たましいの呼吸 kee ブログ

渋谷区 代々木上原・代々木公園駅。インテグレイテッド心理学をベースにした、潜在意識レベルへの問いかけ。対話、心理セラピーを併せた『オープン・アウェアネス・ダイアローグ』のセッションをしています。自分らしく、ありのままに生きることを楽しみたい方へ。

セルフワークのときに、深い部分にあった無力感、絶望感、自分を恥じ入る気持ちなどが、虐げられてきた人類の歴史などと絡んで出てきました。印象的なイメージが残ったので、物語風に書いてみました。

 

今回は『マトリックス・リインプリンティング(MR)』と『レジスタント・フリーダムセラピー(RFT)』を使ったのですが、この記事で書いたように、潜在意識に入ってゆくセラピーでは過去世のような時代を越えた場面などもよく出てきます。MRは催眠療法とも違うのですが、無意識の領域は本当に自在に、そして最適に、いろいろな場所、気持ちを出してくるな、といつも感心していまいます。

 

それでは、今回の癒しのジャーニー。よろしければご覧くださいハート

 

:  :  :  :  :  :  :  :

 

ある時代の、ある村の。小さな男の子の話。

 

王冠 

権力に支配された重い空気が漂う村で、その男の子と家族は他の村人と同じく貧しさと無力感に押し潰されそうになりながら、眉間にしわを寄せ、日々 顔を下に向け暮らしていました。

 

 

暗雲 暗雲 暗雲 稲光 

 

 

空にはどんよりと雲が立ち込め、村を囲う険しい山々にはいつも雷雲が覆い、遠くから村人を牽制するようにピカピカ、ドカンと雷を鳴らしていました。あまりに大きなその音で男の子はいつもビクビク、体も縮こまり、頭もギュッと締め付けられるようでした。

 

 

けれど、そんな空気の中でも男の子は、自分の胸に何か小さなキラキラとしたかけらがあるのを感じていました。その小さなかけらは「きぼうの種」ということも知っていました。ビーン

 

 

 

「いつか、この胸にある種を大地に植えて、たくさんの作物を育て、皆とこの村で楽しく暮らしていきたい。皆の笑顔がみたいな。」ふたばそんな風に思っていましたが、暗い顔の父親や「たいへんだ、どうにもならない。」が口ぐせの母親を見るたびに、胸の中ある思いをしまうのでした。

 

 

痛い 雷 雷 

ある日、いつものようにピカピカドカンと鳴り響く雷の音で、男の子は締め付けられるような頭の痛みに耐えられなくなり、その雷雲にとうとう直接会いに行って話をすることにしました。

 

 

痛い

「どうしてこんなことをするんだい?どうしていつも、こんなに音を立てるの?僕の頭は締めつけられるようだよ。」男の子は雷雲に言いました。

 

 

雷雲と話をするのはとても勇気がいりましたが、今までは、雷がどんなにうるさくても頭が痛くても、布団をかぶったり、薬草を飲んだりしてごまかしていましたが、止まることのないその音や、止むことのない曇り空に心底いや気がさしたのです。

 

 

見ないように、気にしないようにしてきた雷雲でしたが、この日はついに耐えられなくなり、雷雲に向かって話しかけました。

 

 

雷 雷 雷 

 

すると雷雲は

 

「どうしろって言うんだ。おれだって、ずっと押さえつけられてきたんだ。

何かあれば力で勝負。ダメなときには力づく。

言うことを聞かないなら力でわからせればいい。

強い者が勝って、弱いなら負ける、それだけだ。」

 

と言いました。

 

 

雷雲の言うことを聞いて、男の子はなぜだか雷雲がかわいそうになりました。とても苦しそうに見えたからです。

 

 

自分を苦しめていた雷雲が苦しそう。雷雲のことは好きだとは思えませんでしたが、「勝つか負けるか」しか知らない雷雲、そして戦い続けてきたその姿が見えたとき、なんとも言えない気持ちになったのです。

 

 

男の子は言いました。

 

 

「そうか、君はずっと戦ってきたし、押さえつけられてきたし、

弱いなら負ける、それだけだ、と思ってきたんだね。」

 

雷  雷

 

雷雲はちょっと驚いたようで、雷の音が少し静かになりました。

 

 

男の子は続けて話しかけました。

 

 

「そういうやり方しか知らなかったら、

そうするしかなくなるかもしれないね。」

 

雷 

 

雷の音がまた小さくなりました。

 

男の子は続けました。

 

 

「それってどんな気持ちだったろうね。」

 

 

雷がぴたりと止まると 今度はザーザーと雨を流しながら雷雲は言いました。

 

雨 雨 雨 雨

 

「だって、それしか知らなかったんだ!別にこれが普通だ!

何もわるくなんかない!苦しくなんかない!弱くない!」

 

その雨は雷雲の涙のように見えました。

 

男の子は言いました。

  

 

「何もわるくなんかない。君はわるくないよね。

知らなかったんだ。されてきたことしか、知らなかったんだ。

君は弱くもないよ。」

 

 

水滴 水滴 水滴 水滴

 

雷雲はただ無言で雨を降らせ続けました。雨はひどくなります。

 

 

男の子はその雨に打たれながら言いました。

 

 

「いいんだよ。泣きたいときは、泣いてもいいんだよ。

ずっと一人で、戦うことしか知らなかったなんて、つらかったよね。

やめれなかったよね。もう負けたり、弱いって思いたくなかったよね。」

 

 

水滴 水滴 水滴 水滴 水滴  水滴 水滴 

 

雷は鳴らず、ただ雨だけが激しく降りました。

 

 

男の子も、ただその雨の中にいました。

 

 

雨が降るだけ、降らせよう。雷雲が泣きたいだけ、泣かせてあげよう、男の子はなぜかそういう気持ちでいました。

 

 

どれくらい時間が経ったでしょう。

 

 

長いような短いようなときが過ぎ、気がつくと雨は止み、雷雲はふんわりとした小さな雲のかけらになっていました。

 

 

雲は少し恥ずかしそうに、でもしっかり男の子の目を見ながら言いました。

 

 

「ありがとう。

僕はずっと僕がどうしてイライラビリビリしているのか、

わからなかったんだ。やりたくないような、

でもやらずにはいられないような感じで。

 

でも、君が僕のところにきて、声をかけてくれたとき、

僕はビリビリの原因がわかったんだ。

 

ずっと、くるしくて、悲しかった。

 

どうすれば良いかわかからなかったし、

僕が知っていたやり方は、僕が経験してきたことだけだった。

 

でも、今は違う。

 

もう、大きな音で雷を鳴らさなくても、

脅かさなくてもしなくても大丈夫なことがわかった。

 

話をきいてほしいときには、ただ、そう言えばいいんだ。

 

そして、誰が何と言おうと、負けるとか、

それがだめなことっていうのは、誰かが決められることじゃないんだ。

 

僕は誰にも支配されないし、誰のことも負かせられない。

 

それは、皆がそうなんだ。

 

ありがとう。君と話してわかったよ。僕はもう大丈夫。

 

さぁ、村に戻って太陽の光をたくさん浴びて、

元気な作物を作っておくれ。」 

 

 

くもり 晴れ くもり 

 

ふんわりと柔らかくなった雲の後ろには、大きな太陽が顔を出しています。

 

男の子は雲の言葉をきいて、何かよくわらかないけど、何かが大きく変わって、そしてそれはもうずっと大丈夫。ということがわかりました。

 

 

村へ戻る途中、男の子は胸のあたりが大きく軽く広がり、自分の体がぐんと大きくなっているのに気がつきました。

 

 

村ではびっくりした顔の父親と母親が待っていました。

 

 

突然太陽が顔を出し、大地からいっせいに芽が顔を出し始めたのです。ふたば ふたば ふたば

 

 

すっかりたくましくなった青年は、胸にあった「きぼうの種」が外に向かって撒かれたのに気づきました。

 

レインボー

見渡すと、村の人々にも活気が戻り、周りの山々には虹がかかっているのが見えます。

 

 

青年は、遠くの山に浮かぶあの雲に向かって

 

またいつでも話そう。いろいろ教えてくれてありがとう。

そして、いろいろ見せてくれてありがとう。」

 

心の中でつぶやきました。

 

そのつぶやきは距離も時間も関係なくすぐに山の雲に伝わり、そしてまた、雲の思いも青年に伝わるのでした。

 

:  :  :  :  :  :  :  :

 

*お知らせ*

ハート3月25.26日(土日)の2日間
『インテグレイティッド心理学』を
開催いたします。
少人数制で理解を深める講座です。
(13.14日はキャンセル待ち締め切りとさせていただきました。)
詳細はWEBサイトをご覧ください。
>>AROHAM

ハートご質問、ご感想、お問合わせなども
お気軽にどうぞ♪
(個別の悩み相談にはお答え
しかねますが、メルマガやブログで
お返事させていただきます。)
ラブレターメルマガ登録はコチラからお願いいたします。>>

 

 

✻ セラピーについて ✻

 

ハート各セラピーを組み合わせセッションをおこなっております。 >>AROHAM

 

ハートマトリックス・リインプリンティングについては こちら>>

ハートレジスタント・フリーダムセラピー(RFT)については こちら>>

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(1)

半澤 久恵(kee)さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります