93歳だった。
1月下旬から容態が悪くなり、母から、
「もう長くないかも。」
と言われていた。
なんとか帰国する3月まではもってほしい、
そしておばあちゃんにもう一度会いたい、
と思っていたのであるが、残念ながら願いは叶わなかった。
亡くなったという知らせが携帯にきて、祖母との思い出話を家族とチャットしていたとき、
話の流れで、祖母が亡くなる2日前ぐらいから、
姉、兄、母は不思議な体験をした、という話になった。
【姉の場合】
【兄の場合】
【母の場合】
「きっとおばあちゃんが最後に会いに来てくれたんだね。」
「怖がっちゃって悪いことしちゃったなぁ。」
なんてことを話していた。
私のところには来た気配はなかったなぁ
と思い、ちょっと寂しく思った私であるが、
ふと勉強机を見た時、
あっ、そう言えば…!!
と思いだしたことがある。
【ろびまろの場合】
チカチカと電気が点滅したのはこの時だけで、
その後はずっと正常に動いているので、
今思えばあれは、祖母がスウェーデンまではるばる会いに来てくれた合図だったのだろう。
人によっては、
単なる偶然、単なる思い過ごし、
と言うだろうが、
私達は祖母が挨拶に来てくれたんだと信じている
日本に帰国してすぐにお線香をあげに祖母宅へ行った。
写真の祖母はニッコリ微笑んでいて、とても幸せそうだった。
祖父と死別して36年、祖母はとっても寂しかっただろう、と母は言っていたが、
祖父とやっと再会できた今、写真の中の祖母のようにニッコリと笑顔で祖父といるに違いない。
そして、先週の土曜日は四十九日だった。
少し遅れてしまったが、私もようやく皆と一緒に祖母を見送ることができました。
おばあちゃん、ありがとう!
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祖母が亡くなり、すぐに駆けつけることができなくて、
歯がゆいのと申し訳ないのとで、色々と複雑でした。
海外に住むとはこういうことか、と改めて思い知らされました。