人間が様々な技術を開発し、生活を便利に、清潔にしてきた反面、追いやられた本来必要な菌、害虫、猛獣たち。
殺菌、滅菌流行りの昨今、菌は殺してはいけないとは大きな声では言いにくくなっている。
所謂悪玉菌は殺すのではなく、善玉菌とのバランスで往ったり来たりしながら、健康を保つのが本当は生き物にとってはいいことなのではないかと思う
動植物のバランスも、狼がほぼ絶滅し、月の輪熊が絶滅危惧種になり久しいなど、里山を無くしたために境がなくなり、山の自然もいじったために、食べ物がなくなって里へ降りて来た動物たちを害獣として乱獲してしまった。
最近、狼を放したら、生態系が戻ったという話を聞いた。
人間は生き物の頂点にいるのだろうか?
人間は、自然を動かす権利を持っているのだろうか?
人間以外の動物たちは「他のもの」なのだろうか?
私は人間も他の動物たちと混ざって、一緒に動植物の生態系のサイクルの中に、人間もはいるべきなのじゃないかな?と話した。
すると、子どもが「人間だけがこれだけ知性が発達したのには意味があり、それは生態系の調整係なのではないか」と言った。
自然を操作できる能力を持つのだから、我が物顔で地球を手前勝手に動かすのではなく、全体を考えて、生態系がどの動植物にとってもうまく回るようにコントロールするのがお役目ということではないかと。
そうでなければ、野蛮なものにさほどの知性などいらないだろう。本能のしっかりした動物たちの方がよっぽど地球に迷惑を掛けていなくて素晴らしい存在だ。
本能はゆるくなっちゃって、倫理は育ってなくて・・・
人間って、イケてない存在になっちゃったね
今、コーラスで「けだものがきた」という曲を歌っている。
ノアの方舟の話に基づく歌だ。
ノアの方舟に入った現在に続く動物たち。この数のバランスが基本的な割合なのかもしれないね。
そして、『けだもの』って、「人間」じゃない?
いつまでも恥ずかしい生き様を晒すのはよしたいね。無様だ。
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