今月は、先月のテーマ影 を発展させ、透明シートの上に曼荼羅を描いてみようと思います。
幾何学模様みたいにセロファン紙を切り貼りして、そこで反復の心地良さ、息苦しさ、変化の不安感、楽しさ、対比の嫌悪感、適合感など、表現したり、作る過程でそれを味わえないだろうか、とかんじています。
マンダラを作るのは、 リズムや音程を円の中に表すようなプロセスのようにも感じます。
古くは、古代ギリシアから仏教美術の世界まで、 宇宙を表す象徴としても曼荼羅は世界各地でつかわれてきました。
この写真は、チベット僧による砂曼荼羅。3週間かけて砂でつくられます。
古くは、古代ギリシアから仏教美術の世界まで、
この写真は、チベット僧による砂曼荼羅。3週間かけて砂でつくられます。

これは、アステカ文明にマヤ暦として使われていた石の彫刻で、中心に太陽神がかかれています。

まだご予約されていなくて参加ご希望のかたは、
希望の回(
さて、今回はわたくし、塚田が最近観た展覧会の感想を少しお話したいと思います。
既に観に行かれた方がいらっしゃいましたら、
日本画家、松井冬子をご存知でしょうか。
今やNHKの紅白歌合戦の審査員を務めるほどの有名画家となった
大変な美貌の持ち主で、それでいて題材にするものは女性の狂気、
如何にもマニアックでグロテスク趣味のような作品群。
苦手な方もいらっしゃると思いますので、詳細は控えますね。
現在、横浜美術館にて開催中「松井冬子展 ―世界中の子と友達になれる―」
http://www.yaf.or.jp/yma/jiu/2011/matsuifuyuko/
みなとみらいを田舎からきた観光客のように行脚し、
作家とほぼ同時期に在学していた私たちは、成功者への賞賛、
お客さんは老若男女、さまざま。
ちなみに男性で松井ファンの友人曰く、
というところに萌えるらしいです。笑
男性全員とは申しませんが。
端的に感想を申し上げると、
感情や精神を理性的に対象物、モチーフに置き直す、
けしてグロテスク趣味ではなく、臓器の絵を目前にして「
表現力とは描写の卓越さやきめ細やかさだけで判断するところでは
寄り道のないシンプルなコンセプトが作品の強さになったり。
無意識ににじみ出てしまう独特の色がコンセプトを引き立たせる通奏低音になったり。
松井冬子は日本の男社会で生き抜こうと巧みに計算し、
多くの女性ビジネスパーソンと同意ではないでしょうか。
現在、女性の働き方にも多様な価値観があり、そういう意味では
本作家は古典芸術的思想と言えるかもしれません。
補足をしますが、
怨念や憎しみ、欺き、死への恐怖又は安堵など 、
元は油画専攻であっただけに、
興味深いのは、ここ1~2年、
最近の作品からは女性的、慈愛のような印象を受けます。
それは心境の変化があったのでしょう。女性が結婚、出産、
展示会最後の作品は、虫の脱皮のスケッチでした。
会場を出ると我が娘は、オマタ~と下ネタを言って、
長々とおつき合いいただきありがとうございました。
ご予約、お問い合わせは artbase.ka@gmail.com
主宰者 灘田 篤子 米国認定音楽療法士 http://musicing.jp
塚田 恭子 イラストレーター 東京芸術大学卒
作品:サンタが街にやってくる (メディアファクトリー出版)、他


