ダイアー博士のスピリチュアル・ライフ転載:
2012年の黙示録 なわ・ふみひと●無限の力を味方につける「スピリチュアル・ライフ」とは
「あなたは花を育てることができるか?」――こう尋ねら
れたら、たぶん、あなたは次のように答えるだろう。「簡単
なことだ。土に種を蒔いて日光と水を与えれば、やがて花が
咲く。その証拠に、今この瞬間にも、世界中で無数の花が咲
いているじやないか!」
たしかにそのとおりだが、質問にもう一度目を通してから、
花を育てる生命の源が誰(何)か考えてほしい。誰(何)が
種から花を咲かせ、小さな胚から人をつくっているのか?
誰(何)が人間の指の爪を伸ばし、眠っているあいだも心臓
の鼓動を打たせているのか? 誰(何)が、感じるけれども
目には見えない風を吹かせているのか? そして惑星を定ま
った位置に配置し、地球を猛スピードで銀河系に投げ込むこ
の力はいったい何なのか?
この地球に存在するあらゆる生命の源であり、形がなく目
には見えない宇宙エネルギーを私は“無限の力”と呼んでい
る。あなたが人生で出会うすべての問題は、あなたのなかに
眠っている無限の力を目覚めさせれば解決できる。
そこでまず、無限の力を味方につけるための3つの基本ス
テップを説明しよう。
1[認識]――「無限の力」の存在を認める
多くの人がスピリチュアルな力の存在に無自覚であり、そ
の存在を認めようとしない。たとえば、病気の治療一つをと
っても、高度な医療技術や薬剤で何でも治ると思っている。
あるいは、経済状態を改善するには一生懸命に働き、勉強し、
レイオフされたら履歴書を送って面接を受けるしかないと信
じている。
しかし、このように自分の知覚を超えた神秘の力を無視し
て生きることは、あなたの無限の可能性を無視することに等
しい。生命、自然、そして宇宙の源である偉大な力があなた
の手の届くところに存在している。それを認めることが、自
分のなかに眠っている無限の力を働かせる最初のステップな
のだ。
だが、夢占いについて書かれたものを読めば「いい夢」が
見られるわけではないように、他人に教えられたり書物を読
んだりしただけでは、こうした力を得ることはできない。
「自分には宇宙に通じる無限の力がある」と深く信じること
で、はじめて無限の力に目覚めることができるのだ。
たとえば、あなたが何か大きな問題にぶつかっているとし
て、どうすれば解決できるのか、今のところは正確にはわか
っていないとしよう。しかし、「解決できることは十分承知
している」と自分に言い聞かせていると、必ず、天から助け
のロープが降りてくるように解決策が見つかるものだ。
2「体感」――頭で考えた知識より、心で体感した知識を優
先させる
この段階では、あなただけが自分の体験を事実と認めるこ
とができる。
手始めに、どういう人間になりたいか、どんなふうに人生
が運ぶと満足できるか、心にイメージするとよいだろう。こ
んなことをしても無駄だとみじんも考えずに、自分が無限の
力に導かれているところを思い浮かべよう。
心に浮かんだイメージを現実のものにしたいと静かに願い、
自分の願いは近い将来、必ずかなうと確信しよう。心に思い
描いたことが、身近な現実の世界に変わっているところを味
わってみよう。これが「体感」で、頭の体操のたぐいを超え
る個人的な体験である。静かに瞑想している時に練習すれば、
あなたも必ず経験できるだろう。
3「一体化」――「無限の力」と一つになる
自分は無限の力の一部だと考え、自分のすべてが偉大だと
確信して、みじんも疑っていない――こうした状態にある時、
私たちは無限の力、大いなる知性と完全に一体化している。
無限の力と心の中で対話していると、一時的に自我がなく
なる。「自分で何とかできる」とうぬぼれる代わりに、自分
の中にいるより崇高なもう一人の自分に喜んで委ねようとす
る。
一つの水滴が大海から離れた時の姿は、私たちが全能の力の
源から離れてしまっている時の自我を象徴的に表している。
大いなる知性、無限の力と私たちの自我が一体化している時、
私たちには無限の力が与えられているのだ。