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May 31, 2005

違法金儲けの誘惑

テーマ:業界オモテウラ
なんかすごいタイトルですけど・・・この職場、違法金儲けの材料がごろごろしております。

それは何かって?

インサイダー取引ですよ。

(私がこの言葉をはじめて聞いたのは確か映画「Wall Street」が公開された時だと記憶しております)

この職場で2ヶ月も3ヶ月も前からずーっと扱っていたクライアントさんの案件がある日突然メディアで発表され、その翌日にはあれよあれよという間にそのクライアントさんの株価ががっぽり上がっているということはよくあることでございます。

うわっ、こんなことなら株買っとけば良かった

なんてどうせ先立つものもないくせに思ってみたりして・・・

いや、例え先立つものがあったとしても買えません。
買っちゃいけないんです!
見つかったら逮捕ですから・・・

弊事務所の規定でも、スタッフが株を買う場合は(例え本人じゃなくて家族名義でも)事務所に事前申告してお伺いをたてなければいけないことになっております。
けっこう厳しいんですよ。
こういう誘惑から身を守るためにも弁護士の給料は高いんでしょうかね?

雑魚社員の場合はですね。
給料低すぎて誘惑強しでございますが、どの株が上がってどの株が下がるかなんて所詮分かりません。

なんといってもバカ扱いされておりますから、極秘案件に例え関わっていても弁護士が"Nature of Matter" (案件の全容)を説明してくれることは極めて少ないのでございますよ。
ですからビジネスのパーツ部分の契約書を一つや二つタイプしてみたところで、「木を見て森を見ず」という状態でございます。

それで、メディアで取り沙汰された記事を読んでみて初めて「な~んだ、これ、今うちでやってる案件じゃないの~、こういう話だったのね~」と気がつくわけでございます。(カナシイ
それで、その日のうちに株価急上昇なんて時にはもっとカナシイです。

灯台もと暗しというか何というか・・・

こんなにも金持ちの近くにいてこんなにも金に縁がないワタクシ、卑屈になりますね~。

 
タイトル: ウォール街<特別編>

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May 30, 2005

大企業病?

テーマ:業界オモテウラ
今の職場に入って驚かされたのが、弁護士秘書達の職務態度です。

彼女達、暇さえあれば私用電話か、
他の秘書達とおしゃべりしてるか
煙草吸いに外に出ているか、
じゃなかったら雑誌読んでるか、
コンピュータゲームやってんですよ。

もちろん、一応、"I have capacity if you need a hand" と他の秘書宛にメール打ってからですけど・・・
私が属する部署は忙しい時には真夜中までの仕事が何日も続くかと思えば、暇な時には皆がそろって暇な時もあるのです。

これって大企業の宿命なんでしょうか?

キャリアを求めて入社した優秀で仕事中毒のエリート社員か
会社のネームバリューと安定を求めて入社したすねかじり社員か

どっちかしかいないような気がいたします。

私は大企業に勤めた経験がなかったので、ふってわいた仕事は何でもこなし会社の立場でものを考えるくせがついていました。
ですから、この事務所の電話の三分の一が私用電話ではないかと思われる現状を見て、心から経営者に同情いたしました。

ここに入社してまず驚いた事はものすごく分業体制が進んでいて弁護士秘書の仕事が軽減されていたことです。

まず驚いたのがサービス・ルームといってコピーや書類綴じの専門係が常駐している部門があることです。
ここには高速コピー機が何台もあって分厚い契約書やファイルのコピーを弁護士秘書のかわりにとってくれるのです。
弁護士秘書はコピー依頼書に必要事項を書き込むだけ。

秘書なのにコピーとらなくてもいいんですか? 
いや~、すごいとこに来ちゃいましたね。

FAXルームというのもあってFAX依頼書に必要事項を書いて持って行くだけ。

もちろん各階にもコピー機やFAXは置いてあって少ない枚数であれば自分たちでやるし、その方が早いのですが、契約書のコピーやFAXは何百枚にもなることがあるので専門係がやってくれればとても助かります。(今ではE-mailのおかげでFAXに頼ることは少なくなりましたが・・・)

他にも郵送物の集配をしてくれるメール・ボーイ やメール・ガール
調べものをしてくれる図書館スタッフ
裁判所におつかいに行ってくれるコート・クラーク
会議室やクライアント・ランチなどの手配をしてくれるレセプション・スタッフ
お茶汲みをしてくれるティー・レディ
終了案件のファイルの保管、回収を行ってくれるディード・スタッフ
仕事が追いつかない時や時間外にタイプ作業をやってくれるワープロ・スタッフ
etc, etc

弁護士秘書の仕事って弁護士からいろいろ頼まれた時に、上記のスタッフ達に仕事を割り振りしてるようなもんです。
入所した当初は記入用紙の種類の多さに圧倒され、ひとつひとつ覚えるのに苦労いたしました。

分業体制もここまで進んでしまうとどうなんでしょうか。
入社以来7年余を経た今では、当初の勤勉さも消え失せてすっかりグウタラ社員になってしまったワタクシでございます。


著者: 江坂 彰
タイトル: 大企業病につけるクスリは

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May 27, 2005

さびしいフライデー

テーマ:海外で働く
今日は月末フライデー・ドリンクの日です。
毎月末の金曜日は会社の眺望の良いセミナールームが開放されて夕方5時半からドリンクタイムがあるのです。

フライデー・ドリンクは時々テーマが決まっていて、例えばフットボールがテーマだとそれぞれがお気に入りのチームのカラーに身を包んで登場し、同じチームのファン同士で盛り上がるのです。

また、弊事務所がスポンサーになっているイベントや慈善団体など外部からゲストスピーカーが招かれる時もあります。
某F1ドライバーが来てくれた時にはものすごい人数が集まりました。

ドリンクタイムは普段なかなか話す機会のない他部門のスタッフと知り合ったり交遊を深める良い機会です。

合併前はフライデー・ドリンクは毎週あったのですよ。
あれだけのアルコール、ソフトドリンク、つまみ類を毎週提供していたのですから事務所も太っ腹でした。

勤め始めたばかりの頃は、私の面倒役のガブリエルがフライデー・ドリンクに連れて行ってくれて、いろいろスタッフを紹介してくれたものです。

すっかりお局化している最近の私はドリンクに参加する機会はほとんどなく付き合いの悪い奴と化しています。

というのも夕方6時には帰りの急行がなくなってしまう電鉄の終点の衛星都市に安い家を買って長距離通勤するようになってしまったからです。
夜8時以降に終点まで女一人で電車に乗るのは日本と違って危険ですし私用でタクシー代を払う余裕もございません。

ちょっとShall We Dance?にでてた通勤疲れの役所広司の気分、Mid Life Crisisの境地でございますよ。

金曜の夜に家に辿り着くと、「は~、今週も無事に終わった~」と肩をなでおろし、週末は家でごろごろと粗大ゴミになるわけでございます。

でも明日はちょっと趣向を変えて早起きして遠出のゴルフです。頑張ってきます。

 
タイトル: Shall We ダンス? (初回限定版)

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May 26, 2005

弁護士の心臓はツライよ

テーマ:弁護士あれこれ
入所して2年目の時だったでしょうか、部署内の若手のパートナー弁護士ピーターが職場でHeart Attack(心臓発作)を起こして病院に担ぎ込まれたことがございます。
長引いた社内会議が終わって、自分の個室に戻る途中に突然「うっ」となり胸を押さえたまま突っ伏してしまったのです。
私はもうその時刻には退社しておりましたが、たまたま残業していた同僚の秘書が近くにいてすぐ救急車を呼んだのでラッキーでした。
彼女が気がついた時にはピーターは口から泡を吹いていたそうです。

時間に追われて朝から晩まで働き詰めでストレスがたまり放題の弁護士は健康管理も大変です。
ピーターは運動はあまりしないし忙しくてランチはよく抜かすし、おまけにへビースモーカーでしたから不規則な生活のツケがまわって来たのも無理はありません。
私は労働時間が長いといわれる日本で朝から晩まで働いていた経験がございましたから、こちらの国に来た時に雑魚社員達の怠けぶりにはほとほと呆れましたけれども、どの国にも仕事中毒者はおりまして、厳しい競争社会を勝ち進むこちらのエグゼクティブの働きぶりは半端じゃありません。

私にとってことのほかショックだったのはピーターが私の夫と同い年だった事です。
まだまだ心臓発作を起こすような年ではないと思っていたのです。

ピーターは当時38才でした。

それなのに大掛かりなバイパス手術を行いかろうじて命が助かったのです。
もし運転中などに発作を起こしていたら自分だけでなく他人まで巻き添えにして死んでいたかもしれないのです。
いくら30代でも油断は出来ないってことですね。

職場に復帰してからのピーターはがらっと変わりました。
もちろん周りの同僚達も仕事をさせすぎないように気をつかっていましたが、たぱこもきっぱりやめ、食餌療法も行いストレスを溜め込みすぎないように気を使っています。
今、部署内のパートナーの中で一番リラックスしていて余裕があるように見えるのがピーターです。

ある意味、心臓発作のおかげで取り戻した人間らしい人生とも言えるのでしょうね。

著者: 安岡 博之
タイトル: 過労死・突然死はこう防ぐ―性格・体調・行動から、あなたの危険度を徹底チェック

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May 25, 2005

デュー・デリジェンスとは?

テーマ:業界オモテウラ

弁護士秘書1年生で、聞いたこともない法律用語を意味のわからないままタイプしていた頃、ちょうど良いタイミングで秘書のための「Legal Terminology(法律用語)」に関する社内セミナーがありましたので早速出席することにいたしました。

講師は弊事務所所属の女性弁護士でアリーmyラブ 5thシーズンに出てたジェニーにちょっと感じが似ていたので仮名ジェニーといたします。
jenny

ファイナンス部門、コーポレート部門、訴訟部門、不動産部門と所属部門が変われば普段目にする法律用語もぜんぜん違います。
上司や同僚とけんかしたりなんかして他部門に異動する秘書(けっこういるんですよ、これが)は次の日から全く新しい用語と格闘するわけですね。

それぞれの部門で遭遇する頻出専門用語や「bona fide」とか「per se」などシニア弁護士が散りばめるラテン語などの意味の説明を受けました。
ちなみにラテン語の使用はユーザー・フレンドリーではないので現在では事務所の方針として奨励していないのですが、小難しい用語を使って小市民を惑わしたいじーさん弁護士達は習性がなかなか抜けずに使いたがるんですね。

このセミナーで「これはどういう意味ですか? あれはどういう意味ですか?」と聞いている現地秘書達をみて、「な~んだ、私だけじゃなくて彼女達も知らないでタイプしてたのね!」と正直ほっといたしました。

そんな質問の一つとして出て来た用語が「デュー・デリジェンス(due diligence)」。
due diligenceはもともとはdue careと同義で「念には念を入れる」みたいな意味がございます。


ここで講師ジェニーがふふふっと含み笑いをしてオバカな秘書達に秘密を打ち明けてやるって感じでこう言いました。


「アナタ達、若手の弁護士達のこんな会話を聞いたことあるでしょう?

『今、何を担当してるの?』『○○のデュー・デリジェンスだよ~』『うわっ、大変ね、頑張ってね』

デュー・デリジェンスってなんか取っつきにくい難しいものだと思ってるでしょう? ふふふ?」


いや、だから、そのもったいぶった自虐的な笑いは何なんですか?


「デュー・デリジェンスってのはね、会社を買収したり、不動産を購入したりする前にその資産価値をしっかり調査するものなの。で、実際に何やるかっていうとね、



ショッピングセンターの駐車場に行って車の数を一台一台数えたりするわけ


若造が押し付けられる情けない仕事なのよ~。」


お~、そうだったのですか。オバカな弁護士秘書でもよく理解出来ました。
秘密を教えてくれてありがとう、ジェニーさん


そう言えば、アリーもやってませんでした?
ファイルの山に埋まったデータルームにこもって朝から晩まで、お友達が楽しく遊んでいる週末もジーンズ姿でデータルームに通って一生懸命昔の書類チェックしてましたね?


今では「デュー・デリジェンス=若造の仕事」という方程式が脳に刻まれてしまったワタクシでございます。


しかしこういう小難しい用語ばかり使って一般市民との差別化をはかるスペシャリストってやたらエラソーに聞こえて得ですよね。

著者: 菊地 義明
タイトル: 英和契約・法律基本用語辞典


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May 24, 2005

社内セミナー

テーマ:業界オモテウラ
大手法律事務所の良いところと言えば、社内教育制度が充実している事でしょうか。
弁護士さん向けの教育は、各部署の朝食勉強会だとか、ランチセミナーやワークショップ等ずいぶんとたくさんございます。
毎週行われている朝食勉強会の後には余ったマフィン、クロワッサン、ペーストリー、カットフルーツのおこぼれが秘書達にまわって来るのですよ♪

秘書達向けのセミナーやワークショップも弁護士向けほど多くはありませんが時々ございます。
新しいシステム導入の際の参加必須の研修もあれば参加自由のタイム・マネージメントとかコミュニケーションについてのワークショップなどもあります。
ノンリーガル社員向けのセミナーは朝に行われることはなく、たいていサンドイッチが出るランチ・セミナーのことが多いです。
明日はそんなセミナーの一つをご紹介いたしますね。

このランチ・セミナー、タダメシ目当てに出る人もけっこう多いんですよ。
という私もどちらかというとその一人。
あんまり人気のなさそうなセミナーでも必ず見かける面々がいてそういう人はもう顔なじみです。
(ちなみに秘書だけでも120人くらいおりますので全員の顔を覚える事はとても出来ません。)

タダメシ目当ての人はセミナーに来る時間が早いです。
セミナーの5分前についてちゃんと自分の好きなサンドイッチを確保しています。
弊事務所で一番人気のサンドイッチはちなみにチキン・シュニッツェルです。
これだけは本当にあっという間になくなっちゃうんですよ。
特に弁護士も含めた全スタッフ対象のセミナーの時には絶対5分前に着かないと確保出来ない具でございます。

まあ、ワタクシはスモークサーモン&クリームチーズか、地中海ローストベジタブルか、チキン&アドカドか、ツナのどれかが当たれば文句ないのでシュニッツェル争奪戦には参加いたしませんが・・・

ちなみにですね、スモークサーモン&クリームチーズの具があるのは弁護士も含めた全スタッフ対象のセミナーの時だけで、秘書だけのセミナーの時には見かけません・・・
やはりリーガル社員と雑魚社員ではいろいろなところで待遇が違うのですね。

ところでですね。

ワタクシ、来月とうとう弁護士相手にセミナーを行うことになってしまいました!

お題は「日系クライアントとうまくつきあう方法」

今まで日本でだってプレゼンなんてやったことない人間なんですが・・・・いったい大丈夫でしょうか?

いや、クビつなぎ作戦の一環といたしまして自分で希望を出したのですけれども正直言ってまったく自信がございません。
どうせ大勢は参加しないだろうという希望的観測を持っているのですが・・・
顔なじみの若い弁護士10人くらいだったらちょうどいいなと思っているのですが、果たしてどうなることやら。

あ、それで皆さんにお願いでございますが、欧米弁護士を使ってみて苦労したり日本との違いに戸惑ったりした経験などお持ちの方どこかにいらっしゃいませんかね?
「ざけんなよっ」っていう恨みつらみでも逆に感心したってことでも構いませんので体験をお寄せいただけると大変ありがたいのでございますが・・・

ワタクシが日本人の気持ちを代弁させていただきますので・・・

セミナーのことを考えてはびびりまくっている今日この頃でございます。

著者: 飯泉 恵美子, T.J. Oba
タイトル: はじめての英語プレゼンテーション

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May 23, 2005

森さん、ごめんなさい

テーマ:業界オモテウラ
この職場にいて罪の意識を感じること。
それはとんでもなく大量の紙を使うことです。

英語圏の契約書ってどうしてこんなにも分厚いのでしょうか?
1部が100ページ以上になることもよくございます。

契約当事者と双方の弁護士があーでもないこーでもないと文面をいじくり回して最終版にこぎつくまでには文書のバージョンが10以上になっていることもよくございます。

そうやってできた契約の調印日(settlement)の直前はとても慌ただしく事務所内も殺気立ちます。
契約書は調印する当事者全ての部数をプリントして綴じるのですが、全てが整って予定通りに調印・・・

ということはまずございません

調印日の当日に緊急修正箇所が出て来て、調印が午前から午後へ、午後から翌朝へ延期となることはよくあることでございます。

私が属する部署はファイナンス部門で、ローン契約書などを取り扱う事が多いんですよ。
例えばこちらでよく使われる "Syndicated Loan Agreement" ですが、契約当事者が15者くらいになることもあります。
日本でも最近は目にするようになって来たそうですが、大型案件に多額の資金を融資する銀行がリスクを分散するために、「他にも融資したい銀行この指とーまれ」と仲間を集めて協調融資するローン契約です。

こうやって契約当事者の数が15者まで膨れ上がったとして、150頁の契約書を弊事務所の控え分も含めてプリントするとしますとね

150頁x16部=2400枚

の紙が一瞬に消えるわけでございます。

緊急修正箇所のページだけ差し替える事ができる場合はとてもラッキーなのですが、そのようなことはなかなかありません。

35ページ目と48ページ目と75~81ページ目と最後の調印部分を修正するとしますよね。
単語の最後の部分が次のページにずれ込んでしまったり、ページ数がどんどんずれていったりしますので目次も変わりますし結局全部プリントせざるを得なかったりします。

もったいない精神の持ち主であるワタクシとしましては、なんとか全部差し替えなくても使えるページがないかと探したりして往生際が悪いのですが、時間に追われている時にそのようなことをいたしますと要らぬミスを誘発してしまうことにもなってしまいます。しょうがなく一括プリントボタンを押してしまった後に襲われる虚脱感といったら・・・。

森さん、ごめんなさい

しかし、いつまでも罪悪感にひたっている暇はございません。
横で弁護士が「頼む、これ2時間で修正、プリントして綴じてくれ」と急かしている時などは職場は修羅場と化しています。
そもそも普通にやってれば2400枚をプリントするだけで3時間以上かかっちゃうんですから。

私は、フロアーの反対側の別の部署の秘書達にも頼んでプリンターを使わせてもらい、4台を同時稼働させてなんとかギリギリ間に合わせた事がございます。

こんな大型案件が何百件も同時進行している弊事務所、一般的なオフィスで3ヶ月はもつといわれているレーザープリンターの20万円の大型カートリッジが1~2週間でなくなる職場でございます。

一つの契約が調印にこぎつくまでいったい何本の木が犠牲になっているのでしょうか。
森のお化けに祟られそうです。

著者: 荒井 公毅, 板倉 聖宣, 吉村 七郎
タイトル: 資源・環境・リサイクル〈6〉紙と森林

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May 20, 2005

頼むから字をきれいに書いてほしい人たち

テーマ:弁護士あれこれ

ワタクシ、書道教室に通っていたせいか小学校ではよく「クラスで字がうまい人 No.1」に選ばれておりました。
こちらの国でもバースディカード等にちょっと丁寧に書いただけで「きれいな字ね~」と感動されることもございます。別に英文カリグラフィーを習ったわけでもなく、中学校で英語を習い始めた時に練習させられた筆記体をそのまま書いてるだけなんですけど・・・

というかですね、こちらの国の人、汚いというか判読不能な字を書く人が多すぎるんですよ。

もう、とにかく勘弁して~と思うのが医者と弁護士の字でございます。
医者と弁護士の字が汚いというのは万国共通でしょうか?

私、こちらで血液検査に行った事がございますが、そこの採血係、何の目的の血液検査か医者の字が判読出来ずに間違った検査をしてしまいました。
結局、再検査のためにまた会社を遅刻し、血を二回も抜かれた私、医者の汚い字を恨んでおります。

弁護士先生のほうもですね、すごいです。
皆さん書きなぐりますから・・・

例えばですね。
Financ~と書き流しているものはFinanced かも知れませんし、Financial かも知れませんし、Financier かも知れませんが、その手書き文字を穴があくまで見つめても正解はわかりません。
正解を知るにはその前後の文章を読まなければならないのでございます。やたらと時間かかるったらないんですよ。

ディクタフォン で見事につまずいてしまったワタクシ

聴いてダメなら読んでみな
というポジティブ・シンキングも虚しく・・・

役立たず人生を歩むこと必至となりました。哀しすぎます・・・

私の所属する部署の中で字がとんでもなく読みにくいことで有名だった弁護士がトム。
私、ガブリエルからトムの筆記体を見せてもらってびっくり仰天いたしました。
一瞬、タイ語の筆記体じゃないかと疑ってしまいましたよ。

(あなた様のフルネームはもしやトム・ヤンクンではございませんか? いや、ホントにあるんですよ、ヤンクンっていう苗字。)
どう逆立ちしても英語には見えない、全てがの字に見えてしまう恐るべき筆記体!

皆さんにぜひお見せしたかったのですが、トムは既に定年退職してしまったので残念です。


でも私ってサービス精神旺盛ですから・・・


皆さんには平均的な見本をお見せいたしましょう。
弁護士秘書は普段このような文書の打ち直しをしているのでございますよ。

書類




一部拡大いたしますとこんな感じでございます。

手書き



全部判読出来たあなた。
明日から弁護士秘書になれるかも!
(ちなみに私は単語は全部読めますが語順はちょっと・・・)


それにしてもこの2日間、スキャンしてアップ出来そうな当たり障りのない見本を探して人のいない時間に社内のリサイクルビンを漁っていた私っていったいナニモノ?



それでは皆さん、良い週末を!

著者: 山下 静雨
タイトル: もっと「きれいな字!」が書ける本
著者: 鈴木 泰子
タイトル: カラー筆ペンで書くたのしいカリグラフィー―手作りカードで伝わるメッセージ



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May 19, 2005

転職のたびに・・・

テーマ:海外で働く

キャリアダウン・・・というかサラリーダウンしております、ワタクシ。

現職が3番目の正社員職でございますが、決してジョブ・ホッパーじゃないんですよ。
石の上にも3年。どの職場でも3年間は学ぶ事があるという心構えで勤めてきましたから決して先行きを見定めないまま安易に会社を辞めたりしてるわけではございません。

それなのに転職する度にお給料が下がるという現実・・・ツライです。
都落ちですから・・・。

90年代半ばの最初の転職は東京から地方へのUターンでございました。
会社の経営が傾きかけていましたので泥舟が沈む前の決断でございました。
泥舟・・・・ほどなく沈みました・・・

Uターン転職により給料は二割程度下がりました。
その分、生活コストも下がったし毎日の残業から解放されて時間的、精神的余裕も出来ました。
でも被扶養者ができたので貧乏感はアップ

90年代後半の二度目の転職は海外移住によるもの。

当時はアーティストの夫の作品も日本でまだぼちぼち売れておりましたから、収入を下げずに生活コストを安くおさえるべく夫の国に住むという決断でございました。

でもこっちに来てみたら・・・
生活コストのレベルよりお給料のレベルが激しく低いじゃないですか・・・・

私、給料二割くらい低くなることを見越して現地の日系人材派遣会社に登録した時に希望給料を前給料から二割引いた控えめな額で提示いたしました。

大卒、語学を活かした実務経験8年で年収300万円くらいですよ。可愛いもんでしょう?
ところがどっこい人材派遣会社からはまるで相場をわかっていない高望みの女扱いされてしまいました。(泣)

「日系企業の現地採用事務職の相場は年収260万円もあればいいほうなんですよ!」
と言い放たれました。

言っときますけど手取りじゃなくて税金、年金込みの給料(当時の為替レートで)です。
発展途上国じゃなくて先進国の英語圏の話です。
買い手市場なんです。
海外で働きたい日本人が列をなして限られたパイを狙っているのでございます。
完璧に人の足元見ています。

ほら、よく海外就職特集の雑誌とかで現地で語学を活かして活躍しているバイリンガルの日本人の紹介記事とか出ているでしょう?
でもお給料、秘密になってる人、多いでしょう?


恥ずかしくって出せないんですよ!

って私は勝手に解釈いたしております。読者の夢ブチ壊しですし・・・)


私は半年も職が見つかりませんでしたが、それでもまだ見込みのある部類でした。
・即戦力として使える日本での実務経験

・会社にスポンサーになってもらわなくても労働可能なビザ

・日常会話に支障ない程度の語学力

という必須アイテム(名づけて海外就職のための三種の神器)をもっておりましたから。


この条件をもっていない人々は何年も何年も現地で条件の悪いレストランだとか免税店だとかツーリスト産業に身をおきながら、いつか憧れのオフィス勤務が出来る日を夢見ていらっしゃるのです。なかにはタダ働きのインターンシップにわざわざエージェントにお金払ってまで参加する人までいらっしゃいますし・・・(こんなことするのは日本人だけでは? 現地の人もびっくり仰天です。)
こんなんだから現地採用の日本人の労働条件はいつまで経っても良くならないのでございますよ。

結局私はかなりの妥協をした結果、今の法律事務所に入所いたしました。
ここだけの話、匿名だからばらしちゃいますけど・・・
初年度の年収は頑張って交渉した結果、たしか税込みで270万円くらいでした。
気分もお給料も新卒気分! るんるん! (なわけねーだろ)
そんでもって扶養家族1人と1匹と1羽と・・・

貧乏感ますますア~ップ!


それでも免税店で働く大卒の人から見れば、私は憧れのオフィス勤務のウラヤマシイ人(たぶん)

ワタクシのもとには、昨日書いた「すがる電話 」のみならず職を求める日本人からの「すがる履歴書」も送られて参ります。


「すみません、リストラの魔の手が忍び寄ってまして私のクビさえいつまで持つかわからないんですよ・・・」

なんて口が裂けても言えませんしね~。


他に転職出来そうなアテもなく、気がつけばこの職場での勤務年数が、日本での勤務年数とそろそろ同じになろうとしております。新しい職場を求めて就職活動をするにも年齢条件がなにかとネックになる熟年になってしまい、おまけに長年バカ扱いされてきたために脳みそもジュクジュクになってしまいました。


次に転職した時のお給料は・・・・こわくて考えたくありません。



著者: 有元 美津世
タイトル: ザ・海外就職―夢と現実

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May 18, 2005

助けられない人たち

テーマ:業界オモテウラ
たまにですが、こちらに在住している日本人の個人の方から問い合わせの電話を受ける事がございます。

この手の電話は声を聞いただけですぐにピンと来ます。
ものすご~く切羽詰まったような不幸エネルギーが受話器を通してひしひしと伝わってくるのでございます。
はじめっからもう心細くて泣きそうな声だったりして・・・
後ろでぎゃーぎゃー子供がわめいていたりして・・・

こういう場合は何も聞かなくてもだいたい事情は察せます。
きっと安易な国際結婚のなれの果て、飲んだくれか仕事しないかその両方かの外人夫に暴力をふるわれ、子供までいるのに夫婦間の意思疎通ができず、離婚手続きするにも家庭内暴力の差し止め命令を求めるにも英語が出来なくて闇の中、日本語でとにかく相談出来る人が欲しい・・・・
といったところでしょうか。

その他にも交通事故に会ったとか、交通違反で捕まったとか、遺産相続でもめたとか、とにかくワラにもすがりたい気持ちの人がこの法律事務所には日本人スタッフがいるらしいという情報を元に電話をかけてきます。

弊事務所は企業法務専門の渉外法律事務所でございまして、個人の方はもちろんのこと、信用調査次第では中小企業の依頼でさえ受けつけません。
家族法や移民法は対象外、法律は法律でもまったく畑違いなのでございます。

医療の世界でいえば、専門医ばかり揃った総合病院みたいなもんで、ここは最新設備を備えた難易度の高い移植手術専門なので子供の熱や花粉症の方のお世話は出来ません、近くの診療所に行って下さいというようなものでしょうか。

困った事には診療所に該当するようなもっと安い(けど所詮一般人には高い)小規模弁護士事務所をご紹介出来るツテがないことです。
ただでさえお金のないことが見え見えの個人相手に手間と時間ばかりくわれてしまう(相対的に)儲からない商売です。
海外でそんなところに働いている奇特な日本人弁護士がいるわけもなく、日本語サービスを提供しているところだってそうそうありません。
こちらのロー・スクールを出て現地の法律事務所で研鑽を積まれている日本人弁護士の方もいらっしゃいますが、そんな方々はバリバリのエリート志向ですから100%企業法務畑です。

お金のあるところに弁護士も集まり、本当に困っている人たち、必要とされるところには何もない・・・
不公平ですがこれが受け入れなければならない現実でございます。

仕様がないのでこちらの無料法律相談の電話番号を教えてお茶を濁すしか手の施しようがないのですが、英語が出来ないからわざわざ日本人のいる法律事務所を探し出してすがるような方々にとっては意味がないのは目に見えています。

あとは
「領事館さんでどちらか知ってらっしゃるかも・・・」
と振ってみたり・・・

そうすると
「領事館さんからこちらでどこか知ってらっしゃるかもって言われたんです」
という答えが返って来たり・・・(先に振られてしまった・・・)

領事館さんだってここが企業法務専門だって知ってるはずなんですけどね・・・。
むげにすることもできず、こっちに振るんでしょうね。

まあ、私は寸暇を惜しむ弁護士の身分ではございませんので、親身になって聞く振りだけはできるんですが・・・。

「ごめんなさいね。何のお役にも立てなくて・・・」

「いえ、久しぶりに日本語で話ができて少し落ち着きました。ありがとうございました。」

と言って電話を切ってくれた時は少しだけ救われた気分になりますが・・・。

どうなんでしょうね、これ。
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