自分がタイ語を教えるときに使っているテキストは、かれこれ10年前にバンコクのタイ語学校に通っていたときに使ってたもの。これよりいい教材が日本で見つからないからなんだけどさ。


んで、プリントなんかを作成するときに、当時教室で取っていたノートを見返したりしているのね。ノートを見ると、先生がどういう順序で、どういう補足をしながら、どういう例文を使って教えていたかっていうのがよく分かるからとっても参考になるんだな。当時は必死にタイ語を勉強していたものだから、ノートにもそんな情熱がびっしり詰まってるのだ。


で、思うのが。

素晴らしい先生だったな…、ということ。


学校では指折りのきびちー先生だったけれど、やっぱり教え方は的を射ていたし、ノートを見ると教科書では不十分なところを的確に補っているし、頻繁に使う表現は重点的に解説しているし。教科書からだけでは得られない日常の、且つホンマに正しいタイ語が詰まっているのであーる。当時何気なくメモしたことも今読むと、なーるーほーどー、と思うことがたくさんある。いい先生に巡り合えてホントにラッキーだったなーと、しみじみ思うのデスね。


それともう一つ思うのが。


やっぱタイにいながらタイ語を勉強してるもんだからさ、習得するスピードが速いわね。ノートには授業中に作った文章、自分のだけではなく他のクラスメートが作ったものも全部メモってあるんだけど、内容も生活に即しているし、なかなか手の込んだ文章が多いし、中にはユーモア溢れる文章を作る人もいたりさ。それになんといっても語彙が増えるスピードが半端ない。日本でタイ語を学んだ場合とは到底比較にならない。自分でタイ語を教えてみると、皆さんなかなか語彙が増えないんよね。ってか教科書に出てくる単語すらなかなか覚えないし、まして自ら語彙を増やそうとする人がほとんどいない。作文をしてもらうと、いつまでたっても同じ単語の短い文章しか作らないワケ。自分が通ってた教室の生徒は、作文をするとき、いかに自分の言いたいことをタイ語で表現するかに苦心してたし、わたしなんかは面白いこと言ってやりたいーと思いながら作文してたけどな。わたしの教え方に問題があるのかもしれんけど。。。


そんなこと言いながらさー、自分ももっとタイ語を勉強せねばいけないんだけどね。

なんせ暑いもんで。。。