エピソード2から続く
10.週末
仕事中も、ミナのことを考え続けていました。
外での仕事でした。
暑かったです。
金曜日の夜に自宅に帰ることが出来ました。
そして、待ちに待った土曜日になりました。
フロントへ、クリーニングを依頼しに、1階へ降りました。
フロントに、きれいな黒い髪の女性ミナがいました。
「クリーニングお願い、」とボクは、ニコニコしながら言いました。
「はい。」と素っ気なく、無表情で、ミナは、答えます。
演技しているのかな?って、思いました。
今夜、また、部屋に遊びに来るはず。
楽しみです。
11.ポケベル
当時、外出するときは、ポケベルを持ち歩いていました。
仕事で使っていたものを、私用でも使っていました。
寮を留守にしているときでも、電話が掛かってきたことを、ポケベルに知らせてくれます。
ポケベルが鳴ったら、公衆電話から、自宅の留守電内容を確認出来ました。
12.土曜日
土曜日は、外出していました。
外出中、ポケベルは、鳴りませんでした。
また、帰宅しても、電話は、鳴りませんでした。
あきらめて、寝ました。
13.日曜日
昼頃だと思います。
やっと、電話が鳴りました。
「アクアです」とボクは、電話に出ました。
「ミナです」と彼女が言いました。
「あ、電話ありがとう。」
このときに、ミナから言われたことは、
“これからは、普通の知り合いの関係でいましょう”って意味のことだったと思います。
ただ、すぐには、その意味が、なぜか、理解できませんでした。
約1ヶ月の間、フラレタことに、気づかずに、相変わらずフロントで目を合わせたときは、ニコニコ彼女にほほえみかけていました。
でも、それから、彼女から全然、電話がこなかったので、フラレタたんだなと、気づきました。
14.7月の夜に
7月中旬の暑い夜のことです。
眠っていました。
また、真夜中に内線電話が鳴りました。
「ミナです」と久しぶりの声です。
「あ、久しぶり」とボクは、答えます。
「今、ちょっといい?ちょっと、外に出てきてくれる?」
ということで、かなり、期待して、外に出ます。
寮の玄関を出て、右に曲がって、50m程のところに、二人いました。
ミナと、もう一人です。もう一人は、ラウンジでも一緒だった女性。
「夜遅く、ごめんなさい。アクアさん、彼女いなかったですよね?」と、丁寧な口調で、ミナ。
「いないよ。」と、また、ボクは嘘をつきます。
「ちょっと、会って欲しい女性がいるのだけど、土曜日の午後あいてますか?」とミナ。
前に、あなた(ミナ)のこと、好きだと言ったんだけれどなあ、、と思ったが。
「会いますよ」とボクは即答しました。
「よろしくね、ちょっとお金持ちの娘さんで、世間知らずかもしれないけれど、、、」とミナ。
「ハハハ、、」と意味なく、笑ったボク。
この会話の時間は、約1~2分。
短い会話の後、すぐに、部屋に戻りました。
夜でも、蒸し暑く、汗びっしょり。
水のシャワーを浴びてから、すぐに就寝。
どうして、ミナは、女性を紹介してくれるのだろうか?
あなた(ミナ)には、ボクの気持ちが伝わっていなかったのか?
まあ、いいか。。
次の土曜日を待ちます。
15.次の土曜日
7月の暑い土曜日です。
家にいました。緊張しながら。
午後2時頃、内線電話が鳴ります。
「下に降りてきて」とミホ。
「はい、、」とボク。
いよいよ、女性とお会いします。
フロントを通過し、ラウンジに向かいます。
入り口で、ミナが迎えてくれます。
そのとき、言ったミナのキツイひと言
「あのさー、いつも、いつも、私の顔を見て、知り合いのようにニヤニヤするの、やめてくれる!」とミナ
「はい、、」と、動揺しながら、ボク。
なにも、こんなときに、言わなくてもいいのに。。
「さあ、待ってるよ、言って、きちんと話するのよ。」とミナに命令口調で、、
16.ノリさん
ノリさんといいます。
その女性は、、
ノリさんは、ごく普通な感じの、女性。
おとなしい印象があります。
お金持ちの世間知らずという雰囲気では、あちません。
会話の内容は、彼女がアルフィーが好きであること。
そして、ミナと同じ専門学校であったこと、あとは、覚えていません。
テレビで、金日成の葬儀が生中継されていたのは、記憶に残っています。
どうして、そんな、番組のテレビが付いていたのか、今でも、不思議に思います。
が、彼女については、好印象でした。
ミナと性格は、正反対の女性でした。
話しているうちに、1時間半ほど経過してたと思います。
このまま、ずっと、二人で話していたかった、、とボクは思いました。
彼女に惹かれていました。
と、そこで、ミナがボクを呼びました。
「どう、電話番号とか聞いた?」とミナ
「聞いてない」とボク
この頃のボクは、自分から、電話番号聞くことは、できない性格だったのでしょう。
今度は、ミナは、ノリさんを呼び出して、何か、話していました。
何を話したのか?今でも、気になっています。
それから、ミナがやってきて、
「ノリさんは、もう帰るって」とミナ
「えっ、あ、そうなの。」とボク。
いったん、部屋に戻りました。
あれ、もう、ノリさんと会えないのかな?
17.内線電話
部屋に戻って、しばらくすると、また内線電話が鳴ります。
「ミナです。」とミナ
「あ、」とボク
「ノリさんのこと、どう思うの?」とミナ
「とても、気になるよ」とボク
「あ、そう、あと一人の女性もいるの、夜7時、○○駅に来て、」とミナ
「ええええ、、」とボク。
どうして、一日に二人の女性を紹介してくれるのミナは?
あなたに、1ヶ月前に、「好きだよ」って、言ってしまってますよ、ボクは、、
とても、動揺しながら、また、次の女性に会うことになります。
18.ミヤちゃんと
次に会う女性は、ミヤちゃん。
ミホ、ノリさんと会った後です。
ミヤちゃんと会ったときは、心がもう疲れ切っています。
食欲もありません。
ミヤちゃんとは、あまり、自分からは、話せませんでした。
ミヤちゃんは、ボクが土曜も働いていると思ったのか、OLの服装(表現の仕方がよく分かりません)、で、現れました。
勘違いしたようですね。
でも、服装を合わそうとしてくれたのには、好感を持てました。
会話の内容は、ほとんど覚えていません。
ただ、最後に、明日(日曜日)にサンシャインの水族館に行く約束をしていました。
この、1ヶ月で3人の女性と出会い、動揺していました。
今日は、2人の女性と会い、どうしたらいいのか分からないまま、いつの間にか、積極的だったミヤちゃんとデートすることになっていました。
この時点でも、大阪のマミのことは、全く、頭にありませんでした。
エピソード4に続く