a guardian angel

スキビ好きな私が無謀にも始めてしまった…

二次創作・ネタバレ・つぶやきを含む妄想ブログです。

当然のことながら、作者さま・出版社さま等とは一切無関係です。


テーマ:

あの日…俺の目の前で奪われた…彼女のファーストキス…。

塗り替えたい気持ちで…彼女に近づいた…。

何度も不破の事で頭を占拠される君をみては…

苛立ちにも似た感情に支配されて…自分勝手な想いをぶつけそうになった。

でも…もう我慢しない。

彼女が俺を好きだと云った言葉に便乗した。

自分本意なキスじゃない…彼女の特別は…もうお前じゃないんだ。

見せ付けるように彼女の唇を味わう俺に…

アイツが嫉妬の炎を燃やしているのを感じる。

本当は・・・こんなことするべきじゃない・・・。

でも体が勝手に動いてしまった。

…不破になんか渡さないっ…奪われたくないっ。


このときの俺は少し冷静さを失っていたのかもしれない。


セツの姿を…一目で見抜くほどのアイツの想いを目の当たりにして…。

以前にも感じた2人の絆…アイツと彼女が過ごした長い年月…

幼馴染というその関係そのものを断ち切りたかったのかもしれない。

太刀打ちできなかった二人の見えない絆を…


俺からの突然のキスに驚いてた彼女も…大人しくなった。

長い間続けられた深いそのキスは・・・慣れない彼女の思考を奪っていく。

立つ事もままならないその恍惚とした表情に満足した俺は…セツを抱き上げてその場を後にしようとした。


その時…不破がどんな顔で彼女を見ていたのか…俺は知らない。

だけど…車に戻った俺は彼女のその複雑そうな表情に…胸が軋んだ。

車に戻って…しばらくして彼女の携帯が鳴った。


「もしもし・・・」

電話に出た彼女の表情が固まった…

その表情に嫌な予感がして彼女の手から携帯を取り上げて耳に当てる。

「キョーコ…聞こえてるのか?…おまえ・・・今どこにいる?」

静かに低い声で語られる不破の声に・・・

怒気を抑えつつも疑惑に囚われた嫉妬する男の姿が浮かんでくる。


俺は無言のままで電話を切ると電源を落とした。

そして…彼女をみつめ…謝りの言葉を告げた。

「さっきは…ごめん…。やりすぎた…。」

「……。」

返事のない彼女に…言葉を続ける。

「彼…とは今も連絡を取り合って…?」

彼女なら…憎いと思ってる男の連絡先なんて…と思ってたのは俺だけ…?

彼女とアイツの間にある…見えない絆が…俺を不安にさせる。

現に今…彼女は揺れている…

アイツからのリアクションに…心を揺さぶられてる。

そう…思うだけで胸に激痛が走る。

手に入れたばかりの彼女に…想われている自信なんてまだ欠片もない。

アイツの想いを知ったら…どうなるかなんて…考えたくもなかった。

「ちがっ・・・私連絡先なんて教えてないっ…なんでアイツが私の番号…っ」

動揺を隠しきれない彼女が俯いて…そして急に頭を上げた。

「あっ・・・麻生さんっ!!そっか…きっと…

言わないでくださいって頼んだのにアイツが…聞き出したのねっ」

怒った口調でそう語る彼女に…少し安堵する。

「…麻生さん…って緒方監督の…?」

「ええ…あの時に麻生さんには教えたんです。

麻生さんはアイツの音楽プロデューサーだから…」

「そう…なんだ…。」

でも…自分の中にある不安は拭う事ができない。


俺の中の闇が甘く囁く・・・。

早く彼女を・・・彼女のすべてを自分のものにしてしまえばいいと…


そんな甘い囁きに少しずつ心を支配されていきながら…車は夜の街へと消えていく。


→ 12話へ続く

AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

みーさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。