詞「沈黙を破る鐘は鳴らなくて」 | 「空虚ノスタルジア」

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オリジナルの詞や小説を更新しているアマチュア作家のブログです。





朝霧が立ち込めた街に眠る僕を
置き去りにして夏と共に去った君
鏡越しに映るは健気な記憶
愛された日を水面に浮かべて笑う

渇き切った僕を潤してくれた人
君と居る場所は全て常夏の楽園
輝きから追放されたように闇に墜ちて
群衆の影さえ怯える交差点の街

硝子戸が鳴る度 胸は騒めくけど
風の悪戯 弄ばれてるみたいだ
僕自身の沈黙を破る鐘は鳴らなくて
途絶えた未来を空想で留めておくだけ






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