2010-09-08 06:18:02

マサーィルの恋2

テーマ:アラブ文化、生活

マルハバ!



その後も続く、マサーィルからの恋愛相談メール。



「彼に、好きってことをサキから伝えて!」
 と。


いや、自分から言わんとダメでしょ。
と思う日本人の私はそのままに返信。



「けど、彼はいつも冷たいから、もし彼が私のことを愛してないと言って、
(私の心が)傷つくのが嫌なの、怖いの」


「ね、サキから伝えて、彼が何て言ってたか教えてね」


5-6回こうしたやり取りをしたあげく、仕方なしに了承したワタシ。



自分で言わないと気持ちは伝わらないよね
と思ってしまう日本人の私。


「彼」に事情を話したけど、案の定っていうか、当たり前だけど
「気持ちはうれしいけど、どうしようもないよね」


そんなに接点がないし、そもそも言葉の壁が大きいし・・・。



ということで、どう結果報告しようか深夜ずっと悩むワタシ。


伝え方によっては、自殺したらどうしよう??!!!ってマジで悩んだ。
(いやマジで。そんくらい超真剣、超深刻なかんじの子なので・・・)


というわけでメール作成に1時間ほどかけ、結果報告。


すぐにマサーィルから返信。
怒涛の連続メール。


「彼は私のことを愛していないのね??!
 ワタシがムスリム(イスラム教徒)だから?」


「ほかに恋人がいるの??」


「彼はワタシを傷つけたわ!
 もう、彼なんかキライキライ!
 もう、忘れるわ!!!」


「ねぇ、サキ、この人生ワタシはもう長く生きたくない・・・」


「明日は、訓練所休むわ、もう疲れちゃった・・・・」



4通目がヤベ~~~~~っ!!と思い、そりゃもう必死に弁解(?)しましたよ。


日本人だからね、そもそも言葉がよくわからなくてね、とか。
マサーィルのことよく知らないしさ、とか。
つか、とりあえず明日は訓練所に来い!と。



というわけで深夜3時までに及んだ説得の甲斐あり、無事にセンターに来てくれたマサーィル。



昨日の彼女は、昭和の少女マンガの女の子のようなはかなさでした。
ソファにぐったりして、笑顔が全然ないの。
ため息も切ない・・・。



とりあえず、二人になり、深夜のメールで伝えたかったことのおさらい。


マ:「彼はやっぱり私を愛していないのね??!」
   私は傷ついたわ・・・・・。」


私:「ちょっと落ち着こうか・・・。
   そもそもね、彼はあなたのことをよく知っているわけではないし、アラビア語も
   流暢に話せるわけではないし、どうやってマサーィルを愛せるの???」


マ:「・・・・。」


私:「彼はあなたのことを知っているけど、何を話せばいいかわからないんだよ。
   マサーィルが早口でアラビア語を話すから理解出来ないんだよ。」


マ:「けど、じゃあ気があるのならアラビア語を勉強するはずだわ!!」


私:「確かにそうね・・・」


マ:「サキ、早く彼にアラビア語を教えて!!
   それか彼が私に言いたいことをあなたが通訳して!私のことも通訳して!!」


私:「そ、そうね、頑張るわ・・・・、インシャーアッラー(これ重要)
   それにね、日本人はね、全然知らない人にいきなり愛の告白されても困っちゃうんだよ。

   まずは、マサーィルのことをよく知ってもらうことが大切じゃない?

   日本では大体、最初”友達から”始めるんだよ。

   日本の恋愛の仕方と、ヨルダンの恋愛の仕方はちょっと違うんだよ、だから彼はあなたを
   傷つけたくて傷つけたんじゃないの。」


マ:「・・・・・・。けど、友達じゃ嫌なの!
   恋人がいいの!!」


私:「・・・・。」

   だからね、それじゃ彼は理解出来ないから、まずは友達になれるようにがんばったら?」


マ:「・・・うん、わかった」



最後は、ちょっと彼側の事情を理解したようで、少しの笑顔が見えたマサーィル。



明日もちゃんと訓練所に来てくれるだろか。
笑顔になっているだろうか。
初恋で、彼女にとっては大失恋。
大丈夫かな・・・・。


続く。


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