FUJITA'S BAR
2011-03-20 11:18:34

読了:「Story Seller 3」

テーマ:読書
たまには読書で息抜き

さて、ストーリーセラーシリーズの3巻が文庫化されていたので

即買いしてしまいました。地震の前に手に入れておいてよかった。。。

ラインナップは

沢木耕太郎

近藤史恵

湊かなえ

有川浩

米澤穂信

佐藤友哉

さだまさし

と、古株とニューフェイスのコラボレーション

近藤史恵の自転車ネタは読んでいて相変わらずカラダがうずうずしてくるし

有川浩の下ネタオンパレードの物語は爆笑モノ

佐藤友哉は1・2に続く荒唐無稽な世界観と圧倒的なスピード感で読ませます

でもやはり、今いちばん心に残っているのは、さだまさしの「片恋」

文章が上手いかと言えば必ずしもそうではないし

読み手を欺く巧妙なトリックがあるわけでもない

しかし、主人公・南の心の変遷の描写がすごい。まるで彼女の視線を体験してるよう

衝動や苦悶、それを経て得るものへ向かっての内省の葛藤

ここに収録された短編のなかではいちばん尺長ですが

あっという間に読めてしまいます。このボリュームにも大満足

一読の価値アリです
2011-03-01 22:24:55

読了:佐藤友哉「フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人」

テーマ:読書
$Out Of The B.L.U.E.-フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人.jpg

はじめに言っておこう

めちゃめちゃ面白かったので、ホントにあっという間に読んでしまいました

400ページ超を2日間で読みきってしまうのは僕にとっては異例のペースです

そういえば伊坂幸太郎の作品の中でもそのくらいで読み切ったやつがあったな

本作は所謂「鏡家サーガ」と称されるシリーズ物の第1作目で

主人公の名前は鏡公彦。鏡家の3男(確か)である

狂った鏡家の中において、公彦が最も近しく感じていた妹・鏡佐奈が自殺してしまい

公彦はその復讐へと身を投じていく

簡潔に書くと、だいたいこんな感じです

「Story Seller」で知った作家さんで

縛りのない文体を好きになってついにこの作品を手に取るに至りました

ジャンル的にはミステリなのでしょう。過激でグロい描写も出てきます

でも、このお話のイントロダクションがとても素敵で

それだけでこの世界の中に没入していくことができます

公彦の心理状態はある程度解った様なつもりで読んでいましたが

ラストに向かうにつれてそれはひっくり返されます。鮮やかに裏切られました

クセのある作品ですが、僕は好きですね。続編を探しに本屋に行かなきゃな。。

あと、ナカコーとか向井秀徳とかいう固有名詞が登場してきたのも

僕にとってはツボでした
2011-02-28 18:52:25

読了:海堂尊「マドンナ・ヴェルデ」

テーマ:読書
$Out Of The B.L.U.E.-マドンナ・ヴェルデ.jpg

久々に早く帰ってきたので、読書ネタでも。。。

海堂尊著の「マドンナ・ヴェルデ」です

映画化もされた「ジーン・ワルツ」のもうひとつのストーリーでもあります

マドンナ~単品でも十分に楽しめそうですが

やはりジーン~を読んでからのほうが絶対面白いでしょうね

幸いにもジーン~を先に読んでいたので、かなり楽しく読むことができました

ジーン~のネタバレにもなってしまうので触りのあらすじすらも書けなくなってしまうのですが

この物語の主人公はジーン~にも登場する山咲みどりという女性で

50代の彼女が妊娠し、出産するまでの情景を描き出しています

彼女の出産があくまでもメインの筋ですが

強く印象に残ったのは主人公が料理をしている情景でしょうか

決して豪奢ではない、寧ろ質素な食生活なのですが

食材のひとつひとつに再び丁寧に命を吹き込んでいくその姿はなんだかとても魅力的で

この人の作った味噌汁、食べてみたいな、なんて思わせてくれます

ジーン~がセンセーショナルで鮮烈な作品であるのに対し

マドンナ~は暖かなヴァイヴを残してくれる、そんな作品です





土曜日、大晦日以来のスキー場に行って来たのですが

前日の金曜日に雨が降ったみたいで、それが凍結してゲレンデはまるで氷山のよう

こんなに神経使う滑走は初めてでした…笑

体バキバキだけど、楽しかったな

では

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