皆様こんにちは。

 

4月もはや半ば、だんだん天気も安定してきたようですね。

花粉に自分の免疫力が過剰反応していることを除けば、テラス席でのんびりお茶やビール、ワインなどを楽しめる、とても良い季節だと思います。

 

 

ところで、最近、悲しいというか、とても残念なことがありました。

 

すでにご承知の方も多いかと思いますが、猫のシモベを自任するわたくし、そんなに多くはないのですが、ご縁があって目に留まったほかの猫飼いさんのブログやツイッター、インスタグラムを拝見して、自宅の猫さま以外の可愛いお姿に癒されております。

 

その中に、日本の内航船の船長さんをなさっている方のツイッターで、「カンパチ船長」という猫さんが、船上で船長さんほか船員さんみなさんに愛されながら、時にはきりっとした乗務姿、ときには海の男たちを手玉に取る姿など、少し前までは日に何度も写真が投稿されていました。ちなみに、昔は、鼠対策のために船で猫を飼うということが割と一般的にあったそうです。

たまたま、カンパチ船長(猫)さんが、人間の船長さんの昼食のおうどんをひっくりかえしてしまい、罰として反省文の張り紙をされた写真がネットで話題になり、そこから人気に火がついて、写真集まで出版されています。

 

ところが、ツイッターという匿名性の高いSNSのため、船長さんが一部の心無い言葉の攻撃にさらされてしまい、しばらく投稿が途絶えたのち、ついに、ツイッターへの投稿は今後行わない、ということをお決めになってしまわれる事態となりました。

 

インターネット、たしかにすごく便利です。今このブログもインターネットがあるからこそ存在しています。

カンパチ船長さんの存在も、ネットがなければ知ることもなかったでしょう。

 

と同時に、対面ではおそらく口にすることをためらうであろう誹謗中傷を、匿名で、気軽に投げつけてしまうということも簡単にできてしまいます。

 

言葉は時として本当に凶器になりえます。それは誰でも持つことのできる凶器で、受けた傷は目に見えないだけに、深く刺さり、傷が癒えることなく残ることも多々あると思います。

 

私がこの件で心無い言葉を投げかけた人たちに思うのは、自分にとっては不快で目障りなことがあっても、わざわざ人を傷つけにいくのではなく、やり過ごしてほしかった、自分には関係のない、気にする必要のないこととしてそっと離れてほしかった、ということです。

仮になにか意見があるにしても、伝え方はいろいろあったはず。

 

日本人はよく、相手の気持ちを察することが得意?な民族だと、自他ともに評価されているようにいわれますが、本当にそうなのかな、と、この件以外でも思うことは時々ありました。

 

いまはせめて、日本のどこかの海で業務についておられる、内航船の船長さんと、船員さんのみなさん、そしてカンパチ船長さんがこれからも元気でなかよく過ごしていかれることを祈るばかりです。

 

このブログも、かつてコメント欄に、全く関係のないビジネスのリンクを勝手に貼られたりしたので、コメント欄は閉鎖してしまいました。時々普通にコメントをしてくださる方もいらっしゃったので、申し訳なかったです。

 

かなししんみりしたまじめな話になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 武山