【光市母子殺害事件 死刑確定】
これまで何度かブログで綴ってきた“光市母子殺害事件”が発生して13年。大月孝行被告に対し、20年に広島高裁の差し戻し控訴審判決で死刑を言い渡され、被告の差し戻し上告審判決が最高裁で20日、5度目の判決で“死刑”が言い渡された。これで大月孝行被告の死刑が確定した。
【逮捕直後の愚かな手紙】
この事件は大月孝行死刑囚の鬼畜な犯行を皮切りに、逮捕後に友人に送ったとされる手紙の中に記された
終始笑うは悪なのが今の世だ。ヤクザはツラで逃げ、馬鹿(ジャンキー)は精神病で逃げ、私は環境のせいにして逃げるのだよ、アケチ君
裁判官、サツ(警察)、弁護士、堅持。私を裁けるものはこの世におらず。
五年+仮で8年は行くよ。どっちにしてもオレ自身、刑務所のげんじょーにきょうみあるし、速く出たくもない。キタナイ外に出る時は、完全究極体で出たい。じゃないと二度目のぎせい者が出るかも
など少年法を逆手に取った反省なき思い、この他被害者や遺族を侮辱する文章を綴り、世論の怒りに油を注いだ。
【人権派弁護団に殺された!?】
当初は起訴内容を認めていた大月孝行死刑囚だが、差し戻し前の上告審で新たな傾危之士と言っても過言ではない人権派弁護士に変わった途端、これまで認めて来た殺意を否認しだした。“魔界転生にある復活の儀式”や“ドラえもんが何とかしてくれると思った”など、人権派弁護士の悪質なアドバイスで、世論は更なる怒りを爆発させていく。このバカな弁護団の愚行がなければ無期懲役のまま結審した可能性があったのではないかとさえ推測してしまう。また大月孝行死刑囚の父親のコメントも無責任甚だしい言葉の数々で、この時の不快な想いは当時のブログで綴った。当時のログで大月孝行死刑囚の父親の言葉に“目が飛び出るほど衝撃的だった”と表現している。
2006年6月20日 荒川ヒロシブログ 山口母子殺害事件を擁護する人権派と親の責任
【真実一路 法曹界の常識を打ち砕く】
我が国の法制度の諸問題も露呈したこの光市母子殺害事件は、慣例で判決を下してきた法曹界にも一石を投じ、その結果今回の結審をつかみ取れたことは、遺族である本村洋氏の行動によって、これまで泣き寝入ることしかできなかった遺族に対し、光明を与える結果をもたらせてくれた。
2008年4月22日 荒川ヒロシブログ 殻を破った判決を評価&類似した事件発生
さて大月孝行氏の死刑が確定し、世論の多くは“死刑判決を勝ち取れて良かった”と言う風潮が蔓延している。オレはこれまで変わらず訴えて来たが“死刑廃止論者”である。理由については長くなるので、過去のブログに是非一度目を通して欲しい。
2005年5月21日 荒川ヒロシブログ 映画“グリーンマイル”を観て【死刑論議】を考える
2009年5月3日 荒川ヒロシブログ コイツを死刑にして気が済みますか?
【でもオレは死刑廃止論者である】
今回の大月孝行氏の死刑判決に対し、遺族である本村洋氏は
迫ってくる死の恐怖から罪の重さを悔い、かみしめる日々が来ると思う。大変だと思うが乗り越え、胸を張って死刑と言う厳罰を受け入れてもらいたい。酷なことを言っているかもしれないが切に願っている。
と申されている。愛する妻と娘を失った者として当然の想いであり、それでも大月孝行死刑囚に対し、思いやりある言葉も用いた発言は武士である。オレ自身も現行制度を遵守することは絶対であり、歴代の無責任な法務大臣の死刑確定から執行まで平均7年6カ月と言う怠慢をせず、刑事訴訟法475条第1項に則り、判決確定日から6カ月以内に死刑を執行すべきである。
2010年7月28日 荒川ヒロシブログ 死刑執行命令は法務大臣の職務である
【死刑より残酷な終身刑の導入を!】
オレは本村洋氏が発言した“迫ってくる死の恐怖から罪の重さを悔い、かみしめる日々が来る”と言う内容に対し、これが判決確定日から6カ月だけの短い期間だけの恐怖では甘い!と思っている。
考えて欲しい。飽食の時代に狭い部屋に閉じ込められ、異性と触れ合うこともなく、食事も娯楽も満足に与えられず、ただ“死”を待つ日々の恐ろしさを…。オレは死刑を廃止し、量刑を加算した終身刑の導入が必要と考える。これは“冤罪”問題にも通ずることもあり、罪なき人を死刑から救える一案でもある。
兎角『罪人に税金が使われているのはけしからん!早く死刑にしろ!』と言う意見も聞かれるが、このような罪人を生み出した一因は日本社会であり、我々国民一人一人の責任であることも認識すべきである。更に犯罪は社会への教訓にもなることを忘れてはいけない。
【大月孝行!?福田孝之じゃなかったっけ?】
死刑が確定した大月孝行氏は元々「福田」と言う名字だったはずだ。調べてみるとキリスト系教団の女性牧師と養子縁組して改名したようだ。死刑反対の団体や支援者が凶悪事件の容疑者と養子縁組することは珍しくなく、裁判中の容疑者と面会するには、ごく身近な親族に限られていることも理由として考えられる。
しかし弁護士の言葉では「聖書を読んでいる」と言われ、この女性牧師からもキリストの説教を受けていることも推測できることから、今回の判決前の大月孝行氏のマスコミとの面会の際には
もしも許されるのなら、生きて償う道を与えて欲しいと思うけど…。僕のしたことは2人の尊い命を殺めたのだから、僕の命を持って償わなければならないものだと思う。
と話したと言う。冒頭に記した大月孝行氏が知人に送った、手紙の許しがたい内容から年月が過ぎ、事の重大さと向き合い、彼なりに反省の念を深めていったとオレは信じている。誰だって様々な反省を経て改心した経験はあるはずだ。以前読んだ本≪死刑囚最後の瞬間≫では、改心していく死刑囚の姿に、執行時に涙する刑務官や、『死刑を辞めて欲しい』と訴える被害者遺族も存在すると言う。
2007年12月10日 荒川ヒロシブログ 死刑囚最後の瞬間 大塚公子
【本村洋さんの幸せを心から祈る】
帰宅し自宅の様子が異なるのを察知した本村洋氏が、押し入れを開けた際に妻の弥生さんを発見した際
死ぬその時まで、僕の名前を読んだに違いない弥生を、僕は抱きしめることもできなかった…僕はそんなひどい男なんです…
なんて正直過ぎる男なんだ。この言葉を聞いた時、オレは全身がしびれ目に熱いものを感じた。こんな、こんな辛い、辛い想いを背負った本村洋さんの心は癒されないと思うけれど、この与えられた試練を乗り越え、幸せな生活を別の形で取り戻して欲しいと切に想う。






