愛里跨の恋愛スイッチ小説ブログ

愛里跨(ありか)の恋愛小説です(・ω・)
この小説を読んで、皆さんの恋愛スイッチを入れてみましょう♪

愛里跨(ありか)でございますキラキラ
占い師やってます(*^.^*)
福岡県北九州市在住です家
本格的に占いの仕事を始めて15年になりましたぁアップ
皆様に感謝でございます(*^▽^*)キラキラ
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皆様ラブラブこんばんはキラキラ愛里跨でございます(*゚ー゚*)

いつも私の拙いブログを見て下さって本当にありがとうございます音譜

心から感謝感謝でございますよ照れ




カップル1

 

 

 

“愛里跨の12星座monthly占い(9/23~10/23)”

gooブログにて記事をUPしましたパソコン

皆様の今月の運勢はどうかしら星

ご興味のある方はご一読下さいね(*゚ー゚)ゞ

占い記事は下記より

  ↓ 
http://blog.goo.ne.jp/arikas-outerspace/e/1d280bfcc39393fac7f6575ea400c399



プランタードール

 

 

それから現在の愛里跨ですが、体調は少しずつ回復に向かっておりますし、

まだ本調子ではないですけど、日々の仕事や日常の生活も徐々に熟しておりますおねがい

皆様にご心配をおかけしておりますが、

近いうちに小説執筆もできるようになると思いますキラキラ

“想也くん編25話”はもう暫くお待ち下さいねハート

 

 


 

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皆様、こんばんは。愛里跨でございます。

いつも私の拙いブログを見てくださり、ペタ&いいねを下さって、

どうもありがとうございます。

最近特にですが、更新できずにかなり間があいてごめんなさいね。

実は愛里跨は、5日(月)から胸痛・背中の痛みがあって、

仕事は変わらずこなしていますけど、合間に体を休めて横になったりしています。

なので長い時間、PCに向かう元気がないのが現状です。

薬がなかなか効いてくれないし、思うように動けないことが多いですけど、

ちょっとの時間でも調子がよいときは書いています。

小説更新までもう暫くかかりますけど、

皆様、もう少し愛里跨にお時間をくださいね。



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友情


24、友達と親友の境界線



新宿歌舞伎町のレストランで、
美琴さんと歌さんが食事し、お互いの状況を語り合っている頃。
演人と卓人は品川にある焼き鳥屋の座敷にいて、
飲みながら一週間分の仕事のストレスを解消していた。
2杯目のチューハイを飲み干した卓人はジョッキグラスを置くと、
豚バラ串を頬張る演人をちらっと見て、さりげなく切り出す。



卓人「演人。大丈夫か」
演人「ん?何が」
卓人「今日俺を飲みに誘ったのは、
  仕事の愚痴と上司への不満を言うためだけじゃないだろ」
演人「う、うん……」
卓人「まぁ。俺もそうだけど、想也が会社を辞めちまって、
  無性に寂しいというか、なんだか気の抜けた感は拭えないけどな」
演人「そうだな」
卓人「しかし、それだけじゃなく。女のことだよ」
演人「女って。
  シュルプリーズのことなら、休止手続きしたんだけどさ」
卓人「シュルプリーズのことなんか聞いてねえよ。
  お前。歌さんとのことで、何か悩んでるんじゃないのか」
演人「……」
卓人「彼女は物怖じもしないし、感情に素直な子だからな。
  想也のときみたいに、押しの一手で迫られたんじゃないのか」
演人「……ふっ。さすが卓人。やっぱり誤魔化せないな」
卓人「誤魔化すなよ(笑)
  最近のお前見てるとなんか浮かない顔してるしさ、
  今日もぼんやりしてるもんな」
演人「えっ」
卓人「そうかと思えば、会ってからずっとスマホを気にしてるし。
  ほら、今もだ」
演人「あぁ……なぁ、卓人」
卓人「ん?」
演人「お前ならどうする。
  親友の元カノと、付き合うってのは……」
卓人「んー、そうだな。
  俺は気にしないけどな。
  と言ってまったく気にならないわけじゃないけど、
  俺なら想也に事実を話して、あいつが理解してくれるなら気にしないな」
演人「事実を話す、か」
卓人「もしかしてお前、もう彼女と?」
演人「それは……同意の上だったけど、
  雰囲気というか押し切られたというかさ」
卓人「まったく。お前も想也も何遣ってんだ。
  親友だからって、そんなところまで同じことするなよ」
演人「はぁ……だよな」
卓人「お前らは大人なんだから、俺がとやかく言うことじゃないが。
  ただ俺は気にならないけど、お前の性格じゃ気になるだろうな。
  職場でもプライベートでも常に想也と一緒に居て、
  あいつの相談にも乗ってきたんだから」
演人「そうなんだよ。
  僕はいいよ、自分のことだから。
  でもこれから想也が僕に気を遣うだろうと思ってね。
  そう言いつつも、歌さんを見てるとなんか危なっかしいというか、
  ほっとけない気にもなってさ。
  この間想也が歌さんにしたことは、
  あまりにもひどくて酷だなと感じて。
  それからは彼女が気になってしまって」
卓人「そうか。
  だったら気持ちのままでいいんじゃないか?
  どっちがいいなんて一概には言えないけど、
  俺なら、想也が気にしなきゃいいと思うんだが」
演人「……」
卓人「あいつは歌さんをフッた側だ。
  しかも今もそうだが美琴さんのことしか頭にないんだ。
  あいつに遠慮することもないだろ。
  言いたいことは言えるのが親友だろ?」
演人「ああ。そうだとは思うけどね。
  はーっ、なんだか皮肉だな。
  今ごろになってあいつの気持ちがよく分かるよ」
卓人「俺が心配してるのはお前と想也より、
  歌さんと美琴さんの関係のほうが危ういってことだ」
演人「どうして、僕たちより彼女たちのほうが危ういと思う」
卓人「女は感情の動物だからだよ。
  しかも歌さんは、一度は美琴さんに対抗意識を持ってたわけだし、
  女の友情っていうのは脆い。
  一度ヒビが入ると男のように元鞘にっていうのが難しい」
演人「そうなのか」
卓人「俺はそういう女どもをたくさん見てきたからさ。
  どちらにしても、お互いでよく話し合って理解を得ないとな。
  それまでは、歌さんが暴走しないようにお前がしっかり抑えろよ」
演人「暴走ね……もうすでにヤバいかもしれないんだよな」
卓人「もしもヤバいことになるなら、覚悟決めるしかないさ」
演人「ああ。分かってる」
卓人「おい、まだ起きてもないことでそう思い嘆くな。
  せっかくの酒がまずくなるだろ」
演人「うん。そうだな」



手に持ったスマホをちらっと見て、大きな溜息をつくとテーブルに置く演人。
卓人は勢いをなくす彼に「ほら、飲め」と宥め酒を進める。
店員を呼び、次の注文をしていた時だった。
「良かった。ここに居た」という威勢のいい声とともに、
上機嫌の歌さんが座敷にやってくる。
そして彼女の後を申し訳なさそうな表情を浮かべて入ってくる美琴さんも。
白のブラウスにベージュのカーデガン、
ブラックのフレアースカートを着た彼女は彼らを見て会釈をした。
歌さんがやってきた途端、漂う空気は一変したが、
卓人は慣れたように彼女たちに話しかけ「どうぞ」というと、
店員に彼女たちの飲み物も注文する。
数分後ドリンクが届くと4人で乾杯した。



飲み会



演人「歌さん。
  今日は卓人に大事な話があるから遠慮してくれって、
  昨夜も電話で言ってたよね」
卓人「そうか、それでスマホを(笑)
  勢いをなくすわけだ」
歌 「そうだけど、何度もノブに電話したのに留守電になるしさ。
  LINEで『話があるから会いたい』って送ったのに、
  既読になってても返事くれないんだもん」
演人「内容を読んでてもすぐに返信できないことだってあるだろ?
  これが大事な商談中だったらどうするんだよ」
歌 「だったら『だめ』って返信くれたらいいのよ」
美琴「歌。確認もしないで突然来たのは私たちが悪いんだから」
歌 「美琴は気にしないで」
演人「あのさ」
歌 「私たちも演人と卓人さんに大切な相談があったから来たの。
  今日は美琴もいるしグッドタイミングだと思ったのよ。
  連絡つかなくて居場所を知ってたら来るしかないでしょ」
演人「だけど少しはこっちのことも」
卓人「まぁまぁ、演人。いいじゃないか。
  俺との話は終わったんだから」
演人「そ、そうだけどさ」
卓人「それで?歌さんに美琴さん、俺たちに相談って?」
歌 「あっ。はい。
  えっとそれは、想也さんのことを知りたいんです。
  今彼は何を考えてて、何をしてるのか」
演人「……」
卓人「ん?想也のこと。君が知りたいわけ?」
歌 「私じゃなくて、美琴が知りたいんです」
美琴「歌、さっき私のことはいいって言ったでしょ」
歌 「まったく。

  よかないわよ。
  親友としてはこれ以上見てられないの。
  美琴が寂しい思いをしてるっていうのに、
  彼は会いにもこないし、連絡すらしないでさ。
  前からそうだったけど、口では何とでも言えるのよ。
  本当に気持ちがあるなら態度で表すのが誠意ってもんよ。
  それに、美琴と想也さんがうまくいかないと、
  私とノブの仲も進められないもの」
演人「はぁ?」
美琴「え、ええ。そうね……」
卓人「んーっ」


演人は歌さんを見ながら呆れたような顔で深い溜息をつき、
クールな卓人はチューハイを飲み干すと美琴さんを見た。
彼女はとても申し訳なさそうに俯いている。


卓人「美琴さん。
  想也と連絡は取り合ってるの?
  最後にあったのは何時?」
美琴「最後にあったのは……7月1日です。
  連絡もその時が最後で取り合っていません」
歌 「もう2ヶ月も経ってるのに会いに来ない、
  連絡もしないなんて無神経でひどいでしょ?」
演人「歌さん、少し黙っててくれないか。
  卓人は美琴さんに聞いてるんだよ」
歌 「ノブったらひどい言いかたね。
  私は、美琴の親友として心配だから言ってるのに、
  想也が親友だからって庇うつもり?」



イラつき気味の演人の言葉で、歌さんはふくれっ面になりすぐさま反論する。
しかしメンタル力のある卓人はいたって冷静。
恐いものなどないような図太い振る舞いの彼女に淡々と話し始めた。


卓人「歌さん。
  君は本当に美琴さんのことを考えて言ってるのか」
歌 「えっ?当たり前です。
  だって親友だから心配するのは」
卓人「そうだろうか。
  聞いてて俺にはそう感じ取れないんだけどね」
歌 「……」
卓人「君はさっき俺たちに、美琴さんと想也がうまくいかないと、
  演人との仲が進められないと言ったんだよ。
  一見彼女を思いやっているように感じるが、
  根底は自分のことを優先させたいってことだろ。
  そして君は多少なりとも、未だに想也に怒りを感じてるよね」
歌 「そ、それは……」
卓人「想也と別れてからまだ日にちが経ってないんだから、
  怒りやもやもや感があるのは当然だし、仕方のないことだ。
  でもね、本当に美琴さんを親友だというなら、
  彼女が何を考え、何を望んでいるか知るべきじゃないか」
歌 「美琴が望むこと」
卓人「君がしてることは親切の押し売りだよ。
  彼女のためにこれだけやってあげているっていう驕りと、
  美琴さんより優位に立てるという優越感だ」
歌 「……」
美琴「卓人さん。
  あの、歌は本当に私のことを心配してくれてるんです」
卓人「美琴さん。
  君も歌さんを親友と思うなら事実をしっかり受け止めて、
  間違ってることは間違ってると言えなきゃ、真の友情は戻らないぞ。
  欠点を指摘できてこそ本当の親友と言えるんだ」
美琴「は、はい……」
卓人「俺の言ってること、間違ってるかな。歌さん」
歌 「あっ。いえ……」
卓人「それで?最後に会った時、想也は君に何か言っていたかな」
美琴「空港で話したのが最後だったんですけど、
  『今の俺は何もできないけど、
  これからも変わらず君の傍に居る。
  そして必ずまた逢いに行くから』と言ってくれたんです。
  私なりに思ったことですけど、
  きっと想也さんに何か大変な事情があるんだと思ってました。
  だから私は、彼から連絡をくれるまで待っていようと決めたんです」
卓人「そう」
美琴「それに……
  私自身も元彼と別れたばかりで、心がまだ落ち着いてないんです。
  ですから想也さんと会った時、笑顔の私で居られるように、
  早く元気を取り戻したいって思ってます」
卓人「そうか。美琴さんの気持ちはよく分かったよ。
  君が想也のことを大切に思っていることもね」
美琴「はい……大切にしたいです」
卓人「美琴さん」
美琴「はい」
卓人「想也のことだけど、あいつは会社を辞めてね。
  以前住んでたマンションも引っ越したんだよ」
美琴「えっ」
歌 「仕事を辞めたの!?」
卓人「歌さんも知らなかったか。
  演人が君に話してると思ってた」
演人「いや。想也の話はあれ以来まったくしてないから」
卓人「そうか」
歌 「どうして辞めたの?
  長く勤めていた会社で給料も良かったのに」
卓人「それは、仕事で重大なミスをしたんだよ。
  今までのあいつなら絶対にしないミスだった。
  歌さん、想也の誕生日を祝った時のこと覚えてるかな?」
歌 「え、ええ。
  あの日は、西新宿のフレンチレストランで待ち合わせして、
  一時間半くらい遅れてきたのよね。
  あまりにも遅いから、私……何度も想也に連絡して、
  何度か留守電も入れたの」
卓人「あいつは自分の誕生日をお祝いしてくれる君を待たせちゃ悪いって、
  自分の責務より君との約束を優先させたんだ。
  職場でのあいつの立場では犯しちゃいけないことだった」
歌 「私との約束のために、仕事を失った……」
演人「想也は人のせいにしない男だし、
  僕たちにも自分の甘い判断のせいだと言ってたよ。
  でもいつものあいつなら絶対にしない判断だったから、

  僕らはどうしてこんなことをしたんだって責めたんだ。
  今のあいつは、自分の生活を立て直すのに必死でね。
  元上司の斡旋した運送会社に勤めてて、その上司の家に居候してる」
美琴「居候……(想也さん……)」
卓人「想也は、そんな頼りない自分のままで美琴さんに会えないって、
  元の生活に戻すために頑張ってる」
演人「だからあいつが落ち着くまで、
  もう少し温かい目で見守ってやってね、美琴さん」
美琴「はい。
  (想也さん、正直に話してくれたらいいのに。
  どんな状況でも、私はまったく気にしないのに。
  でも……想也さんらしいよね)」
歌 「ぜんぶ、私が悪いんだわ」
演人「歌さん」
歌 「こんな自己中な私だから、想也を苦しめて追い詰めたんだ。
  だから、嫌われてフラれたのよね……」
卓人「そうじゃない。
  歌さんにはっきり言えなかった想也が悪いんだ。
  君はあいつの仕事がどうなってて、
  どれだけ大変かなんて分かるわけがない。
  だから仕事が長引いてるから遅れると、素直に言えばよかった。
  厄介な案件なら断って日を改めるという選択肢も、
  あいつなら重々分かってたはずだし。
  でもそれを言えなかったってことは、
  君と想也の間に信頼関係が成り立ってなかったからだ」
歌 「私と想也の信頼……」
卓人「恋人も親友と同じだ。
  言いにくいことも言えるくらいの確たる信頼がなければ関係は破綻する。
  そして社会的な立場にも大きな歪みがくるんだよ」
美琴「そうですよね……
  卓人さんが言われること、私には痛いほど分かります。
  私も、元彼の遊さんに同じことをしました。
  二度も、彼の社会的立場を脅かし危険に晒して、
  今までのキャリアを潰そうとしたんです。
  だから私も、遊さんとの間に信頼は成り立たなかったんです……」
歌 「美琴……」
美琴「歌。親友だと、することも似てくるのね(微笑)」



物悲しくシリアスな空気が漂う焼き鳥屋の個室は、
美琴さんの告白で少しずつ元の明るい雰囲気を取り戻す。
美琴さんは静かに答えると大人しくなった歌さんを気にかけ、
背中に手をやって宥める。
そんなさりげない彼女の優しさを目の当たりにして、
卓人と演人はほっとしたように顔を見合わせた。
最後は空気を読んだ卓人が場を納めたけれど、
4人はその場に居ない俺を思いながら友情の美酒を口にしたのだった。




東京の夜景




それから時は足早に駆け抜けて、カレンダーを10月に変えていく。
早いもので今年もあと2か月とちょっとになった。
俺はやっと今の職場でまともに給料をもらった。
嬉しいことに、手続きしていた失業保険から再就職手当ても貰えるらしい。
纏まった金額も入ってくると分かり、何とか生活の目処はつきそうだ。
今日も一日何事もなく無事に仕事を終えて着替えを済ませると、
駐車場に向かいながらスマホでワンルーム物件を検索する。
今の俺の目標は、ボロくても気を遣わずに住める我が家を探すことと、
美琴さんに胸を張って逢うことだった。



10



俺は作業着のポケットからペンとメモ帳を取り出し、
自分の車のボディーに押し当てて物件情報をメモった。
そして車に乗り込もうとしたとき、背後から声をかけられる。
その聞き覚えのある低くしっかりした声に、
はっと驚きすぐさま振り向いた。
そこに立っていたのは、
濃紺のスーツ姿に黒のビジネスバッグを持った八瀬和詩(はせかずし)。
学生時代からの親友で元職場の同僚だったのだ。


想也「和詩!」
和詩「想也。ご無沙汰」
想也「ああ。久しぶりだな。
  謡介先輩、いや。中根さんから聞いたよ。
  サカキファッションに就職したんだって」
和詩「ああ」
想也「どうだ?仕事と新しい職場は」
和詩「いい会社に引っ張ってもらって良かった。
  今は中根さんの下で働けて光栄だよ」
想也「そうか。先輩が直属の上司なんだな」
和詩「ああ。それで想也の居場所も聞いてここに来た」
想也「そうか。
  それで?俺に会いにきたのはどういう」
和詩「お前。こんなところで何遣ってるんだ」
想也「えっ」
和詩「ここはお前の本当の居場所じゃないよな」
想也「突然会いにきて、
  いきなり何を訳のわからないことを言ってるんだよ」
和詩「サカキに戻れ、想也。
  僕はそのためにお前に会いに来たんだ」
想也「はぁ?なんだよ。
  藪から棒に何を言い出すんだ(笑)」
和詩「ヘラヘラ笑うな。
  僕は真面目に話してるんだぞ」
想也「和詩……」


確実に温度差のある7年ぶりの和詩との再会。
それはふざけあい笑いあうような楽しい雰囲気ではなかった。
焼きつくような眼光と内に怒りを秘めた鋭い視線は、
気持ちを誤魔化し笑う俺に挑発的に喰らいついた。




男性


(続く)


この物語がフィクションです。




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