空っぽの時間

本の感想や日常の記憶

++迷い人のモノローグ


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ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない/黒井勇人

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映画にもなっている有名なタイトルですが、某スレッドのタイトルとは知りませんでした。

出だしを立ち読みしていたら、ちょっと笑える物語の運び方で、うまいな~と思い、最後まで読んでみることに。
大変面白かったです。仕事や人間関係で苦労されている方ならかならず「あるある」と思えるネタから、そのぶっとんだ会社に「すごすぎる…」と主人公(マ男くん)を応援したくなる場面まで、読んでいて楽しい。文の運び方が上手なんでしょうね。プログラムのことは良くわからなくても、読めてしまいます。
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走れ!T校バスケット部/松崎 洋

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帯の文が目をひき、いつか読んでみたいと思っていた作品。

…思ったより、児童文学でした。
文体が幼い…のかな。読みやすくて、かえって読みにくい感じ。
小説より、脚本に近いのかな。

話は、主人公がバスケを通して挫折し、その心の傷をバスケットを通して克服する物語。
そこが中心だと読めますが、正直周りの変化は薄いので、終わってみるとそれだけだった気がして仕方ない。それすらも、試合に負けてたらどうなってたんだろうと、不安定な部分もあるので、もうちょっと立ち向かっていく姿を見せて欲しかったです。

あと、バスケはどんなに並外れて体格のいい選手がいたとしても、その選手が走れないなら、まずそのチームに負けるってことはないですよ…。私も元バスケ部なので、それは納得できません。ファンタジーになってしまっています。残念。
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宮部 みゆき
ドリームバスター〈3〉

なにやら、ものすごくSFチックになってきて、かなり難しい話になってきました。
時間という概念に関する会話は、シェン以上にさっぱりです(^^;

今回は、現実世界も途中で、シェンたちの住むテーラへと話が切り替わり、またさらに別の空間で、気になるところで終わっています。しかも、いよいよ母親と対決か?という思わせぶりだし…続きはどうまとめてくれるんでしょう。
どの登場人物もその後が気になってしまう展開です。
次が楽しみ。
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三浦 しをん
三四郎はそれから門を出た

しをんさんの、雑誌に掲載されていたエッセイをまとめたもの。
半分以上は、その「読書好き」が滲み出た、愛の書評でした。
すごく面白く読めました。
なんとなく日常や、その考えに親近感を覚える身としては、とても読みやすくて楽しい!
そして笑わせてもらった…。


あとがきに、

「書評とは、愛の表明であるべきである」

と書かれていたのを見て、まったくその通りだと納得する反面、あまり実行できてないことにうろたえたのでした(^^; いや、愛はあるんだけどね。それがちゃんと伝わっているかは難しいかも。もっと精進すべきなのでしょう。
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中島 たい子
漢方小説

[出版社あらすじ]
薬も、癒しも効かない、あなたに贈る処方箋。
みのり31歳、独身。元カレが結婚すると知ったその日から、原因不明の体調不良になった。行き着いた先は漢方診療所。悪戦苦闘する女性をそこはかとないユーモアで描く、あなたのための処方箋。第28回すばる文学賞受賞作。
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すごく良かったです。
文章もユーモアがあふれてて、その表現の仕方に笑いを誘われるし、漢方の話もなかなかひきつけられるものがあって、ぐいぐいと読ませてくれました。人もどこにでもいそうなメンバーなんだけど、個性的な所もあったし、まるで作者の実体験のような感じさえするリアルな小説ですね。すごいです。
私にとっても、同じ世代の、みのりちゃんの症状、これは今気になっている症状によく似ているので、直球ストライクなお話だったかも。
変化を恐れない人になりたいと願う、みのりさんにとても共感できました。
為になったし、漢方にも興味が出てきたかも(笑)。

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伊坂 幸太郎
終末のフール

[出版社あらすじ]
あと3年で世界が終わるなら、何をしますか。
2xxx年。「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて5年後。犯罪がはびこり、秩序は崩壊した混乱の中、仙台市北部の団地に住む人々は、いかにそれぞれの人生を送るのか? 傑作連作短編集。

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混乱するだけ混乱した世界で、あと世界が3年で終わるという時に、唐突に人々が落ち着きを取り戻す。
それは、台風の目の中に入ったようなものでしょうか。
いつかまた嵐になるのは分かっているけど、今だけは静かだといった感じで。
その静かなひと時に、ある団地に住む住人の、オムニバス的な短編集。

ひとつひとつの話は、あっさりとした印象を受けるのだけど、まとめて流れで読んでいくと面白いな~といった感じに仕上がっていると思います。終末の日常があっさりとしているというのもおかしいけど、淡々とした感じがするんですよね。

「演劇のオール」みたいな偶然は好きです。ああ…と、繋がってもなんだか嬉しい感じ。
「鋼鉄のウール」も、『砂漠』のときの話に出てきたジムがまた登場してて、作者の情熱を感じる作品。
「どれくらい生きるつもりで、生きているのか?」という質問にはぐっときました。
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ニコラス スパークス, Nicholas Sparks, 雨沢 泰
きみに読む物語

[あらすじ(Bookデータより)]
わたしは、ありふれた男だ。でも、わたしには全身全霊をかたむけて愛する女性がいる。いつでも、それだけで十分だった。10代の夏にアリーと恋に落ちたときから、彼女と離れて暮らしていた辛い日々も、その後の長く幸福な結婚生活の間も、いつでも彼女だけを愛しつづけてきた。その気持ちは、彼女が病気になって記憶を失ってしまった今でも変わることはない。だから、二人の愛をアリーが思いだすまで、毎日わたしは、その軌跡を綴ったノートを彼女に読みきかせる…永遠に一人の女性を愛する男性の姿を、詩的な筆致で綴った究極の純愛小説。
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洋書の苦手な私が先日から読めないと弱音を吐いていた物語(^^;
ちょっと速読気味に読破しました。苦手だ…と思ったのは文章以外にも、内容もあったのかもしれない。これでもかと「愛」が描かれてます。

しかしまぁ、純愛っていうのかなこれ。
婚約中のアリーさん、あと3ヶ月で結婚というときに、元彼に会いに行って、しかも寝まくってます。俗っぽい書き方をすればね。
これが禁断のひと時っぽくてよいのかもしれませんが、なんかもモヤモヤしますね~。婚約者のロンのことも「別の意味で好き」とか言っておりますし。それにノアとアリーの関係は、もう完全に2人の世界で、相手のいい部分しか見えてない。

後半のつらい病気についての出来事も、ノアの一途な想いにより、81歳の老人がひたすら死と愛について考え、最後までアリーラブって感じです。
たしかに手紙に綴られた愛に対して、すごくジーンとくるところもあったのですが、私にはやっぱ体質的にこういう話は小説で読むにはかなり抵抗があったのでした。

でも、一生をかけても良いと思えるような情熱的な恋の経験のある方にはおススメかもしれません。
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奥田 英朗
町長選挙

神経科の医師、伊良部が患者を通して起こす騒動が書かれた第3弾。
3編が収録されてました。
今回は、あちこちで患者役には実際のモデルがいるという話を聞いていたのですが、かなりの有名人を題材に書かれておりました。
ま、確かに絵は想像しやすいんですけどね。それゆえに悩みである病気に対してイマイチ話に入り込むことができなかった。伊良部の馬鹿さ加減だけが強調されている気がして、気楽には読めるんだけど、物足りない感じがします。
話的には、どうなっていくんだろうとハラハラした3話目の本題『町長選挙』が一番良かったかな。知らなかったけど、これもモデルになった島と、その騒ぎがあるらしいですね。実話に近いのだと知ってびっくり。
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梨木 香歩
沼地のある森を抜けて

母が亡くなり、叔母が亡くなって、めぐってきた我が家の家宝は、なんと「ぬか床」だった。先祖伝来のぬか床は、相性の悪い手を拒んで呻くのだ。そして、女の手によって、新たな生命が作られていく…。
変容し、増殖する命の連鎖や、生命の孤独から次代への生命を望む、いきものの物語。

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なかなか梨木さんらしい、不可思議な世界に引き込まれました。いきなり「ぬか床」がキーワードになるなんて、びっくりした。
叔母に「じゃあ、あなたが家宝を継ぐしかないわねぇ」と言われ、何だろうと思っていたら、「ぬか床」が出てくるんですからね(笑)。しかも普通に「呻くのよ」と言われた日には…それが不思議なことでもないような錯覚に陥ります。
そんな面白いところを突きながらも、そこから生まれる「命」について考えされられる後半は、やはり『からくりからくさ』を引き継いだような少々論文的なにおいも出てきました。細胞単位で話が始まるんだもの。
どうなるんだろうと思いつつ、ラストまで楽しく読めましたが、最後は少々唐突かなという印象。読み解くのが難しいです。
タイトルもある意味、意味深にしてあるのかな。女性の体をなぞらえてるとか(?)。
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ダイアナ・ウィン ジョーンズ, Diana Wynne Jones, 西村 醇子
魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉


普通に不思議な物や魔法使いが存在する国、インガリー。3人姉妹の長女ソフィーは、昔からのいいつたえで「長女は成功しない」という言葉をその通りだと思い込み、帽子屋の仕事や生活に悩む日々を送っていたが、ある日荒地の魔女の呪いを受けて、おばあさんへと姿を変えられてしまう。旅に出たソフィーは、若い女の心臓を食べると話に聞くおそろしい魔法使いハウルの住む動く居城へ出くわし、寒さをしのぎに乗り込むが、そこでハウルの使役する火の悪魔、カルシファーから呪いを解くという交換条件でハウルとカルシファーの間で契約された内容を見破って欲しいと持ちかけられた。
ハウルの城での、掃除に明け暮れる騒がしい生活が始まる…。

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あの、宮崎アニメ『ハウルの動く城』の原作です。
実は私は洋書が大の苦手。
そんなわけで読み始めてからすぐに、思い切り躓いたのだが、まぁ、私も大人になった(笑)。中盤まで読んでみたら、その後はスムーズに読めました。伏線がしっかりと張ってある割には、唐突な展開が多かったりして、ちょっと驚いたけど、面白く読めました。よかった。
アニメは、設定と、話の最初と最後が同じなだけで、あとはずいぶんとアレンジされてたんですね。でも、アニメに足りない説明も補足してあったように思えたので、すっきりできました。ソフィーの呪いとか、火の悪魔の正体も、小説ならわかりやすい(笑)。
そして、ハウルはやっぱりタラシだった(^^;
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