴ」の出店を強化。

規模は160平方m前後の小型スーパーとして首都圏の出店を開発し、

1年後100店、3年後に300店まで増やすと発表。

ユニーの地盤は中京圏だが、今後は埼玉や神奈川などの

首都圏に出店余力が大きいと見て店舗拡大を計画すると発表。


小商圏対応を強化するのは小売業だけでなくメーカーにおいても同様で、

味の素はうまみ調味料、ハウス食品はカレールー、Jオイルミルズはキャノラー油で

主力の半分以下の小容量品の発売を始める。

各メーカーの売れ筋は小世帯少人数化に沿って小型化しており、

サラダ油は10年前の1.5Lから1Lサイズに変わって来ている。


この人口動態変化に対して、

スーパー・惣菜の商品や販売政策は変わって来ているだろうか。


・商品のサイズは時間帯によって大中小に変わっているか。

・それによって、販売フェースも時間帯別に変化しているか。

・発注ロットは限りなく小ロットに変わっているか。

・小ロット製造に対して、器具備品や作業レイアウトは見直しているか。

・多頻度製造に対して、人員計画の変更をしているか。


小世帯高齢化が進んでいる消費行動に対し、

商品と売場の対応を見直し、

売上は伸びなくても利益の出る体質づくりを着実に取り組む所に来ている。


今週の1品 * スーパーのお惣菜、弁当、寿司


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2012-01-29 12:03:53

絆を深める節分恵方巻

テーマ:惣菜(中食)の街角

食品サービス産業の市場が縮小しています。

・外食産業、2011年売上前年比1.2%減少、(日本フードサービス協会発表)

 東日本震災の影響による自粛ムードの広がりで、FFや牛丼店は健闘したが

 ファミレスなどは1.6%減で2年ぶりに前年を下回った。


・全国スーパー、売上高は既存店ベース12兆7024億で前年比0.8%の減少。

 (日本チェーンストア協会)

 東日本震災後の飲料やカップ麺などの特需があったものの、

 原発事故による風評被害や野菜高騰により、特に農産品は2.7%の減少、

 12月も年末は健闘したが、既存店では0.8%の減少となった。


しかし震災特需で伸長したのがホームセンター、既存店前年比3%の増加と

04年調査以来初めてのプラス成長となった。(日本DIY協会)

今年も節電関連や防災用品を中心に販売強化を図る。


又、店舗型サービス業と対照的に絶好調なのがネットサービス企業、

小売り部門大手の楽天は2011年の出店売上は

前年比16%増の1兆1000億と設立14年目にして1兆円の大台に乗った。

震災以降の生活必需品など中高年齢層が利用するようになり客層が

20~30代から50~60代まで広がっている。


中長期的においてネット産業は伸び、店舗サービス業は厳しい予測が出ている。

外食産業総合研究所の調査では、外食市場は2010年の規模は23兆6450億と

ピークの15年前に比べ20%近く減少した。

その中で持ち帰り弁当などの中食市場は、6兆2342億円と同期間に45%も伸びている。

これは食品スーパーも同様で売上は15期連続して前年を下回っているが、

その中でも中食・惣菜は着実に伸びている。


その世代を表す節分行事が今週末に迫って来た。

2月3日の節分の過ごし方について、

豆まきをすることから「恵方巻」と呼ぶ太巻寿司を食べる事が

西日本から全国へと増えて来ている。

2012年の節分は昨年の大震災を経験して、

更に平和・健康・家族団欒を祈願する人達で盛り上がるのではないでしょうか。


年明けから恵方巻予約商戦が一斉に始まっていますが、

今年の特徴をみると

1、定番の恵方巻は\380~¥450の中でネーミングの巾が増えて来た。

・福巻、田舎巻、金運巻、上太巻、開運巻・・・

2、海鮮巻を中心に高級ネタを使用する商品が増えて来た。

・大間マグロ、本マグロ、中トロ、車海老、ウニ・・・

・特にマグロではその他にビン長、中落ち、生マグロ、三咲マグロ・・・

3、野菜の具材もキューリ、干瓢、椎茸以外に菜の花、小松菜、人参、ゴボウ、

 ハス、レタスなどに増えててきた。

4、年代別をターゲットとして、女性や子供に中巻サイズが増え、

 又子供対象にドラエモンなどキャラクターをネーミングにした商品も出て来た。

5、予約特典については、多くは1割~5%引きでその他には

 ポイント5倍、単品を絞って50~100点を付け、

 プレミアムとして福豆や方位磁石のサービス等が目立った。


節分恵方巻は家族と一緒に楽しむ行事として、

今後は益々品揃えが広がり、内容も豪華になって行くようだ。

商品も太巻寿司だけでなく、恵方ロールケーキは目立って来たし、

恵方ロールサンドや日本酒の「恵方飲み」など食品業界のイベントに育って

行くでしょう。


今週の1品 * スーパーのお惣菜、弁当、寿司

             
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