ファン・ホーホストラーテン《部屋履き》 問い直された観る人の立場
テーマ:観シュランガイド 2009先日は、DNP五反田ビルの1階にあるルーヴル - DNP ミュージアムラボ へ。
これは、ルーヴル美術館とDNP大日本印刷による美術作品の新しい鑑賞方法を提案する共同プロジェクトの名称。
ルーヴル美術館の所蔵作品から選りすぐった作品を1点だけ展示し、
その作品に関する解説を最新マルチメディアを用いてじっくりと行うという、全く新しい鑑賞スタイルの場です。
なので、正確に言うと、美術展ではないのですが…
まぁ、いいですよね(笑) 。
ちなみに、ここは、完全予約制。
なので、多少面倒がかかります。
でも、ルーブル美術館の名品が、無料で拝めるのですからね。
文句など言えようがありません。
さて、ここで、5月16日まで展示されているのは、
ファン・ホーホストラーテン作の 《部屋履き》
もちろん、この絵の本物が飾られています。
ところで。
“…ファン・ホーホストラーテンって誰??”
という方が、大半ではないでしょうか。
いや、かくいう僕自身もf^^;
ファン・ホーホストラーテンと聞いても、
“えっ?ヤッホー ホートランランラン??”
…という感じでした (笑)
しかし、ファン・ホーホストラーテンを知らないという方でもご心配なく。
http://www.museumlab.jp/exhibition/contents.html
↑ルーヴル-DNP ミュージアムラボでは、このような様々なコンテンツを駆使し、
《部屋履き》 の魅力はもちろん、その作者のファン・ホーホストラーテンについても、
丁寧で、かつ驚きに満ちた楽しい解説をしてくれます。
なので、今回は僕の解説は割愛。
解説を楽しむのはメインの美術展ですからね。
そのお株を奪うという野暮なことは、いたしません。
ちなみに、僕はこの解説のおかげで、
ファン・ホーホストラーテンが、トロンプ=ルイユ(騙し絵)の名手だということを思い出しました。
そう、実は昔、
彼の作品を観て感動したことがあったのです。
作者の名前までは覚えていませんでしたが。。。
ちなみに、その時の絵がこちら↓
《トロンプ・ルイユの静物》 という一枚です。
比べてみれば、 《部屋履き》 もこの絵と同じくらいに、
ハッとするほど質感が上手く再現されています。
&どちらにも、同じような布が (笑) 。
うん。これは、同じ作者ですね。
さてさて、まとめ。
ルーヴル-DNP ミュージアムラボの鑑賞スタイルは、
本当に画期的で楽しいものでした。
展示されているのは、たった一枚の絵ながらも、
解説を全て真面目に聞くと (こなすと?) 、約1時間ほども絵の世界に浸ることに。
1枚の絵で30分番組にしてしまう 『美の巨人たち』 も、凄いとは思っていましたが、
ルーヴル-DNP ミュージアムラボは、その倍です。
これは凄い!!
しかも、その1時間の間、
退屈さをほとんど感じさせないのだから、なおさら凄い!!
いや、解説の内容だけでは、
他の美術展での従来の音声ガイドとそんなに大差はないのでしょうが。
タッチパネルや骨伝導スピーカーなどの最新技術が使われていること。
耳からの情報だけでなく、目で見たり、
あるいは、実際に絵の世界を体感したりと、様々な方法で解説を得られたこと。
これらが、退屈さを感じさせなかったのでしょう。
2つ星。

ただ惜しむらくは、一人で行ったことです。
数人で行って、コミュニケーションを取りながら体験した方が、
もっともっと楽しめる展示方法だったと思います。


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