今日は朝も早くから上野の国立西洋美術館で開催されている
「ユベール・ロベール~時間の庭~」展に行ってきました。
http://www.tokyo-np.co.jp/event/bi/robert/
いいお天気です。
開館前から30人ほどが並んでいましたが、門が開いてからは、チケットを持っていない20人くらいの人たちが券売所に流れていったので、チケット持参の私は余裕で入場できました。
会場に入ったのですが、出品目録が置いてませんでした・・・
美術館のホームページにPDFファイルでついていたので、印刷していけばよかったです。
今時はパソコンがないと絵画鑑賞もままならないようです。
なんてこったい。
ともあれ会場内は混むこともなくゆったりと進むことができました。
ロベールさんの作品(ではないものもありましたがほとんどが彼)が約130!
素晴らしい。
彼は18世紀のフランスの画家で、遺跡などの廃墟をよく描いたため、「廃墟のロベール」と呼ばれていました。
それも本当の姿ばかりではありません。
現実にはあり得ない建物を組み合わせたり、背景を変えたりと、彼の想像力が加えられた「奇想画」と呼ばれる架空の風景画も多々。
私はこれまで、彼の廃墟風景に惹かれていましたが、今回たくさん見ていて気づいたのが、彼の作品にはドラマがあるということです。
廃墟で洗濯をする女の人、散歩する母子など、もちろん実際にはなかった情景かもしれませんが、廃墟という過去の遺物の中にあって、現在を生きている人たちの生活を溶け込ませるというロベールさんならではの世界はとても美しい。
建築物・・・石柱や橋や洞窟・・・それら圧倒的に大きな存在の前で、小さな人間たちは鍋を火にかけている。
今日の夕ご飯はなんだろな。
ああ、ドラマチック!!
また、油彩よりも多く展示されていたのが素描画。
サンギーヌと呼ばれる赤チョーク(赤色顔料)で描かれた絵は、小説の挿絵のように、こちらの想像力を刺激してきます。
数も質もかなり貴重なものたちだろうと思われます。
そうそう、今日初めて知ったのですが、フランス革命後、少し牢獄に入っていたんですね、ロベールさん。
1年くらいいたようですが、その間、食事の時に出される皿に絵を描いて、門番を介して売っていたようです。描いた数50点とか。
どうしよう、面白い。
もう少しで処刑されるという時もあったらしいのですが、同じ名前の別人が間違って連れて行かれて助かったという。
どうしよう、面白すぎる。
生きててくれてよかったです。
画家の人生って面白いですね。
そんなこんなで大満足なロベール展でしたが、ただひとつ難点が。
ミュージアムショップの物の陳列です。
横に長い棚でびろ~っと広げて売ってくれれば人が一ヶ所に集まることもなくスムーズにいくのですが、
今回は縦長のラックに置かれていました。なので、2人組なんかに立ち止まられたら、もう棚の物に手を伸ばせないじゃないですか。
まあ、ロベール展、あんまり人も多くなかったのでそれほどの混雑にはなりませんでしたが・・・
う~ん、オシャレに展示しすぎ、で利便性がちょっと、なんて思ってしまいました。
ポストカードが二ヶ所に分かれていたのはよかったのですが。
あ~でも気持ちよく散財しましたな。
いい一日でした。































