愛里跨の恋愛スイッチ小説ブログ

愛里跨(ありか)の恋愛小説です(・ω・)
この小説を読んで、皆さんの恋愛スイッチを入れてみましょう♪

愛里跨(ありか)でございますキラキラ
占い師やってます(*^.^*)
福岡県北九州市在住です家
本格的に占いの仕事を始めて15年になりましたぁアップ
皆様に感謝でございます(*^▽^*)キラキラ
私と一緒に幸せのありか見つけましょうクローバー

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あさがお



皆様、こんにちは。愛里跨でございます。
いつも私のブログを見て下さって、本当にありがとうございます。



さて、本日は皆様にPCホームページのお知らせでございます。
6月22日、PCホームページ“占いありかのへや”をリニュアルOPEN致しました。
実はお客様のご要望もあり、密かに作成しておりました。
ネットショップ再開はまだ検討中でございますが、
一足先にホームページを開設した次第です。



あじさい



PCホームページ“占いありかのへや”
http://fortunetellingarika.wix.com/arikanoheya




上記URLのホームページのメニューMORE→BLOGから入って頂くと、
愛里跨のブログ&HPがすべて見れるようにリンクさせてあります。
gooブログ“愛里跨の部屋(ありかのへや)”や愛里跨のTwitter、FC2携帯ホームページ、
アメーバブログ“愛里跨の恋愛スイッチ小説ブログ”、小説サイト“Berry's Cafe”
ストックフォト“PIXTA” “photolibrary”“Puboo(パブー)”など、
見たい項目の左にあるタグをクリックしてください。
占い記事、小説、写真&ポエムと、占いありかのへやのイベント情報など、
皆様に楽しく親しんで頂けるような内容に仕上げるため、
使いやすく見やすいホームページにしようと構想中です。
愛里跨の拙いホームページでございますが、
皆様ご利用下さいますよう宜しくお願い致します。



最後に、読者皆様、そして占い愛里跨の部屋をご利用頂くお客様には、
いつもご贔屓、ご愛読、ご愛顧を賜りまして厚く御礼申し上げます。
皆様の温かいお言葉やお心遣いは私、愛里跨の原動力であり日々感謝に堪えません。
今後もより一層、皆様から愛される鑑定や執筆活動に努めて参りますので、
温かく見守って頂けると幸いでございます。

どうか変わらず愛里跨、愛里跨の部屋をご愛顧賜りますよう、
どうぞ宜しくお願い致します。

                           愛里跨



愛里跨



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皆様ラブラブこんばんは目愛里跨でございます(*^.^*)

いつも私のブログを見て下さってありがとうございます音譜






菖蒲




“愛里跨の12星座monthly占い(6/22~7/23)”

gooブログにて記事をUPしましたパソコン

皆様の今月の運勢はどうかしら星

ご興味のある方はご一読下さい(^-^)




かかし


占い記事は下記より

  ↓

http://blog.goo.ne.jp/arikas-outerspace/e/e30afd7943bf2ca5ef36c30940663c69




それから、“想也くん編19”の更新ですが、

実は本業はもちろんなのですが、カメラのお仕事でも活動中でして、

ゆっくりPCの前に座るお時間がないのが現状ですショック!あせる

なので時間を捻出しながら頑張って執筆中でございます(;^_^A

早ければ23日㈭、遅くても25日㈯までには仕上げてUPする予定ですので、

皆様、もう暫く愛里跨にお時間をくださいね(。-人-。)キラキラ




愛里跨



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koibito


18、垣間見えた優しさ



笙 「おい、美琴。大丈夫か?」
美琴「ん……目の前が、真っ暗になって……」
笙 「立ちくらみめまいを起こしてるな。
  美琴、そこの花壇に腰掛けよう。なっ」
美琴「ん……」
笙 「あの時みたいに胸と頭が痛むのか。
  ぐるぐる回ってるのか?」
美琴「苦しい……」
笙 「息苦しいのか。おい、美琴」
美琴「……」



受け止めることも突き放すことすらできない美琴さんは、
為す術もなく四宮さんに震える身体を預けた。
彼はその場に座り込み、抱きかかえたまま彼女の顔色を見ている。
そこに更なる試練が訪れる。
二人の間をすり抜けて静かな夜の空気を裂くように太い声が響き、
その声に美琴さんは新たなめまいとショックで狼狽し放心状態になった。



佐伯「美琴、どうした!」
美琴「遊……」
佐伯「四宮。お前、こんなとこで美琴に何してるんだ!」
笙 「佐伯」
佐伯「今すぐ美琴から離れろ」
笙 「佐伯、聞いてくれ」
佐伯「離れろって言ってんだ!」
笙 「聞けよ!今すぐ美琴を部屋に連れて帰ってくれ」
佐伯「は?」
笙 「いいから、俺の言う通りにしろ!
  俺を殴るのは美琴を休ませてからでもいいだろ」
佐伯「美琴がどうかしたのか……」
笙 「俺が抱えていくから鍵を開けてくれ。頼む!」
佐伯「わ、分かった」




佐伯さんは二人の直ぐ側に落ちていた美琴さんのバッグを拾い、
足早にマンションの玄関へと向かう。
その後を美琴さんを抱きかかえた四宮さんがついて行った。
エントランスに入ると佐伯さんはエレベーターホールで美琴さんの姿を確認する。
彼女は力無くぐったりとしていた。



マンション



マンションの最上階にある自宅へ入った佐伯さんは、
部屋のライトをつけるとリビングにベッドルームと開け放つ。
そしてベッドの上の掛け布団を取り去ると「ここへ」と促した。


笙 「すまん。彼女の服脱がずぞ」
佐伯「あ、ああ」


四宮さんは枕を取り美琴さんをベッドの上に静かに寝かせると、
取り除いた枕をふくらはぎの下に入れた。
直様スカートとブラジャーのホックを外して衣服を緩め、
落ちた毛布を身体に掛けて背中や腕を擦っている。
目端が効き慣れた手付きで手当をする四宮さんの姿を、
佐伯さんは無言で見つめ、顔面蒼白の美琴さんを悲しそうに見つめた。



佐伯「顔色が悪いな。真っ青だ。
  それに、かなり震えてる」
笙 「ああ。酸欠状態になってるんだ」
佐伯「酸欠って」
笙 「昔、彼女が駅のホームで倒れた時と同じだ。
  貧血で血液が少なくなってるから、体中に酸素がうまく運ばれてない。
  だから酸欠状態になる。
  酸欠になると心臓は全身に血液をたくさん送ろうとするから、
  動悸や息切れ、胸痛まで起こすことがある。
  それに貧血になると体温が下がって寒気を感じるからな。
  震えてるようなら、こうやって毛布で身体を温めてやると落ち着いてくる」
佐伯「そうなのか……」
笙 「とにかく安静にさせてやることだ」
佐伯「ああ」


四宮さんは美琴さんの手を取り、腕時計を見ながら脈を測った。
今まで見たことのない彼の勇ましく果断な様を目の当たりにして、
佐伯さんは静かに後ずさりしてリビングへ下がる。
そして諦めにも似た大きな溜息をついた。
20分は経過しただろうか、美琴さんに付き添っていた佐伯さんが、
ベッドルームから出てきて声を掛けた。


笙 「呼吸も落ち着いて、顔色も良くなってきたよ」
佐伯「そうか……」
笙 「今夜はこのまま寝かせて、
  起きたら温かい飲み物を飲ませてやって。
  食べれそうなら軽い食事をさせてもいいけど、
  きっと病院で貰ってる鉄剤があるはずだから、
  それを飲ませればすぐ落ち着くと思う」
佐伯「鉄剤……わ、分かったよ」
笙 「じゃあ。俺はこれで。
  突然訪ねてすまなかったな」
佐伯「……おい、四宮」
笙 「何だ」
佐伯「もし。時間があるなら、少し話さないか。
  コーヒー、入れたから」
笙 「あ、ああ。
  俺を殴るんじゃなかったのか」
佐伯「それは、もういい」
笙 「そうか」




yakei



帰りかけた四宮さんを引き止め、
座るように促すとコーヒーを差し出した佐伯さん。
ゆっくり窓に近づくと真っ暗になった外界に目をやった。
そして四宮さんもマグカップを持ったままソファーに座り、
外を見つめる佐伯さんの様子を窺っている。


佐伯「美琴が貧血だったなんて、今まで知らなかった。
  病院で薬を貰ってることも。
  最近、横になってることが多いなとは気づいていたけど、
  掛け持ちの仕事のせいで、てっきり疲れが溜まってるんだと思ってた」
笙 「昔から、自分のことはあまり話さないからな。美琴は」
佐伯「俺は、彼女が倒れてもあんな風に看病することができない。
  出来ることと言えば、
  救急車を呼んで病院に連れていくことくらいしか……
  お前は凄いよ。見る間に処置してしまって」
笙 「ふっ(笑)それは、俺が救急隊でやってたからで、
  現場を離れても、何年間もの訓練で身体が覚えてるからだ。
  普通一般の人たちはお前が言ったように、
  間近で人が倒れたら119番して病院へ連れて行く。
  それですら咄嗟の場合、狼狽えてなかなか出来ないことが多いもんだよ」
佐伯「そうなんだな」
笙 「お前も座れよ」
佐伯「ああ。
  お前、知ってたのか。
  美琴が薬を飲んでたこと」
笙 「ああ。知ってたよ。
  佐伯。今だから言うんだが、
  俺が美琴に『アムール』を手伝わせていたのは、
  貸した金のことだけじゃないんだ」
佐伯「えっ」
笙 「あいつの身体のことを知っていたから、
  何かあっても俺なら対処できると思ってた」
佐伯「……」
笙 「貧血は突然起きる。
  今日みたいにいきなり倒れてしまうし、時と場所に関わらずだ。
  移動中でもキッチンで食事を作ってる時だろうと、
  例えば人混みのホームで電車を待ってる時だろうとな。
  美琴の母親も先天性の貧血を患っていたから、
  遺伝的な要因もあるんだろうが」
佐伯「それで……いつも彼女の傍に居たのか」
笙 「まぁ、格好つけて言えばそうだ。
  でも俺は過去、美琴を裏切って今でも鈴と付き合ってるんだ。   
  いくら自分の主張を正当化しても、美琴には理解してもらえない」
佐伯「四宮。そこまで美琴を想ってたのか」
笙 「それはどうでもいいじゃないか。
  今はお前が美琴の彼氏なんだ。
  それより佐伯、俺は明日神道さんと話す。
  今までのお前との事じゃなく『アムール』と俺の将来に関してな」
佐伯「それは、どういうことなんだ。
  まさかうちを辞めるっていうんじゃないよな」
笙 「この業界は俺には過酷すぎる。
  やり甲斐も見つからず、己の存在価値すら未だ見出だせない。
  親父が亡くなった後、お袋から“蛙の子は蛙”なんだと懇願されて、
  已むを得ず消防署を辞めて写真館を継いたが、俺は蛙にはなれなかったよ」
佐伯「もう決めたのか、辞めるって。
  これから先どうするつもりなんだ。
  お袋さんにはどう言うつもりだ」
笙 「お袋にはここへ来る前に、
  出来の悪いどうしようもない息子だから諦めてくれって言ってきたよ(笑)」
佐伯「そんな」
笙 「元の畑に戻るってわけにはいかないけど、
  それに近い場所へ行こうと思う。
  でだ。俺が遣りかけている仕事をお前と流星に任せる。
  だから後のこと頼むな」
佐伯「四宮……」




ko-hi-



眉間のシワを解いてコーヒーを飲みながら、
安堵の表情を浮かべる四宮さんに、以前のような荒々しさはなかった。
夕方、撮影現場で殴りあった人間とはまるで別人のように感じた佐伯さんも、
硬直していた顔は緩み、穏やかな面持ちで彼を見つめていたのだ。
静かになったリビングで再びコーヒーを飲む。
二人の心に、今までに感じなかった仲間意識が芽生えたのだった。



そして翌日の昼過ぎ。
四宮さんはスターメソッドの社長室に居た。
神道社長と向かい合わせに座り、彼の言葉を待っている。
社長も彼の嘆願書に目を通した後、
視線を彼に移し、彼の覚悟を感じ取り確かめる。
その瞬きもしない深く力強い目と迷いのない言葉に、
偽りを感じられなかったからか、すんなりとその意向を受け入れた。
話し合いは一時間、揉めること無く厳かに進められたのだった。



カフェ



それから大きな変化もなく平穏に一ヶ月半が過ぎた。
しかし事態は突然に変化する。
それは5月25日の夜7時半すぎ。
歌さんから呼びだされた美琴さんは、
彼女の勤めるイタリアンレストランの前にあるカフェに居た。
15分後、仕事を終えた歌さんがやってくる。
穏やかに「お疲れ様」と声を掛ける美琴さんとは対照的に、
歌さんはとても険しい表情で「久しぶりね」と答えた。
そしてオーダーを聞きに来た店員にコーヒーを頼むと、
すぐに美琴さんへ敵意むき出しの誘導尋問を投げかける。


  

歌 「実は私ね、想也と同棲しようと思ってるの」
美琴「……そ、そうなの」
歌 「でも、実家から出たことのない私には一大決心なのよね。
  親にも紹介してない想也と同棲するからなんて、
  なかなか言い出せなくてさ。
  それで、同棲経験者の美琴にどうしたらいいか相談しようと思ってね」
美琴「どうしたらいいかって……」
歌 「親に先に話すべきかしら。
  それとも事を済ませて両親に紹介するほうがいいかな。
  事後報告になっちゃうけど」
美琴「ごめん。私には……分からないわ。
  もう私に両親は居ないし、
  そういうことなら相楽さんに相談したほうがいいんじゃない」
歌 「えっ。でも美琴は笙さんとも同棲してたし、
  今だって佐伯さんと一緒に生活してるじゃない」
美琴「それはそうだけど、歌が相楽さんと一緒に居たいと思うなら、
  そうしたほうが良いと思うし、相楽さんも歌が必要なら……」
歌 「美琴?私、何か貴女に嫌なことした?」
美琴「えっ。何もしてないけど」
歌 「いや、いつもと違うから。なんとなくさ」
美琴「そんなことないよ」
歌 「そう?」
美琴「うん」


全く視線を合わそうとしない美琴さんを不自然だと感じた歌さんは、
テーブルに置かれたコーヒーに砂糖を入れながら、何気なく話し出した。
彼女の発した言葉でカップに掛けた美琴さんの左手がピタリと止まる。



歌 「美琴。もしかして……
  想也のことで私に隠し事してない?」
美琴「えっ……」
歌 「まさか、私に隠れて会ったりしてないよねー」
美琴「……」
歌 「親友や恋人の目を盗んで、お忍びの密会とか秘密のデートとか。
  夜景の見える静かな公園で『本当は貴方が好きなの』
  『僕もさ。本当は君が好きなんだ』なんて、
  気分は盛り上がって抱き合ってキスしたりさ。
  ……って、何だか妄想が過ぎるかな。
  私ったらドラマの見過ぎだね。うふふふっ」
美琴「歌」
歌 「ごめんごめん。今のは気にしないで」
美琴「ごめんなさい」
歌 「えっ。何がごめんなさい、なの?(笑)」
美琴「私……本当にごめんなさい」
歌 「だから、ごめんなさいって何が?
  ……泣いてるの?どうして美琴が泣いて謝るわけ。
  もしかして私が言ったことは図星だったってこと?」
美琴「一度だけ、相楽さんの言葉にほんの一瞬だけ心が揺らいだの」
歌 「ちょっと待ってよ。想也の言葉に心が揺らいだって何?
  想也とそういう関係になったってことなの!?
  答えて、美琴!」
美琴「偶然に相楽さんに会って、キスをした。
  会社の中庭でほんの一瞬のことだった。
  でもそれを遊さんと流星さんに見られたの。
  私、相楽さんを好きになりかけてた。
  歌が彼に会う前から」
歌 「えっ……それじゃあ、何。
  私が美琴から想也を横取りしたって言いたいの!?」
美琴「違う!相楽さんと親しくなる前に遊さんが私の許に遣って来た。
  そして相楽さんにも歌が。
  だからこれが自然の成り行きだって感じたの」
歌 「ちょっと待って。丸く収めようとしないでよ。
  美琴は親友の私を裏切ったのよ。
  それで自然の成り行きなんておかしいでしょ」
美琴「私、もしかしたら妊娠したかもしれないんだ」
歌 「えっ(焦)それって、想也の!?」
美琴「違うわ。遊さんの。
  私のしたことを許してほしいなんて言えない。
  たった一度でも裏切ったことには変わりはないもの。
  ただ相楽さんとはそれ以上何もないから」
歌 「そう。分かったわ。
  美琴のこと許せるかどうか、すぐには言えない。
  だって“寝耳に水”だし、
  想也にも事実を聞かなきゃいけないから時間が掛かるわ」
美琴「そうよね……」
歌 「でも。佐伯さんと流星さんが現場を目撃してたっていうことなら、
  お忍びの密会じゃなかったんだろうし」
美琴「本当にごめんなさい、歌」
歌 「で?子供出来てたらどうするの?
  産むつもりよね」
美琴「ええ。ただ、自分の身体に自信がなくて」
歌 「そっか。貧血の治療してるんだったわね」
美琴「だから気をつけてたのに」
歌 「一人で考えこまないで、
  主治医の先生と佐伯さんに相談して決めなよ。
  身体大事にしないとね、美琴」
美琴「うん(泣)」



美琴さんは歌さんに何度も「ごめんなさい」と謝罪しながら泣いていた。
始めは憤慨していた歌さんも、美琴さんの身体の事を知って、
もう俺に近寄ってくる事はないと踏んだのか冷静さを取り戻す。
徐々に明るくいつも通り話をする歌さんとは対照的に、
後悔したように項垂れる美琴さんは、目に哀しみの色を浮かべて、
流れる車のテールランプをぼんやりと見つめていたのだった。
  
  


病室の回廊


そしてそれから2日後の5月27日金曜日。
彼女は病院の処置室のストレッチャーに横たわっていた。
傍では佐伯さんが神妙な面持ちで付き添い、
看護師と話をしている四宮さんと北斗さんも居て、
皆、主治医が来るのを待っている。
暫くすると、検査結果を持った濱田医師が診察室に戻り、
佐伯さんを呼ぶと深刻な顔で話し出す。
しかし丸椅子にゆっくり腰掛けた彼に医師は放った言葉は、
あまりに残酷で衝撃的な事実だった。



医師「おまたせいたしました」
佐伯「先生。彼女の病状はどうなんでしょうか」
医師「そうですね。
  弦田美琴さんの状態ですが、
  貧血を起こして階段を踏み外した時に、
  腰とお腹を強打しているようですね」
佐伯「はい」
医師「それでレントゲンとMRIでの検査をしましたが、
  骨や内蔵に異常は見つかりませんでした」
佐伯「そうですか。良かった……」
医師「しかし、今から産婦人科でもっと詳しい検査をします」
佐伯「はい?あの、産婦人科、ですか」
医師「はい」
佐伯「ち、ちょっと、待ってください。
  どうして産婦人科で検査なんです。
  打った場所が腰とお腹だからですか?」
医師「それもありますが、不正出血があります」
佐伯「出血してるんですか」
医師「はい、少量ですが。
  それでどこから出血しているのか、
  内診、超音波検査、内視鏡検査で診ます。
  血液検査をしたところhCG、ヒト絨毛性ゴナドトロピンと言って、
  妊娠していると分泌される糖タンパク質が増加して、
  尿中や血中に現れるんですが。
  弦田さんの血中の数値が1027mIU/ml、
  (インンターナショナル・ユニット・パー・ミリリットル)と反応が出ました。
  妊娠周期でいうと、5週から6週目くらいになります」
佐伯「えっ。美琴が妊娠……」
医師「ご本人も検査薬で確認しているようですね。
  ただ出血があるということは早期流産の可能性もありますので、
  一刻も早く内診をして処置したほうがいいです」
佐伯「流産……」


美琴さんの妊娠と流産の可能性。
医師から美琴さんの病状を聞いた佐伯さんは、
亡霊のように無表情で足音も立てず診察室から出てきた。
その姿を見た北斗さんと四宮さんはただならぬ事態を感じて、
彼の許へ駆け寄ったのだった。



足



(続く)




この物語はフィクションです。


 



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