夜おしっこに起きる高齢者、回数多いほど高い死亡率。

皆さん、こんにちは。


夜、おしっこに起きる回数が多い高齢者ほど死亡率が高い。


そんな調査結果を東北大の研究チームがまとめたとのニュース配信が。


２回以上の人の死亡率は１回以下の人の約２倍で、


回数が増えると死亡率も高くなる。


チームは死因を詳しく調べていないが、持病が悪化したケースのほか、


トイレに起きて転んで骨折し、寝たきりになって死につながった場合が、


含まれているとみている。


東北大の中川晴夫講師（泌尿器科）らが、２００３年から５年間、


仙台市内のある地域に住む、７０歳以上の高齢者７８４人を追跡調査した。


まず、１カ月間の平均的な夜間の排尿回数を聞いたところ、


１回以下の人は４２５人だった。


そのうち１８人が調査期間中に死亡、


２回以上の３５９人のうち３５人が亡くなった。


年齢や持病などの影響を考慮して分析したところ、


２回以上の人の死亡率は１回以下の人の１．９３倍だった。


回数別では２回の人は１．５９倍、３回２．３４倍、４回以上３．６０倍だった。





夜間の排尿回数が増える原因としては、心不全や糖尿病、高血圧などが考えられ、


そうした病気が死亡につながった可能性がある。


夜間の排尿が２回以上の人の中には、


死亡の直前に骨折で入院した人が数人いたことから、


骨折が原因で寝たきりになり、


全身状態が悪化して死亡に至ったケースもあったとみている。


夜間の排尿回数が多いと、骨折の危険が高まることは、


一部の専門家の間で知られている。


夜間の排尿回数が多いと死亡率が上がることは、


スウェーデンの研究でも示されているという。


中川講師は「夜間の排尿回数が多い人はかかりつけ医に相談してほしい」と話す。



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