OutPutの場があるからこそ、リアルに学びを受ける事が出来る。



今日はキャリアサポートセンター本部へ言ってmeetingをしました。

社会の中で経験を積むことが大切だとよく聞きます。

俺も実際に体感して思いました。確かにそうです。


知っている事とやれる事は違う


これは、東京に市場を持っていて、現在中国展開までしている

農業経営者の方から学んだ言葉です。

いくら知識理論があっても実際に指が、手が、体が動かなければ意味はない。

そして、理論を学び続けている人ほど、実践ができなかったりすると。

東京大学卒で農業研究やってた人が、その人の所に働きにきたらしいのですが、

「全く現場では使えんやつだった」…と言ってました。(笑)

テニスフォームのポイントをいくら本で読んでも、

すぐ上手くなるなんて無いよね…。

なんだかんだ言って、頭で考えた事よりも、

体で経験して覚えた事の方が実践で使えるんだよなぁ。





だから、OutPutの場が大切なんだという話だった。

レイアウトはこうして、色はこれで、サイズは…って学んだ事も、そのInPutだけで

終わってしまったら、学んだ意味が無いですよね。

何のために学んでるかって、使うために学んでるんだから。

でも、その使う場面が学校の作品じゃダメだとセンターの人が言っていました。

作品を作る事が目的で、評価のためとか、作るために作るんじゃ、

それは技術を学んでいるだけだと。=それもInPutであると。


OutPutの場は、本当の実践、社会の中での仕事として作る時の事。

知識や技術をInPutしたら、それを使う(OutPutする)場所は社会であり、

そこで初めてInPutした事を外に出せるというのです。

そして、その時、社会では何も出来ない自分に気づくそうです。

学校でいくら作品を作っていても、社会に出て、仕事として作るもの

はそんなに甘くない。知っている事とやれる事は違う…。

デザインの技術と知識と理論をどれだけ持っていようと、それを本当に

実践の場で使えるのかは別問題である。


そのために現場の経験が必要で、学んだ事を外で発揮する事が大事。

そのOutPutがあるからこそ、大学での講義を真剣に聴けるし、

実体験があるから、リアルに学びを自分のものに出来る。





でも、実際学生には実践のチャンスが少なくて、講義をサボるヤツも

寝てるヤツも多くいる。実戦経験が無いからInPut(講義)の大切さも

解らないんだと、キャリアサポートセンター課長は頭を抱えていました。

そして逆に、現場を知っている人は大学の講義のレベルの低さを知って、

余計に出てこなくなる場合もある。

「こんなの現場では通用しないんだから、やらない」って。

これも事実で大学で学んだ理論は現場では使い物にならない事も多々ある。


しかし、両方大切であるのは確かで、

どちらも全力でやるべきなんだと今日教えられた。




プレゼンの講義なんてのは、直にビジネスにリンクする内容だった。

だから、真剣に聴いたし、それを即実践に活かす事も出来た。

現在の日本のシステムでは「InPutが完全に終了してから、OutPutする」

という感じだ。大学・専門学校で完璧に学んでから、就職してやっと実践できる。


しかし、InPutとOutPutは同時進行していくのが理想だと思う。

それを実現できるのがインターンシップで、

キャリアサポートセンター本部でも去年の10月からインターンシップ活動に

力を入れ始めたらしい。

InPutとOutPutはお互いの足りない部分を補い合いながら、

更にお互いのいい所を伸ばしていく事ができると思う。






経済産業省が3年計画でスタートしたチャレンジコミュニティ創成プロジェクトも

今年度で終わる。しかし、インターンシップの必要性はなくならないと

思う。俺もまだまだ可能性にチャレンジし続けたいと思うし。




InPutとOutPutの同時進行を現実のものに出来るインターンシップが

もっと日本で当たり前になればイイのにと思う今日この頃でした。