【まったり駅探訪】大糸線・海ノ口駅に行ってきました。

皆さま、おばんです！

アニメ『おねがい☆ティーチャー』『おねがい☆ツインズ』の舞台になった
大糸線の信濃木崎駅・稲尾駅の駅探訪記事が続きましたが、
今回はラストの、こちらの駅をいかせていただきます。

大糸線・海ノ口（うみのくち）駅です！
お隣にある稲尾駅同様、木崎湖の真ん前にある駅で、
とにかく素晴らしい眺めが楽しめちゃう駅なんですよ。
その景色は後ほどアップすることにしまして…

ステキな木造駅舎が残る海ノ口駅ですが、
さらにその前には、こんな趣のある木造家屋が建ってましたの。

むむむ、におうぞ！

何となくですが、駅に大きな関わりがありそうな建物です。
自分の駅マニアレーダーがビンビンと反応を始めましたよ。
そこで、そっと中を開けてみたのですが…

ありゃま、ただのゴミ置き場だったんですね。
最近歳を取ってきたせい？レーダーの反応が怪しいすぎる…

駅舎の中に入ってみました。

先に書いたように、海ノ口駅はアニメの劇画舞台になりまして、
以来、ここを訪れるファンが後を絶たないそうなのですよ。

駅舎の中にはファンが残して行った数多くのグッズが、
所狭しと並べられておりました。

プリッツの空き箱とか、なんでゴミを置いていくの？
アニメを知らない自分はそんなことを思ったんですけど、
これもファンが残していったモノだったんですね。
詳しくはアニメの本編を眺めてみるべし。

それにしても放送されてから１２年が経過したってのに…
駅ノート記帳の最後の日付はつい１週間前ですよ。
ファンのアニメに対する愛情、ホンモノですね。

そんな海ノ口駅は大糸線の開通と同じ昭和４年に開業しました。

とってもキレイな駅舎ですが、
おそらくは開業当時から使用しているモノかと。
有人駅時代の駅員詰所も残されておりましたよ。

駅の目の前には雄大な木崎湖を眺めることが出来まして、
季節によっては飛来する白鳥の姿も楽しめるそうです。
ちなみに駅名にもなっている「海」とは湖のことだそうで。
この地が農具川と木崎湖が合流する畔にあることから、
この駅名が付けられたんだとか。
かつては白鳥飛来地として名を馳せた海ノ口駅ですが、
今はなんといってもアニメの聖地です。

単式ホーム１本だけの棒線駅構造の海ノ口駅。

駅のこの風景といえば…

緑川小石が登場するこのシーン。

そんな小石ちゃんの像が立っておりました。

こうして海ノ口駅でのんびりと過ごしていたのですが、
またも自分の駅マニアレーダーの反応が始まったんです。
今度の反応はホンモノか？

線路沿いに並ぶ架線柱を見ていたのですが、
棒線駅構造のはずの海ノ口駅なのに、
なぜかしら複線用架線柱が立っていたんですよ。
しかも１組だけ。
ひょっとして海ノ口駅、昔は列車の行き違いができたのでは？

昭和４年に開業した海ノ口駅ですが、
昭和35年まで貨物扱いが行われていたようです。
そこで、昭和23年に撮影された航空写真を見てみたのですが…

下の赤丸印が海ノ口駅の駅舎なのですが、
よーく見ると、行き違いが出来る駅構造になっており、
北側（画像上側）には貨物ホームらしきモノが写っているんです。
駅に停まっているのは単行のガソリンカーかしら？

上の写真の位置の現在の様子がこちらですの。

木崎湖のボート乗り場辺りに貨物ホームがあったようですけど、
川砂利とか、そんなものを運んでいたんでしょうかね？

複線用の架線柱はやはり、
行き違い設備があった当時の海ノ口駅の遺構だったようです。

こうして終えた海ノ口駅探訪でしたが、
アニメのことを知った後だったら、
ここに丸１日くらい居たんでしょうね、きっと。