2009-10-08 05:00:23

超線形性プロセスって面白いの?

テーマ:建築
ユリイカの6月号を読んでいて藤村龍至の記事を目にしました。
レムについての特集なのに、何故か彼は自分の設計プロセスについて書いていたのですが(笑)
その記事は大体、彼の設計哲学「超線形性プロセス」について書かれていました。

僕が彼の設計理念を知るのはこれが初めてだったのですが、疑問に思う事があったのでここに記しておきます。

超線形性プロセスというものがどういうものかというのを彼の言葉を引用して説明するとこうです。

”「ジャンプしない」「枝分かれしない」「後戻りしない」という三つの大きな原則に基づき、最初にゴールイメージを抱かずに、斬新な改良を重ねながら徹底して線形的に設計を進める”

ということらしい。

要するに、チェックリストがあり、1つ1つの項目にチェックを居れながら建築の形をだしていくという事だと思うんですが。

確かに、枝分かれしないし、後戻りしないのだから効率も高く、スピードもはやいはず目
ここは多いに感心できます。

僕の疑問点は、その建築にスペクタクルはあるのだろうか?

出来上がった物は、諸条件をクリアーして奇麗に収まった優等生的な建築だと思うんですが、どうも面白いアイディアっていうものをその建築に見い出せる事が出来ないのではと?実際に彼の作品を見た事がないので確かな事は言えませんが。

やっぱりチェックリストをクリアーしただけのもにしか思えない。そこにある歴史的、政治的、あるいは文化的な背景も汲み取る事が出来るのだろうか?都市のコンテクストの一部としてどんな役割を果たすかまで、リストに項目があるなら僕は何も言えませんけど(笑)


僕は超線形性プロセスよりも、論理学的プロセスを気に入っている。

問題点を洗い出す→その問題点についてのリサーチをする→仮説を見いだす→仮説を正す為に実証を行なう→もし間違いがあるなら、仮説を変える→新しい仮説が正しいか実証を行なう。これの繰り返しです。

(この方法論は基本的にビジネスの世界で多用されています。有名なのがマッキンゼー等のコンサルタント会社も用いている方法論です。)

僕は設計プロセスというのは、枝分かれ、後戻りの繰り返しだと思っている。その費やされる膨大な時間と努力の向こうに誰も予期しなかったアイディアや面白さを発見出来るのではないかと。


ふと、超線形性プロセスに疑問を持っただけです。別に否定をしているわけではありません。


超線形性プロセスにはこんな魅力があるという意見がある方は是非聞かせて下さい。

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