第百二十五話 国宝ハンター、着こなす! | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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前回までのあらすじ~




 「ぼ、ぼくは、こ、こ、国宝が好きなんだな。」
 1101件 (2016年7月現在) の国宝をすべて目にするために、日本全国を歩き回っている国宝ハンター。
 これまでに目にした国宝の数は、837件。
 ゴールを目指し、今日も放浪の旅を続ける!



7月某日。

日光


日光へと、やってきました。
天気は、あいにくの雨。
ノー日光。ノーサンシャイン。

雨


半袖ハーフパンツスタイルでは、少し肌寒いくらいでした。

半袖


日光には、4年前 (第三十八話) に訪れているのですが。
その時に唯一ハンティングできなかった輪王寺の 《大般涅槃経集解》 (ジャンル:書跡・典籍) が、
日光開山1250年&開山勝道上人1200回御遠忌を記念して、久しぶりに公開されているとのこと。

宝物殿  書籍


この1件の国宝を観るためだけに、2時間半かけて日光へとやってきたのです。

・・・・・・・で。

国宝を見て、トータル10分程度滞在して、この日の国宝の旅は終了。
2時間半かけて、東京へと戻りました。
特に観光はしない。
それが、国宝ハンターです。


そして、その翌週。

諏訪湖


今度は、4時間ほどかけて諏訪湖へとやってきました。
日光の日とは打って変わって、焼けるような暑さです。

焼ける


目指すは、サンリツ服部美術館。

サンリツ


こちらには、《楽焼白片身変茶碗〈銘不二山/光悦作〉》 を観るために、
2013年のラストツアー (第七十三話) で、一度訪れたことがあるのですが。

なんと、現在開催中の展覧会に、《紙本墨画寒山図〈可翁筆/〉》 (ジャンル:絵画) が出展中とのこと。

出展


世界でも約10点しか作品が確認されていないという幻の画家・可翁。
その中でも最高傑作と評されるのが、《紙本墨画寒山図〈可翁筆/〉》 なのです。
個人蔵の作品のため、これまで公開されたことはなく。
今回が初公開。

これは、何が何でも行くしかありません!

・・・・・・・で。

国宝を見て、トータル15分ほど美術館に滞在して、この日の国宝の旅は終了。
4時間かけて、東京へと戻りました。
今回も特に観光はしない。
それが、国宝ハンターです。



さて、もしかしたら、気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが。
日光と諏訪を訪れた両日とも同じTシャツを着ていました。

実は、こちらのTシャツ。
トーハクのミュージアムショップで販売されていた・・・

国宝  国宝


その名もずばり、国宝Tシャツです。
国宝ハンターである僕が買わねば、誰が買うというのでしょうか。

どちらにするか熟考した末、
法隆寺宝物館にある 《金銀鍍龍首水瓶〈/(法隆寺献納)〉》 をモチーフにしたものをセレクト。
法隆寺


しばらくは、このTシャツを国宝ハンターのコスチュームにしようと思います。


今現在の国宝ハンティング数 839/1101




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