マサーィルの恋2
テーマ:アラブ文化、生活マルハバ!
その後も続く、マサーィルからの恋愛相談メール。
「彼に、好きってことをサキから伝えて!」
と。
いや、自分から言わんとダメでしょ。
と思う日本人の私はそのままに返信。
「けど、彼はいつも冷たいから、もし彼が私のことを愛してないと言って、
(私の心が)傷つくのが嫌なの、怖いの」
「ね、サキから伝えて、彼が何て言ってたか教えてね」
5-6回こうしたやり取りをしたあげく、仕方なしに了承したワタシ。
自分で言わないと気持ちは伝わらないよね
と思ってしまう日本人の私。
「彼」に事情を話したけど、案の定っていうか、当たり前だけど
「気持ちはうれしいけど、どうしようもないよね」
そんなに接点がないし、そもそも言葉の壁が大きいし・・・。
ということで、どう結果報告しようか深夜ずっと悩むワタシ。
伝え方によっては、自殺したらどうしよう??!!!ってマジで悩んだ。
(いやマジで。そんくらい超真剣、超深刻なかんじの子なので・・・)
というわけでメール作成に1時間ほどかけ、結果報告。
すぐにマサーィルから返信。
怒涛の連続メール。
「彼は私のことを愛していないのね??!
ワタシがムスリム(イスラム教徒)だから?」
「ほかに恋人がいるの??」
「彼はワタシを傷つけたわ!
もう、彼なんかキライキライ!
もう、忘れるわ!!!」
「ねぇ、サキ、この人生ワタシはもう長く生きたくない・・・」
「明日は、訓練所休むわ、もう疲れちゃった・・・・」
4通目がヤベ~~~~~っ!!と思い、そりゃもう必死に弁解(?)しましたよ。
日本人だからね、そもそも言葉がよくわからなくてね、とか。
マサーィルのことよく知らないしさ、とか。
つか、とりあえず明日は訓練所に来い!と。
というわけで深夜3時までに及んだ説得の甲斐あり、無事にセンターに来てくれたマサーィル。
昨日の彼女は、昭和の少女マンガの女の子のようなはかなさでした。
ソファにぐったりして、笑顔が全然ないの。
ため息も切ない・・・。
とりあえず、二人になり、深夜のメールで伝えたかったことのおさらい。
マ:「彼はやっぱり私を愛していないのね??!」
私は傷ついたわ・・・・・。」
私:「ちょっと落ち着こうか・・・。
そもそもね、彼はあなたのことをよく知っているわけではないし、アラビア語も
流暢に話せるわけではないし、どうやってマサーィルを愛せるの???」
マ:「・・・・。」
私:「彼はあなたのことを知っているけど、何を話せばいいかわからないんだよ。
マサーィルが早口でアラビア語を話すから理解出来ないんだよ。」
マ:「けど、じゃあ気があるのならアラビア語を勉強するはずだわ!!」
私:「確かにそうね・・・」
マ:「サキ、早く彼にアラビア語を教えて!!
それか彼が私に言いたいことをあなたが通訳して!私のことも通訳して!!」
私:「そ、そうね、頑張るわ・・・・、インシャーアッラー(これ重要)
それにね、日本人はね、全然知らない人にいきなり愛の告白されても困っちゃうんだよ。
まずは、マサーィルのことをよく知ってもらうことが大切じゃない?
日本では大体、最初”友達から”始めるんだよ。
日本の恋愛の仕方と、ヨルダンの恋愛の仕方はちょっと違うんだよ、だから彼はあなたを
傷つけたくて傷つけたんじゃないの。」
マ:「・・・・・・。けど、友達じゃ嫌なの!
恋人がいいの!!」
私:「・・・・。」
だからね、それじゃ彼は理解出来ないから、まずは友達になれるようにがんばったら?」
マ:「・・・うん、わかった」
最後は、ちょっと彼側の事情を理解したようで、少しの笑顔が見えたマサーィル。
明日もちゃんと訓練所に来てくれるだろか。
笑顔になっているだろうか。
初恋で、彼女にとっては大失恋。
大丈夫かな・・・・。
続く。






