アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

美術を、もっともっと身近なものに。もっともっと楽しいものに。もっともっと笑えるものに。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-タイトル  明日行きたくなる美術展情報をあなたに

星星星(3ツ星)
  ・若冲と蕪村 江戸時代の画家たち   岡田美術館(~12/18)
  ・ゴッホとゴーギャン展   東京都美術館(~12/18)
もうすぐ…ダリ展   国立新美術館(~12/12)

星星(2ツ星)
NEWIt's a Sony展   ソニービル(~2017/2/12)
NEW江戸の遊び絵づくし-おもしろ浮世絵版画   うらわ美術館(~2017/1/15)
  ・新宮 晋の宇宙船  横須賀美術館(~12/25)
  ・メナード美術館コレクション名作展   メナード美術館(~2017/1/29)
  ・北斎の帰還-幻の絵巻と名品コレクション-  すみだ北斎美術館(~2017/1/15)
  ・文人として生きる―浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術   千葉市美術館(~12/18)
  ・第2回ホキ美術館大賞展  ホキ美術館(~2017/5/15)
  ・世界に挑んだ7年 小田野直武と秋田蘭画   サントリー美術館(~2017/1/9)
もうすぐ…漆芸名品展 ―うるしで伝える美の世界―  静嘉堂文庫美術館(~12/11)
  ・色の博物誌 -江戸の色材を視る・読む   目黒区美術館(~12/18)
  ・Les Parfums Japonais ―香りの意匠、100年の歩み―  資生堂ギャラリー(~12/25)
  ・円山応挙 「写生」を超えて  根津美術館(~12/18)
  ・特別展「世界遺産 ラスコー展」   国立科学博物館(~2017/2/19)
  ・ヴェルサイユ宮殿《監修》 マリー・アントワネット展   森アーツセンターギャラリー(~207/2/26)
  ・あそぶ!ゲーム展 ステージ2:ゲームセンターVSファミコン   映像ミュージアム(~2017/3/12)
  ・拝啓 ルノワール先生 ― 梅原龍三郎に息づく師の教え   三菱一号館美術館(~2017/1/9)
  ・クラーナハ展―500年後の誘惑  国立西洋美術館(~2017/1/15)
  ・蜘蛛の糸   豊田市美術館(~12/25)
  ・レオナール・フジタとモデルたち  DIC川村記念美術館(~2017/1/15)
  ・デザインの解剖展:身近なものから世界を見る方法   21_21 DESIGN SIGHT(~2017/1/22)
  ・デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~   上野の森美術館(~2017/1/21)
もうすぐ…さいたまトリエンナーレ2016   さいたま市各所(~12/11)
  ・ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ―境界線への視線   ポーラ美術館(~2017/3/3)
  ・特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」   東京国立博物館(~12/11)
  ・篠山紀信展 「快楽の館」   原美術館(~2017/1/9)
  ・宇宙と芸術展   森美術館(~2017/1/9)
  ・オープン・スペース2016 メディア・コンシャス   ICC(~2017/3/12)

星(1ツ星)
NEW仙厓ワールド   永青文庫(~2017/1/29)
NEW日本におけるキュビスム-ピカソ・インパクト   埼玉県立近代美術館(~2017/1/29)
  ・戦国時代展 -A Century of Dreams-  江戸東京博物館(~2017/1/29)
  ・柳幸典 ワンダリング・ポジション   BankArt Studio NYK(~12/25)
  ・粟津則雄コレクション展  〝思考する眼″の向こうに  練馬区立美術館(~2017/2/12)
  ・追悼特別展 高倉健  東京ステーションギャラリー(~2017/1/15)
  ・「つくることは生きること 震災 《明日の神話》」展   川崎市岡本太郎美術館(~2017/1/9)
もうすぐ…日本近代洋画への道 山岡コレクションを中心に   中村屋サロン美術館(~12/11)
もうすぐ…ピエール・アレシンスキー展  Bunkamuraザ・ミュージアム(~12/8)
  ・BODY/PLAY/POLITICS   横浜美術館(~12/14)
  ・クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス―さざめく亡霊たち   東京都庭園美術館(~12/25)
  ・本の中の江戸美術展  東洋文庫ミュージアム(~12/25)

  
  
NEW !
テーマ:
今年没後6年を迎える画家・山田正亮 (1929~2010) 。
その初の本格的回顧展、“endless 山田正亮の絵画” が、東京国立近代美術館で開催されています。

チラシ


「画家」 と書いて 「かいぶつ」 。。。

美術館に、まさかの怪物呼ばわり (?) されてしまった画家・山田正亮は、

山田 山田正亮ポートレート 1956年


実は、今、海外からの注目が高まっている日本人作家の一人です。
美術界から距離を置き、孤独の中で生涯にわたって絵を描き続けました。
その50年に及ぶ画業の中で制作した作品の数は、なんと約5000点
確かに、モンスター級です!!
今回の展覧会では、その膨大な作品群の中から選りすぐられた約230点が紹介されています。

さて、どのような作品を描いていたのか。
早速紹介してまいりましょう。
まず初期に制作していたのは、《Still Life》 と題された、いわゆる静物画のシリーズ。

Still Life
Still Life
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)


落ち着きのある鈍い色彩で描かれている、
という以外は、特にコレと言って特徴のない静物画です (笑)

が、しかし!

《Still Life》 シリーズを描き続けること7年。
彼の描く静物画は、こんな状態へと変貌を遂げるのです。

静物画


「!!!」


静物画というよりは、抽象画に近い気がします。
静物画の発酵が進んでいったら (?)、こんな状態になってしまった。
そんな印象を受けました。

そして、ここからひたすら抽象画の道を突き進む山田正亮。
さきほどの作品から、こうなって、

こうなって


そこから、こうなって、

そうなって


さらに、こうなって、

ああなって


そして、ストライプ作品を制作する時代へ突入します。

ストライプ


山田正亮といえば、ストライプ。
ストライプといえば、山田正亮。
『ストライプモンスター』 と命名したいくらいに、
山田正亮は、その生涯でストイックにストライプの作品を量産し続けました。
そんな彼の作品が大集結した展覧会会場は、当然のように、ストライプで溢れんばかり。

ストライプ
今
縞


これだけ多くのストライプを描いていたら、似たり寄ったりになりそうなものですが。
山田正亮は、まるで研究者のように、
律儀に制作ノートをつけ、新たなストライプ作品を制作し続けました。
それゆえ、皆、似て非なるもの。
これだけの数のストライプ作品を観ても、飽きることはありませんでした。
それは、ここにあるストライプが、世界に一つだけの縞だから、
小さい縞や大きい縞 一つとして同じものはないから、故なのでしょう。

ちなみに、今回の展覧会では、そんな彼の制作ノートが初公開されていました。

制作ノート


その数、なんと50冊以上!
メモ魔を通り越して、メモンスター (←?) です。


ストライプ作品を一通り制作した (?) 後、山田正亮作品は以下のような変遷を辿ります。

升
マス
f


さて、ここまでの長~い道のりが、《Work》 シリーズ。
タイトルには、1950年代の作にはB、1960年代の作にはC・・・が付き、
そのあとに、制作の順に対応するとされる数字がナンバリングされています。
(例えば、《Work D.259》 は1970年代に描かれた259番目の作品ということ)

work  《Work D.259》 1977年 油彩・キャンバス 130×90㎝


さらに、山田正亮は、《Work》 シリーズ終了後、《Color》 シリーズに着手します。
こちらは、画面のほぼ全体を、単一な色彩で塗りこめたシリーズです。
今回の展覧会は、ほぼ時系列に沿って山田正亮の作品が紹介されているのですが。
実は、《Color》 シリーズは、展覧会の冒頭に展示されていました。

縞


最初にあえてエピローグを見せておいて、そこから、山田正亮の長い画家人生を紹介する。
なんとオシャレな構成なのでしょう!
今まで見た抽象画の展覧会の中で一番、ドラマチックな展覧会でした。
星星


 ┃会期:2016年12月6日(火)~2017年2月12日(日)
 ┃会場:東京国立近代美術館
 ┃
http://www.momat.go.jp/am/exhibition/yamadamasaaki/

~読者の皆様へのプレゼント~
こちらの “山田正亮展” のペアチケットを、5組10名様にプレゼントいたします。
住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。

https://ws.formzu.net/fgen/S98375463/
(〆切は、12月15日。当選は発送をもって代えさせていただきます)





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