B子の決意
突然ですが…
アクア大ピンチ!!
今まで何度も宣言してきたとおり
アクアはブログの更新を仕事中に行っている(給料泥棒)
毎日暇でやることがないから時間の有効活用といったところだ。
しかーーーーし
なんと、来週から(明後日から)それが出来なくなってしまう。
週明けに新しい人員が入社することになり
現在アクア専用のPCが
共用PCと化してしまうのであーーーる。
そんなんされたらPCで遊ばれへんやんかぁ。
それに自宅ではほんまに時間がないから更新なんて出来るかしら?
もちろん新しいPCもやってくると思って暢気にしてたけど
どうやらそうでもないみたいやし、困り果てちゃうわぁ…
ほんまになんて事してくれるねん!!
これから暇な時間はブログの下書きを
アナログにペンと紙でやってみようかな?
ほんでそれを自宅で入力するだけにするとか…
それでも大変やわぁ。
あーーあぁ。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ランキングに参加しています。
今後の展開が気になる方はポチッとお願いします。
応援ありがとうございます。
時間がある方はこちらもお読み下さい
ギャンブル依存症とは
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「おはようございます、アクアさん!」
B子はいつもと変わらない笑顔を一生懸命作って
事務所でアクアを迎え入れてくれた。
「お疲れ様、ごめんな、最近なかなかこれなくて。」
ママの借金が帰ってきてから気が緩んだアクアは外出を控えていた。
臨月にもなろうというのに日々酷使した身体は悲鳴を上げていたのだ。
『少し休みたい…』
そう思い始めると事務所に出向くことさえ億劫に感じられた。
大体そういった役割は夫さえしっかりしていれば必要ないはずである。
『ちゃんとした産休に入りたい』
そう思うのも自然な流れなのだ。
しかし状況はアクアに休暇を与えてはくれなかった。
少し目を離すといつも問題が生じてくる。
まさか、まさかB子が退職を志願するなんて…
これはアクアにとって大きな問題だった。
簡単に仕事を片付けた後、
アクアはB子を連れてランチに出かけた。
事務所内では話し辛いことも多々あるだろうと思ったのだ。
それに、会社で硬くなって話をするよりも、
食事をしながら話したほうが相手の本音も聞けるだろうし
自分の気持ちも伝わるはずである。
しかし、アクアの気持ちに反してB子の気持ちが溶けることはなかった。
一生懸命いつもの明るさをかもし出そうとしている様子がなんだか痛々しくもあった。
ただただ、愚痴を聞いて話し合えば済むだけの問題ではないようだ。
B子の口から出た原因は、
想像通り店長山本とのトラブルだった。
「もう、ほんとに毎日怖くて…
萎縮してしまうんです。
アクアさんがいてくれるときは
店長も気を使ってはるから大丈夫なんですけど…」
「じゃあ、私が極力事務所に出向くようにするから。」
「ありがとうございます。
でも、限界なんです。
店長が本当は悪い人でないって事もわかってるんです。
それに会社のことも好きやし、
社長とアクアさんのものでずっと働いていたいと思っていました。
それでなんとか、いつか変わるはずって思って
何とか今までやってきたんです。
でも怖くて…
物投げたり、営業マンが殴られたりしてるのもものすごい怖いんです。」
「まさか、B子ちゃんがやられたんじゃ…」
「もちろんそんなことはないです。
でも、我慢して毎日働いてて結局こないだも倒れてしまったし、
もうほんまに限界やと思いました。」
B子は心臓に爆弾を抱えていた。
生まれつきの障害である。
普通に走ることはおろか急ぎ足で歩くことさえも許されない。
そんな身体で毎日残業までこなしてくれていたことをアクアは知っていた。
タバコの煙も彼女にとっては大敵だった。
事務所内を禁煙にし、
換気扇の下で吸うようにルール付けてはいたものの、
気が緩むと営業マンはすぐに事務所内でタバコをすってしまう。
それが原因で倒れたこともあった。
それでも自分の身体と戦いながら
この事務所の為に一生件名働いてくれたB子。
彼女を今失うことは大きな痛手である。
でも、彼女を尊重してあげたい。
それがアクアの出来る恩返しのような気がした。
眼の前で涙ぐみながら必死に頭を下げるB子を見て
そう思ったのだ。
「わかった。
もう、わかった。
ごめんな、守ってあげられなくて。」
「こっちのほうこそ、大変なときにすみません。」
「で、いつまでいてくれる?
会社としては新しい事務員さんが見つかって
引継ぎまでしてもらいたいねんけど…」
「アクアさん。
ごめんなさい。
本当に無理なんです。
もう…
ごめんなさい。」
『えっつ、嘘やろ…』
B子から返ってきた返事は意外なものだった。
まさかB子がそんな無茶を言うなんて思っていなかったのだ。
責任感の強い彼女がまさか…
その日は月末までわずか一週間そこそこだったと思う。
B子は末日での退職を志願していたのだ。
さっきまでB子の気持ちを尊重してあげたい。
そう思っていたのだが、
B子からの返事はその気持ちまでもを濁してしまう衝撃だった。
『今すぐにでも辞めたい気持ちはわかる。
でもなんで?
こんな大変な時期に…
身重でアクアが動けないことはB子が一番知ってるはずやのに
そんな急に辞めたいだなんて…』
いくらトラブルがあったといっても憎みあっている人間ではない。
山本だって話せば退職前の一ヶ月くらいきちんと接することが出来るはずだ。
行き詰ったB子の気持ちを理解できないでもないのだが、
B子の出した結論に、
アクアも心のどこかに隠していた本音が
言葉にはしないものの意識上に出てきてしまった。
『ちょっと、勘弁してやぁ。退職は一ヶ月前がルールやろ?』
むっとした顔をしてしまったかもしれない。
でも、これ以上はなしてもB子の気持ちが揺るがないことが
ひしひしと伝わってきた。
『もういいわ…』
結局B子の退職は当月一杯までとなった。
最後の日までアクアはB子に表面上笑顔で接していたのだが、
あの日感じたしこりを捨てきれずにいた。
今思えばアクアも相当余裕がなくなっていたのだと思う。
そのしこりが邪魔をして
B子の心をちゃんと見ることが出来ていなかったのだ。
あれだけ信用していたB子の異変にも気付かず、
B子の言葉を鵜呑みにして彼女を手放してしまったのだから。
もっと彼女と話し合うべきだった。
そうすればもっと早く気付くことができたのだ。
彼女の退職にはほかの要因が関係していたことを。
そしてその要因が、
これからの崩壊を促すきっかけとなることを…








