この一年間で自動車保有率がぐんと上がりパクセーでも渋滞が見られる今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。トヨタのランクルが大人気。この安月給でどうしたら車を購入できるのか、その仕組みが未だに不明。誰に聞いても「金(かね)は無いけど、金(きん)がある。」と答える。黄金の国ラオス。フェラーリやベンツもよく見かける。関税100%に涙目。
さて今回は、最近道路わきに突如現れた青い看板についてのお話。
この一年で、パクセー市内でも交通安全の取り締まりが随分強化されたなぁと感じております。
一年前は、首都でさえ、子どもの運転、逆走、バイクの4~6人乗りは当たり前でした。
が、そんな乱れたラオスの交通事情に喝を入れるべく突如として大量に導入されたのがこれらの看板。
「マオ・ボーカップ・ロット(飲んだら 「ハーム・カップロット・ワイクーンカム
乗るな)」 ノット(制限速度超過厳禁)」
まずは「飲んだら乗るな」の看板。うん、これ大事。夜は、大半が飲酒運転になっちゃってるからね。ピーマイ時は終日要注意。
お次は「制限速度超過厳禁」の看板。最近スピード出す若者が多いからね。ところで、みんな制限速度わかってるのかな?その表示が見当たらない。。。
「プーカップロット・レ・プーソーン 「ロットサンチョーンタームトーン
ターイロットチャック・トーンサイ・ タノン・トーンミー・パガンパイ(
ムワックガンカトップ(バイク運転手 公道を走る際には保険をかけ
と同乗者はヘルメットを着用するこ ること)」
と)」
「バイク運転にはヘルメット」の看板。ヘルメットは危険防止というよりは、日焼け防止のために被る人が多いからね。
因みに、ノーヘルは30,000kip(300円相当)の罰金。
「運転の際は保険加入」の看板。保険料が高いから殆どみんな加入していないからね。大抵の事故はお互い「ボーペンニャン」で済んじゃうし。ボーペンニャン保険、料金0kip、加入率100%。
これらの他にも、「運転中は携帯操作禁止」などの看板も。できればラオスのオリジナリティとユーモアあふれる看板が欲しいなぁ。
「ジャンバー反対向きだよ」とか、
「バイクによる走行中のナンパ禁止」とか、
「ドリアンの皮、ポイ捨て厳禁(バナナの皮も)」とか、
「カオニャオとりもちは罪です」とか、
「たまに落とし穴があります」とか。
大事な看板がたくさんできそうなのに。そうすれば、交通事故がもっともっと減ると確信しております。
12月のASEM開催に向けて、ラオスの交通事情の是正が急ピッチで行われています。よく目を向ければ交通事故被害者もその遺族もたくさんいます。形だけ整えるのではなく、安全に対する意識そのものを変えていって欲しいと思います。
「運転は18歳になってから」