MC's Art Diary

* アート以外の日記はhttp://tourdefrance.blog62.fc2.com/にて * (写真・文章 Copyright@Naco)


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先日来書いてきた渡辺省亭の同時展示企画。

中でもお勧めは、加島美術。

 

 

加島美術では前期・後期の展示替えが一部あり、

出品数も30近くと大規模だ。

 

個人所有が多いので、これだけまとめて見られる機会は少ないはず。

 

また、展示手法もしゃれている。

2Fは和室仕立てだし、

洋間風の部屋での展示もある。

 

 

これまで見たことのない美人図も。

桜の下で談笑する女性2人の結った髪の毛は

なんともつややかで、浮世絵の黒とは明らかに

一線を画している。

 

 

聞けば、省亭は従来の日本画とは異なる

画材も使用したそう。

 

 

 

下の写真の右は山種美術館所蔵《蝶に牡丹》。

 

滲んだ花びら部分には一説では水彩絵の具を使ったのでは?

と言われているのだそう。

 

 

 

水墨画風、花鳥画、美人画など多様で、

動物などはどちらかというと対象を突き放して

描いている印象を受けた。

 

 

極度の愛着・思い入れとか、

或いは

若冲のように何か取りつかれたような執念とかは感じられず、

どこかニュートラルで、

見れば見るほど「これまでに見たことのない絵」感を

抱くのだった。

 

 

渡辺省亭(わたなべせいてい)をフィーチャーした展覧会の同時開催企画がスタート

若冲、暁斎の次は・・・渡辺省亭(わたなべせいてい)!

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都内神谷町にある菊池寛実記念 智美術館は、

日本の陶器の展示が中心だけれど、

建物自体はとてもモダン。

 

 

のみならず、建物周りに目を凝らすと、

これまたなかなかおしゃれなのだ。

 

いつも内覧会などにご招待いただき

展示内容のみしか参照しないので、

今回は美術館周りをご紹介。

 

 

入り口へのアプローチ。

 

 

 

 

近くで見ると、

コンクリートをつなぐ間に、波模様が差しはさまれている。

 

 

 

入り口部分は

イレギュラーな飛び石を埋め込んだ感じになっていて、

模様の妙が味わえる。

 

 

 

 

ふと見上げれば、空に屹立しているだけでなく、

左の部分がカーブを描いて突き出している。

 

なんの機能もない斬新な造形なのか、

或いは風よけの機能を果たしているのか?

 

今度行ったら伺ってみようかな。

(忘れそうだけど。)

 

 

 

 

センスのよさがここかしこに漂っている、

菊池寛実記念 智美術館。

 

 

 

http://www.musee-tomo.or.jp/

 

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■ 渡辺省亭 / 6館同時開催展覧会情報

■ 渡辺省亭 / 濤川惣助と組んで赤坂離宮の天井画コンペに参加し、並河靖之を破る

 

 

京都府文化博物館学芸員の植田彩芳子さんや

美術家の山下裕二先生らを中心に再評価が進む画家がいる。

 

その名も渡辺省亭(わたなべせいてい)。

 

より多くの人たちにこの画家のことを知ってもらうべく、

展覧会が検討されたのだが、

なにしろ知名度がまだあまりない。

 

そこで各地から一か所に集めて大々的な展覧会を催す代わりに、

省亭の絵を所有する美術館が同時期に企画展や

常設展の一部として展示をすることで

広く見てもらおうということになった。

 

 

特に注目は、東京国立博物館の展示。

省亭は赤坂離宮の花鳥の間を装飾している七宝焼の下絵を描いており、

その貴重な絵が現在東京国立博物館で展示されている。

 

 

6カ所同時展示の各館展覧会情報は以下の通り:

 

 

1) 東京国立博物館

3月7日(火)~4月16日(日) 常設展

「雪中群鶏」及び、迎賓館下絵30枚のうち12枚を出展

展示内容は以下の通り

 


赤坂離宮下絵 花鳥図画帖

 

 

下絵の中の一枚をクローズアップ。

こちらは「駒鳥と藤」。

このように省亭は、落ち着いた色合いで上品な花鳥画を完成させた。

 

1枚ごとにそれぞれ違う鳥と草花を組み合わせており、

それらがバランスよく配置されている。

 

 

 

上述の通り、省亭は濤川惣助と組んで赤坂離宮の天井画を手掛けたが、

実は制作者はコンペで選ばれた。

 

ライバル七宝家の並河靖之も別の絵師と組んでそのコンペに参加したのだが、

最終的に選ばれたのは省亭・濤川ペア。

 

理由は、濤川惣助がもつ無線七宝の技術の方が

並河靖之の有線七宝の手法よりも花鳥をテーマにした装飾に向いていたから、と聞く。

 

確かにぼかしなどを有効に駆使できる無線七宝は

有線七宝よりも絵画的な気がする。

(庭園美術館で見た並河靖之の作品も素晴らしいのだけれど

やや意匠的なイメージがある。)

 

 

ただ、省亭がそうした濤川の技術をうまく下絵で表現したことも

一役買ったかもしれない。

 

 

 

 

ほかに「雪中群鶏」も展示中。

 

 

 

 

2)山種美術館

2月16日(木)~4月16日(日)及び

4月22日(土)~6月18日(日)

それぞれコレクション名品選と花の企画展内にて各2点ずつ。

 

 

3) 松岡美術館

3月22日(木)~5月14日(日)

企画展「美しい人びと」(後期)で4点

 

 

4) 根津美術館

4月12日(水)~5月14日(日)

特別展で1点出展。

 

 

5) 迎賓館赤坂離宮

一般公開情報は: http://www8.cao.go.jp/geihinkan/koukai.html

花鳥の間「渡辺省亭下絵による濤川惣助の七宝焼」30枚

 

赤坂離宮見学の折りに見たこの七宝焼は実に印象に残っている。

下図の作者が渡辺省亭だったことは知らなかったが、

七宝独特の輝きを放ちながら色鮮やかでイキイキした花鳥たちが

そこかしこに息づいていた。

 

 

6) 加島美術

3月18日(土)~4月9日(日)

約30点 (観覧無料)

 

 

 

3月10日付けのエントリーにも記した通り、

省亭はパリで印象派の画家たちと交流し、

画家たちの面前で即興で描いた、いわゆる席画に

署名をしたうえで、エドガー・ドガにプレゼントしたこともある。

 

江戸~明治~大正時代を生き、

パリの美術カタログには名前が掲載されるほど

知られた存在だった。

 

 

http://www.watanabeseitei.org/

 


 

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江戸と北京の風物を比較展示することで、

その類似性と相違性を明らかにするユニークな展覧会が

江戸東京博物館で開催中だ。

 

 

「江戸と北京-18世紀の都市と暮らし-」展と題し、

取り扱うのは主に18世紀。

 

当時日本は江戸時代、

中国は清朝。

 

その時代の文化を映す様々な展示品を交互に眺めつつ、

似ている!と感じたり、

それぞれ独立し、固有に培われた文化だ、、、

と実感するほどに違いを感じたり。

 

 

相違を強く感じたのは、両国の色彩。

 

*会場内の写真撮影は、主催者の許可を得ています。

 

 

たとえばこちらは、雍正帝の礼服。

 

「明黄色納紗彩雲金龍紋男単朝袍」

雍正帝/所用 清時代 中国・故宮博物院蔵

 

 

片や徳川家康/所用の小紋染胴服はといえば、

 

「萌葱地葵紋付小紋染胴服」
 江戸初期 江戸東京博物館蔵  [重要文化財]

 

地味!!

 

形といい色彩といい、

服飾に関して2国は互いに影響しあうことはなかった様子。

 

衣服はまるで国家のアイデンティティ。

それぞれの国の様式が貫かれている。

 

 

更に全く違う、というわけではないものの、

似て非なるものは相撲の形態。

写真下方の絵巻を見てみると、

 

摔跤図(中国相撲図巻) 首都博物館

 

 

中国の相撲はモンゴル相撲に近い。

 

ただ、取っ組み合いをスポーツ競技に取り入れるという発想は

古今東西同じなのね。

 

 

 

さて、なんといっても本展の目玉は、3つの図巻。

 

1 清の皇帝康熙帝60歳の式典を描いた「万寿盛典」、

2 清の皇帝乾隆帝80歳の式典を描いた「乾隆八旬万寿慶典図巻」、

3 江戸時代の日本橋を生き生きとよみがえらせる「熈代勝覧」。

(順に以下の写真)

 

1 (長い図には一定間隔で折り目のようなものがある。

これは冊子になっていたものを横につなぎ合わせたためだ。)

 

 

 

 

 

1と3の図巻の背後には、

図中に現れる店の看板の平行展示があり、

学芸員さんいわく、平面図だけでなく「立体的な展示になっています」

とのこと。

 

3の上部にあるのはそろばん屋の看板。

 

それぞれの看板が図中のどこに描かれているか、

血眼になって探していると、あっという間に時間が経つ。

 

 

特に1の絵は非常に細密で、

纏足を履いた女性を見つけたり、

衣装で身分の違いを感じたり。

 

 

2の絵には神田から日本橋に向かう道筋が描かれ、

店先には商品を現した看板のみならず、

暖簾に書かれた三井物産や住友商事風の屋号も並ぶ。

 

  

 

本展は、 城郭と治世、都市生活、芸術文化とおおまかに分けられ、

さらに細分化されているのだけど、なかでも

学ぶ、というコーナーは私的ツボが満載。

 

人気があったのは中国のカンニングペーパーだけど、

個人的には最終試験答案が保存されている事実に驚愕し、

さらにその答案用紙の文字が立派で再びびっくり。

 

 

下は中国の子供たちの学習風景。

うろうろ歩き回って落ち着きがない。

 

こうした騒がしい中国の学校風景や、

そんな不摂生な場面を平気で絵にした絵師の存在に、

中国のおおらかさを感じたのだった。

 

閙学童図

 

 

細やかに見れば見るほど楽しく発見がある

江戸と北京-18世紀の都市と暮らし-展。

 

開催要領は以下の通り:

 

******

 

江戸と北京-18世紀の都市と暮らし-

会期 : 2017年2月18日(土)~2017年4月9日(日)
会場 : 東京都江戸東京博物館 1階特別展示室 (東京都墨田区横網1-4-1)
開館時間 : 午前9時30分~午後5時30分
(土曜は午後7時30分まで ※入館は閉館の30分前まで)
休館日 : 毎週月曜日 (ただし、2017年3月20日(月・祝)は開館、翌21日(火)は休館)

公式サイト

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3月20日まで智美術館で開催中の

「第2回菊池寛実賞 工芸の現在」 展

ヴェネチアングラスの大作が印象に残った三嶋りつ江さん。

 

 

生き物のように歯向かってくるガラスの塊を相手に、

ダイナミックな造形を実現させたアーティストです。

 

彼女の個展が六本木で開催中。

駅そばなので、何かのついでにふらりと立ち寄れます。

 

精緻で整った美を全面に出した智美術館の展示内容とは異なり、

どちらかというと宇宙とかプラネットのような

むくむくとした力強い生命力を感じさせる作品群でした。

 

 

 

 

よく見れば展覧会のタイトルは「星々」。

宇宙を感じた気分はあながち間違いではなかったようです。

 

 

下の作品などはメタリックな素材との共存だそう。

縦の連なりが、やはり天を感じさせます。

 

 

 

入場無料のギャラリーですが、敷居はまったく高くありません。

 

 

六本木のシナボン/シアトルズベストコーヒー正面の出口が

一番近いです。

 

 

なお、日曜日休廊とのことで、アートスペース自体のオープンは以下のとおり。

火〜土曜 11時〜19時、日曜 12時〜18時(月祝休廊)

 

なので、以下の間に行けば間違いなさそう。

3月21-25日、

3月28日-4月1日

 

2017年02月18日 ~ 2017年04月01日

〒106-0032 東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F

http://www.tokyoartbeat.com/event/2017/C238

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1.東京国立近代美術館篇

 

美術館でお花見を!の第一弾 東京国立近代美術館篇は、

Amebaでなく日々のDiaryをつづったFC2ブログの方に入れました。

 

http://tourdefrance.blog62.fc2.com/blog-entry-3079.html

 

 

東近美の桜を中心とした展示シリーズ、

お勧めです!

 

 

2.東京国立博物館(トーハク)篇

 

トーハクのお花見(本館桜めぐり)に行って、おっと失敗!?

 

見たかった「月次風俗図屏風」や土佐光則の「源氏物語図屏風(若菜上)」は

3月22日からでした。

 

ただし後者は個人蔵なので写真NGかもしれません。

いずれにせよ、見たかった。

また来るしかない。

 

 

写真は国宝 「花下遊楽図屏風」の部分。

国宝だけど写真撮影OK。

 

 

 

 

面白いのは桜めぐりコースに入っている

不動明王立像。

桜の模様はないのになぜ??

 

解説を読んで疑問氷解。

桜の木でつくられた彫刻なのでした!

 

**

 

★ 美術以外の日常ネタは以下のFC2ブログの方で展開中:

http://tourdefrance.blog62.fc2.com/

 

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連日大賑わいの草間彌生展@新国立美術館。

 

チケット売り場にも、

展示会場入り口にも、

ショップにも、

長蛇の列。

 

そんな中、列とは無縁の展示作品がある。

 

ひとつは、「ナルシスの庭=Narcissus Graden」。

 

神話に出てくるナルシスは、

水面に映った自分の姿に恋をして命を落とす。

あのナルシストの語源にもなった。

 

命を落としたナルシスと入れ替わるように水仙が咲き誇ったことから

水仙は、フランス語でNarcissusだ。

 

 

 

 

その「ナルシスの庭」、一体どんな作品なのか?

 

それがこちら。

建物外にあるので、自由に見られる。

 

光る球体には、様々なものが映り込む。

私の姿は何十倍にもなって。

 

天の川のごとく散りばめられた鏡のような球のシンフォニー。

ロマンチックなナルシス。

 

 

 

 

あともうひとつは、おなじみのカボチャ。

 

こちらはあちこちのツイッターやFBで目にしてきたけど、

実物は大きい!

 

存在感抜群。

ただし中に入るのはご法度だ。

 

隣接するガラス戸の水玉が呼応しているのが面白い。

 

 

 

ナルシスの庭といい、新美術館の努力・工夫の後がうかがえる。

なんだかハッピーな気分にさせる。

 

 

 

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新国立美術館で開催中のミュシャ展。

 

 

アールヌーヴォーの時流に乗り、パリで華々しく活動した

アルフォンス・ミュシャは、人生の後半を母国のために捧げることを決意する。

 

その代表作である<スラヴ叙事詩> 全20枚のうち

1枚だけ未完の作品がある。

 

発表前に絵の表象を誤解され、

失意のうちに筆を折ったという。

 

それが、下の写真中央。

No.18 「スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い」。

(写真撮影可能のコーナーにあり。)

 

 

 

 

本展監修者の方から伺った話では、

絵の制作を断念したのは、ある「誤解」が原因だった。

 

 

具体的には、画中の

1)人物の仕草と、

2)事物が

ナチス賛歌と受け止められてしまったという。

 

 

 

 

そのため、一部人物の途中で筆が止まり、

テンペラの上に油彩が施されていない。

 

無表情のまま、絵は放置され、

生前1度も公に発表されることはなかった。

 

 

 

 

問題となった1)の仕草とは、

上記や下記に見られる手を差し出すポーズのようだ。

 

ナチスの敬礼ポーズと受け止められた。

 

古来から伝わる誓いのポーズとしてミュシャは描いたのだが、

曲解されてしまった。

 

 

 

 

では、もうひとつの誤解の原因とは?

 

絵に描き込まれた事物が、

ナチスが使用した鉤十字とみなされたのだそう。

 

ミュシャの描いた意味合いとは全く別の形で

一人歩きしてしまった。

 

実際は、スラヴ人が愛好し、フリーメイソンの間でも使われた

十字シンボルを入れただけだったのだが。

 

 

以上の話を監修者の方から聞いた後に、展覧会に行ってきた。

一体どれがその”誤解を受けた十字架なのだろう”?

 

あちこち探して、恐らくこれでは?というものを見つけた。

それが画面右手前にあるこちら。

 

 

 

 

 

ほかに見当たらないので、これに違いない。

 

会場内のビデオによると、

ミュシャはゲシュタポの尋問を受け、間もなく亡くなったという。

 

 

画家として成功した人ではあったろうけれど、

時代に弄され、ナチスに泣かされた人生が浮かび上がる。

 

 

● ミュシャ展 <予習>

● ミュシャ展 @新国立美術館 <所要時間>と<鑑賞の裏ワザ>

● スラヴ叙事詩の画中に登場するミュシャの息子は文化人として活躍 

 

 

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上野の東京国立博物館に設置された野外彫刻が長年謎だった。

いや、今でも謎だ。

 

 

 

解説には、エドワード・ジェンナーの像とある。

 

調べてみると、英国人医師で天然痘ワクチン、つまり種痘の開発者、だそう。

日本、あるいは国立博物館となんらかの接点がある人なのか?

と思いきや、特段そういうわけでもない。

 

 

彼が天然痘接種に関する論文を発表したのは1797年。

その100年記念として、1896年にジェンナー像が国内で何体か制作されたうちの

1体だった。

 

作者は高村光雲の弟子、米原雲海。

 

 

碑文は、種痘醫祖善那●像 と読める。

●部分はよくわからない。

「善那」と書いて、ジェンナーと読ませたようだ。

 

 

 

とはいえ、謎はまだ完全に解けていない。

 

なぜここにあるのか?

北里大学キャンパスに設置されているならいざ知らず、

余り縁もゆかりもなさそうな博物館の敷地に・・?

 

芸術ではなく科学分野で身を立て、

18世紀の西洋人のいでたちをした人が

和風建物の脇で本を読んでいる。

 

なんとなく違和感、いや

はっきり言って、浮いている。

 

 

この場違い的空気を解消するレゾンデートルはあるのだろうか?

 

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画家アルフォンス・ミュシャ(ムハ)の息子イジー・ムハ

(Jiří Mucha=フランスではジリ・ミュシャと呼ばれる)は、

文化人として母国チェコで活躍した人物だった。

 

脚本家、小説家として活躍し、ペンクラブの会長も務めたという。

 

 

このイジー、新国立美術館ミュシャ展の至宝

<スラヴ叙事詩>の絵の中に描き込まれている。

 

18番 「スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い」の右下だ。

 

 


 

 

 

この少年がイジー。

後にチェコの文芸界を牽引する重要な人物になろうとは。

 

 

 

 

ちなみに左下のハーブを奏でる少女は

ミュシャの娘 ヤオスラヴァ。

 

 

 

 

そして15番 「イヴァンチツェの兄弟団学校」の左下には、

少年時代のミュシャの姿。

 

 

 

 

盲人の老父に聖書を読み聞かせる青年として描かれている。

 

 

 

 

 

さらに写真撮影禁止で画像はないけれど、

9番「ベツレヘム礼拝堂で説教をするヤン・フス師」には

妻が侍女の姿で登場する。

 

 

スラヴ叙事詩に、ミュシャ一家のポートレートが

埋め込まれていたというのは新しい発見だった。

 

 

ちなみに、

イジーが父に劣らず祖国では有名人だった異に気づいたのは、

ミュシャ関連の本がキッカケだった。

 

書の中でイジーに触れている部分があったのだけど、

イジーについては説明はあたかも不要といったニュアンスで書かれていた。

 

それほど知名度の高い人なのかな?と思って調べたら

以下のサイトがヒットした、というわけだ。

 

http://www.mucha.jp/muchafacevysehrad.html

 

 

絵筆で祖国の記憶をとどめたアルフォンスと

筆で祖国の文化に貢献したイジー。

愛国心に満ちた親子だったようだ。

 

 

ミュシャ展関連エントリー一覧:

 

● ミュシャ<スラヴ叙事詩> 1枚だけ未完・・のトリビア

● スラヴ叙事詩の画中に登場するミュシャの息子は文化人として活躍

● ミュシャ展 @新国立美術館 <所要時間>と<鑑賞の裏ワザ>

● ミュシャ展 <予習>

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