【参院選結果で気になる沖縄】
参議院選挙が終わり仕事の合間を見て、選挙結果の様々な分析を行っている。その中ではじめに気になったのが沖縄選挙区だ。普天間基地移転問題でメディア・国民が大注目し、一部政治家や偏向報道を続けるマスコミは“県外移設が県民の総意”と何度も言い切ってきたことにオレは批判を続けてきた。
しかし在日米軍基地移設問題を真剣に検討することをきっかけに、鳩山内閣を始め多くの議員が“抑止力・防衛力”を学び 、参議院選挙前に方向性を示したいことと、米国議会の2010年度予算審議のスケジュールもあって5月末決着にこだわり、社民党 福島瑞穂氏を罷免してまでも“普天間基地移設先を沖縄県内” と言うことを明確に打ち出した。
【沖縄県内移設の方向性になったのに】
マスコミはあたかも沖縄県民全員が移設に反対しているような偏向報道を続ける 中、オレは沖縄県民の賛成派の存在 と、なぜ沖縄に基地が必要なのか を伝えてきた。結局、全方向に軽口を叩きまくった鳩山前首相は、県内基地移設反対派を裏切る結論を出した。
ここで閣僚を罷免された社民党 福島瑞穂氏は連立を離脱し、現実に不可能な県外基地移設を改めて訴え、社民党にとっての票田である沖縄に力を入れて、ジュゴン柄のかりゆしウェアを着込んで 参議院選挙を戦った。
【マスコミの報道と沖縄県民の民意の違い】
全国から注目され民主党から裏切られた形になったものの、沖縄から出馬した立候補者はほぼ全員が“県内基地移設反対”を訴えた。しかし沖縄県の投票率は
52・44%
47都道府県ワーストワン。まずはこの結果に驚いた。政治は無力と諦めたのか、それとも一部反対派県民だけがクローズアップされていて、一般県民は冷めた目で観ていたのか。
更に沖縄選挙区における選挙結果も興味深い。根性無しの民主党は結局候補者を擁立せず、自民党公認の島尻安伊子氏、無所属ながらも社民党が擁立した山城博治氏、他2名の戦い。
島尻安伊子 258,946票
山城博治 215,690票
43,256票差で自民党候補者が勝った。あれだけ社民党 福島瑞穂氏が“沖縄!沖縄!”と騒いでいたのに、無情にも沖縄県民の民意は自民党を選択した。福島瑞穂氏も大きなショックを受けたことだろう。
ここで思い出すのは、今年1月に行われた名護市長選挙結果 だ。基地移設反対派の稲嶺進氏と、基地移設賛成派の島袋吉和氏の選挙結果は
稲嶺進 17,950票
島袋吉和 16,362票
その差1,588票。ちなみに、この時の投票率は76,96%と高い投票率。この結果を持ってマスコミや基地移設反対派は“県民の総意”と言い放った。48%に県民は賛成しているにも関わらずだ。
如何にマスコミが偏向報道を繰り返し、情報操作をしていたかが、この選挙結果で読み取ることが十分できる。同時に政治家もマスコミ報道を信じ、間抜けな発言をしていた政治家の多かったこと。
【全国比例代表沖縄出身の喜納昌吉氏】
そして沖縄県出身の民主党 前参議院議員 喜納昌吉氏は“すべての武器を楽器に”をキャッチフレーズに左翼系政治家として活動 していたが、基地問題が騒がれる最中“社民党と同じスタンスか”と言うマスコミからの問いに対し
“社民党は基地を県外とは言え容認している。中国だろうがどこだろうが基地をなくさなければいけないんだ”
と訴えていた。理想であればいい。誰もが争わず基地の必要のない世の中になれば素晴らしい。しかし争いなき世界は“絶対”に存在しない。攻めなくとも“守る”ために基地は必要だ。そんな喜納昌吉氏の得票数は70,617票で落選。全国を選挙区とする沖縄出身の有名人であり、沖縄県内米軍基地反対を一番強く訴えた人が、沖縄選挙区で落選した社民党擁立の山城博治氏の215,690票のほぼ1/3である70,617票しか取れなかった。これが現実だ。
あれだけ大騒ぎし在日米軍基地問題だが、マスコミによる必死の偏向報道とは裏腹に、沖縄県民も国民もマスコミの視点とは異なる結果を出した。
マスコミが何故こうして偏向報道を続けるのか、今回は参議院選挙を例に綴ったが、多くの疑問をこれから徐々に投げかけていこうと思う。是非、読者と共に考えていきたい重要な問題である。
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