おじい


今年は、仮面ライダー生誕35周年、スーパー戦隊シリーズ30作記念、そしてウルトラマン誕生40周年とメモリアルイヤー。
ガンダムは27年、エヴァンゲリオンは10周年だから、まだまだヒヨッコやね~。

映画の冒頭、ウルトラマン、セブン、新マン(帰りマン、ましてやジャックなどとは断じて言わん!)、エースの4兄弟が、とてつもなく強い怪獣と戦ってる!
倒せないほど強いんで、変身能力を失う変わりに封印するという相談をしてるんだけど、なんと喋ったぞ!
しかもその声、老人!!
この声を聞いたとたん、懸命に戦ってるように見えたウルトラ兄弟の姿は、老体に鞭打ちながら、息も絶え絶えに戦ってる姿に変わって見えた。
老いたウルトラマン。
おもろいやん。
そして封印に成功した、彼らは大好きな地球=神戸で生活を送るのだった。
明石海峡大橋を望むレストランで、レース場(どこの?)で、六甲山の牧場で、神戸空港で、あのウルトラマンになっていたあの人たちが、遊びに行ったことのある場所で働いている。
うれしいやん。
レストランで働くエースなんか、子供が不注意でテーブルから落としたグラスを間一髪のところで、割らずにキャッチ!
ウルトラの力をこんなことに使うなんて!と思ったが、それは違ってた。
こういうことがウルトラ兄弟たちが思い描いてた老後の楽しみ。
ウルトラの力を持ってても、普通の人間たちと同んなじ様に楽しみたいんだね~。
地球人と触れ合ううちに、より地球人に憧れを持つウルトラマン。
結論は「普通が一番!」
そうやんね!

と、昔のウルトラ俳優たちが出てくるとこはすこぶる面白い。
年寄りどうしで「兄さん」とか呼び合ってんだもん。
そんなシーンばっかりだと嬉しいんですが、以外に少ない。
そりゃそうや。
「ウルトラマンメビウス」の映画やからね。
トーク番組で「○○したらVサインして」と無理矢理約束されるスポーツ選手のようなことを安易に提案するウルトラマンメビウス。
ちゃうねん、ここは、ベーブ・ルースの美談みたいなもんやねん!
って言われてもウルトラマンメビウスどうにも好きになれません。
前回の「ウルトラマン マックス」とは違って一向に面白くならない(太田愛脚本の回除く)。
なにしろメビウスに変身するヒビノミライが、平成ライダーシリーズの美少年風で、隊員たちも、好ましく思えない面々で、いつまでたってもこいつらを応援する気になれんです。
まぁ隊員に関しては、映画版はほとんどでてこないのでありがたい(「アミーゴ!」「グラシアス」しか言わんかったイカルガ・ジョージ除く)んだけど、話の中心はヒビノミライと須磨水族園で働くいとうあいこと心を閉ざしたその甥っ子(ガキ)。
ウルトラマンたちが戦うシーンは、起用法にこだわりのある懐かし怪獣も登場するとあって、相当多く感じる。
こだわりは、ゲスト出演者たちにもあって、
モザイクで「がんばれー!」と声援を送る氷川きよし(ヒビノミライ似)や、
須磨水族園で働く風見しんごや、
ポートライナーに乗って神戸空港に向う布川敏和と山田まりやらが、
神戸まで来てくれたのかと思うと、ちょっとうれしい。
おなじみお笑い芸人の特別出演は、松竹製作なだけに松竹芸人アメリカザリガニ。
といっても、彼らを芸人として扱ったのではなく、面白いシーンの一部として起用しておりシーンに溶け込んでて、しっかりウケてました。
こういう使い方が好例ですわ。

あと特筆すべきことがひとつ。
初代ウルトラマンのマスクが、お顔の肌の質感を当時のままのエイジング処理を施して作られたと思われ、特別編と称してはいらんCG修正をするどこぞのアホウにも見せてやりたいほどのこだわりの入れようやった。
ただそのスーツアクションと、板野一郎による目の回る板野サーカスCGアクションとの差異の大きさは気になる。
これは今後の課題やね。
エンディングに、たぶん舞子ヴィラで催されたウルトラマン勢ぞろいのパーティーの模様が映りますが、ここ泣けますね~。

通常は3歳以上有料なのに、この映画に関しては2歳以上は有料という特別処置のおかげか、しょせん子供向けの作りになっているって所が随所に見られたが、そんなん無用!
大人が面白いもんは、子供でも面白いんや!
で、ムスメの感想「ウルトラマンになる人が、おじいさんで面白かった」ってさ。
ほらー、こっちの方が面白いんだって!
いとうあいこと子役とのエピソードぜんぶなしで作り直してくれー!

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kabuto
ライダーと料理の品数が増えるにしたがいTV版「仮面ライダー カブト」がすこぶる面白くなってきましたので、実は楽しみにしてました。
去年の「劇場版」が、日本各地の名物ライダーであったのに対し、子供の頃からあこがれてた今ではペット屋や百貨店で金さえつめば買える世界のカブトムシライダー!

前回同様、TV版とは別の時間軸での話なので、理解するまでにだいぶ時間がかかります。
もちろん幼稚園児のムスメには、メイクアップアーチストではないドレイクや、加賀美とひよりが恋人同士風なのが解せません。
大人の私は、全体的に「ガンダム」風だから、なんとなくわかった気分。
あっちいったりこっちいったりする行動の真意のわからない天道総司は、シャアみたい。
分け分からん反乱分子とかは、「Zガンダム」。
天空の梯子って、「ターンAガンダム」にもでてきた軌道エレベーターやね。
無重力空間の戦いは「ガンダム」での大気圏突入の戦いみたい。
耐熱フィルムもなく突入できるカブトは、さすがハイパーでした。
TVの合間に挿入された映画版のCMで見かけた、つのだ☆ひろか田中要次と思ってた人は、K-1の武蔵でしたが、「007 ムーンレイカー」におけるリチャード・キールみたいなポジションで、「死亡遊戯」におけるカリーム・アブドゥル・ジャバーのようなラス・ボス感はありませんでした。
次長・課長の登場シーンには、誰一人反応してなかった。
ざまぁ見ろ!

TV版では、結構アクションシーンが面白いのに、映画版でそれ以上のものが見れなかったのはいかがなものか?
サバの味噌煮が、この映画を見た後では感動アイテムになってることにすりかわる妙は、なんとなく見事な感じがしますが、そのあたりが全てでしょう。
そうすると、今後の天道総司と妹とひよりの関係に興味がつきません。


★★


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「魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁」が、去年のベスト10に入るほど面白かったので、実はメチャクチャ楽しみにしてました。
去年は夏休み後の9月の第1週目に公開されてたけど、今年は夏休み中の公開。
これが本来あるべき姿でしょう。
でもTV版がイマイチ面白くなってこないし、前売りの特典がかなりしょぼくなってたのに、いささかの不安を感じてました。
 
TVの合間に挿入された映画版のCMで見かけた、ビニール製のかつらをかぶってるような、“謎の美女”というふれこみの人は、若作りした東ちづるではなく、3代目なっちゃんで期待されたものの、秋元康プロデユースによるトホホな歌手デビューで世に出るのを1年遅らせた星井七瀬で、あまり印象に残ってません。
唯一「ひとつになりましょう」と男に向かって言うセリフが、「ガメラ3」の「イリス、熱いよ!」に匹敵する半エロ感で、映画の冒頭ボウケンイエローの黄色いビキニ姿よりも喜んだ人が多数いるんではないかと推測します。
またCMで見かけた、亡くなったはずの「仮面ライダー」のおやっさんこと、「ウルトラマン」のキャップこと、日本のジョン・ウェインこと小林昭二によく似たテンガロンハットを被った人は、倉田保昭でして、特別出演という肩書きながら、実は今作の主役ともいえる存在感でした。
ボウケンジャーのキャップであるボウケンレッドに「坊主!」と呼んでるとこは、「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」でショーン・コネリーがインディに「ジュニア!」と呼んでる構図と同じで、もちろん親子という設定です。
こちらの方は半ケツがありまして、一緒に見た幼稚園児のムスメが一番大好きなシーンでもありましたし、劇場内で一番湧いたとこでもありました。

ボウケンジャー5人がそれぞれ名乗りをあげるシーンが、TV版ではあまりやらないので、新鮮にうつりましたが、それが見所とは情けない・・・。
それ以上に前回の「マジレンジャー THE MOVIE・・・」における最大の面白要因を決定づけたエンディング曲にあわせて敵味方入り乱れてのダンスは、ないどころかエンディング自体がなくて性急に終わった感じがしてならない。
だからTV版開始当初に、「あのエンディングはいかがなものか?」って言ったでしょ!!


★★1/2
ここ最近TVは面白くなってきてます。
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「カーズ」 イタ公バンザイ!

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宮崎駿の真のムスコは、今のところ(「ゲド」見る前なので)、吾朗ではなくジョン・ラセターのようである。

ピクサー大好き!
ディズニーが女の子とそのお母さんを対象にしたアニメ作りをしているのに対して、この会社は男の子とそのお父さんをターゲットにしてる感じがするから。
ちなみにジブリは、男の子、女の子両対応してると思います。
「トイ・ストーリー」では、男の子とおもちゃ。
「バグズライフ」では、ムシの世界。
「モンスターズ・インク」では、怪獣。
なんとなく男の子の好きなもんばっかでしょ。
そして、ついに「ファインディング・ニモ」では、父親と子供についての素晴らしい映画が完成し(ラストで、ニモがわざわざ戻ってきてお父さんに言うセリフに泣かない父親はいない!)、
続く「Mr.インクレディブル」では、父親を中心とした家族の絆が描かれ、
とにかく、我々男親を喜ばせ続けてきたピクサー社の次なる作品は、やっぱり男の子の大好きなクルマ!
機関車に顔を描いたら、「機関車トーマス」(私の世代では「きかんしゃやえもん」なんですが・・・)と刷り込まれてるように、これからの子供は、クルマに顔を描くと「カーズ」!となるでしょう!

ピクサーの映画は、世界観がきっちり作られてるので、去年見た「ロボッツ」のような矛盾を感じることなく入っていけました。
3DCGアニメとクルマの相性の良さは、年々ハイグレード化する家庭用ゲーム機のレースゲームを見てもお分かりの通りで、迫力あるレースシーン&熱狂する大量の観客シーンと、それに反する好きな子とのんびりドライブシーンの緩急が心地え~~。
この映画の白眉である地図から消えた村の秘話は、日本で地図から消えた村である「杉沢村」の語り口ではなく、「クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」の“ひろしの半生”っぽく語られるので、落涙必至!

日本語版は、最近の傾向“有名人起用による話題づくりキャスティング”をやめにしてました。
イタリア人のタイヤ屋にジローラモを起用したくらいで、あとはプロで固めてたのがうれしい。
そのジローラモにしても、イタリア訛りの役なんで適役でしたし、ぐっさんは、もうプロの声優扱いです。
ところが、オリジナルでは、伝説のスリータイム・チャンピォンレーサーにポール・ニューマン、タイヤ屋に立ち寄ったレーサーにシューマッハ本人をキャスティングしてたのに、吹き替え版では対応できてませんでした。
ポール・ニューマンは、日本語版だと近藤真彦になってまうか・・・。
でも本物レーサーは、後藤久美子ラインから、アレジ起用は・・・・、無理やな~。


ムスメは、終了後、面白かったと言ってましたが、本当は結構退屈そうにしていたので、上映中ムスメの様子が気になって映画に集中できませんでした。

やっぱり女の子はクルマ好きじゃない?

あまり映画のことも話さなかったし、グッズ買えとか言わんかったし。

「カブト」と「ボウケンジャー」は、大丈夫と思いますけど・・・。

去年やった2004年ブロガーが選んだ映画ベスト10 は、今年、理由あってこちらで発表しています。


2005年ブロガーが選んだ映画ベスト10


トラックバックができないと、意味ありませんわ。

かといって、トラックバックOKにすると悩まされるし・・・。

なんとかする気あんのか「アメブロ」・・・。

2005年 映画ベスト10

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去年はこうでした→2004年 映画ベスト10

もう、こんな季節か~。

早いなぁ~。


10位・・・「タッチ」  長澤まさみの南ちゃん

9位・・・「親切なクムジャさん」  「大長今」のクムジャさん

8位・・・「キング・コング」  恐竜プロレス

7位・・・「ミリオンダラー・ベイビー」  ボクシング映画  

6位・・・「ALWAYS 三丁目の夕日」  家庭っていいな~

5位・・・「マジレンジャー インフェルシアの花嫁」  純愛&ムスメとデート

4位・・・「がんばれベアーズ ニューシーズン」  新訳バターメイカー

3位・・・「ランド・オブ・ザ・デッド」  ロメロのゾンビ

2位・・・「パッチギ!」  子供が生まれると人は変われます!  

1位・・・「チャーリーとチョコレート工場  家族サイコー!


今年は、早々にベスト1級の映画「パッチギ!」を見て、こりゃ今年も豊作じゃと楽しみにしていたら、

前半終了でベスト10級が「パッチギ!」と「サマリア」と「ミリオンダラー・ベイビー」だけ。

なにより、評判がよくて期待したらやっぱり裏切られた「エピソード3」が普通だったのに、がっくり。なんで、こんなので満足してるのかやっぱり納得がいかん。

その後見た「ランド・オブ・ザ・デッド」、「がんばれベアーズ」の変わらないこと、変えないことの素晴らしさが爆発、「チャーリーとチョコレート工場」、「ALWAYS」で家族の良さを再確認!


なんやかんや言って、育児に疲れた私を今年も、映画は楽しませてくれました~。

来年もよろしくね!

コング



“キング・コング”が、なぜアメリカン・ヒーローなのかよくわかりました。


幸か不幸か、かの悪名高きディノ・デ・ラウレンティス&ジョン・ギラーミン(オリジナル版嫌いだって!)&カルロ・ランバルディ版の「キング・コング」を、小学生であったがゆえに、それなりに楽しんでしまったんで、“キング・コング”=数多の怪獣と同等評価してました。
だから当時は、東宝&円谷の「キング・コング対ゴジラ」のタイトルに“キング・コング”のクレジットが先やで~とか、続編の「キングコングの逆襲」で、ゴジラと戦うんやったら、負けは認めへんで~と、アメリカ人がつけた難くせが、“キング・コング”の価値を下げさせないものだったことは知る由もありませんでした。


さて、オリジナルの「キング・コング」は100分。この映画は180分オーバー。
監督のこの映画に懸ける熱い思いが伝わるのですが、正直、はじめの60分、島に到着するまでは退屈しました。プロデューサー、オレ&イエスマンだからしかたないですね。賞味期限が切れた数十年後にTVの洋画劇場で放送される頃は、ざっくり切られてると思います。「闇の奥」を読んでる少年と、常に気にかける黒人のおっさんの関係は、サブキャラエピソードとして、もひとつ盛り上がりませんでした。


でも、いいや。島に到着してから、ノンストップ活劇がはじまったから。
特に、一行たちが恐竜をちら見遭遇してから、追っかけ回されるとこは「ジュラシック・パーク」と一緒やけど、おもろいわ~。
そんで、キング・コングVS恐竜は、「ジュラシック・パーク3」。
さらに、巨大昆虫VS一行は、「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」を超えるエグさで、大型の湯虫(ケブル)みたいなやつは、サイコーにキモイ・・・。皮から本体が剥けてでてきて、人を丸ごとパクっていうのは、趣味のよさが感じられます。
キング・コングと女性の異種交流もなかなかなもんです。
気を引こうとボードビル芸を見せる所は、「あずみ」が子供の気をひくときによくやることですが、逃げまくって汚れまくったはずのシミーズが、一晩たってキレイになってる所は、その夜、一体何があったのか勘ぐりたくなります。


島から帰ってもう一盛り上がりあるんですが、その頃には私の膀胱もパンク寸前。
大都会で大暴れ!ビッグ・サイズの「スパイダーマン」といった感じでもありますが、「ジュラシック・パーク2」。
そうか!これ1本で「ジュラシック・パーク」1~3が楽しめるのか!


「ロード・オブ・ザ・リング」は、ルーカスに引導を渡したような作品でしたが、こちらは、スピルバーグを挑発したような映画でした。


★★★1/2

「SAYURI」 三大中国美女夢の競演!

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伏見稲荷


予告編を見た時から、ワースト映画の最高峰「ショーガール」の芸者版として見ようと心に決めてました。
だって、チャン・イーモウに見出され寵愛を受けた二人、コン・リーVSチャン・ツィイーだけでなく、
「グリーン・デスティニー」の撮影の時には、マジのケンカにまで発展したと噂されるミシェル・ヨーVSチャン・ツィイーまでが、
芸者になって火花を散らす映画だもの。
靴に画鋲を入れたり、衣装を隠したり、実力者に肉接待は当たり前、公私入り乱れたさぞかし激しい愛憎劇が見れるんだろうと思ってました。

が、キャットファイトの一つもなく、
せいぜいライバルの着物に嫌々落書きさせられ、「初桃姉さんが、やれっていいました」と正直に言っても、「チャングム」の様な展開になるわけでなく、しかもお仕置きを受けるのは、子供時代だから大後寿々花(8年前の企画当初は鈴木杏)。
混浴風呂には入るけどそれまでよ、奥ゆかしいんだからという見せない主義にもイライラ。
「グリーン・デスティニー」では、思わぬところで、胸ポッチがあったのに!
ついにジョン・ウィリアムス作曲(演奏はヨーヨーマ、イツァーク・パールマンら)の三味線や琴やら笛の音に、いい気持ちになって最後の方はがっつり寝てしまいました。
「シカゴ」でも、気持ちよく寝さしてもらったから、この監督の演出に私は眠気をもよおすようです。


「ファンタジーです」と言い切った監督に免じて、ツッコミはやめときますが、五重塔(八坂の塔)が写るシーンの端っこに京都タワーを消し忘れた所(オフィシャルサイトの予告編(傑作!)でも見れます)がありました。
「風と共に去りぬ」を見て当時の映画人は、大戦を前にこんな映画を撮れる国と戦ったら、そら敗けるわと思ったそうであるが、アメリカ人からしたら、あれくらいはあの時代に建っててもおかしないやろと言うことでしょう。
あるいは、建った時に美観を損なうと総スカンを食らったあの建物は、アメリカ人の目からしたら、本当に仏閣の一部に見えたのかもしれません。
オ~、キャンドルタゥワ~、ファンタスティック~!
価値観は多様であります。

まいりました。
どこがイイのかかさっぱりわかりません。
難病モノで、泣けると評判のこの映画、今クール、トータルで本当に1リットル涙がでそうな「1リットルの涙」が、あまりにもイイもんだから、ついつい勢いで見に行ってしまいました。

ソン・イェジンは、去年見た「永遠の片思い」(これも、ある種の難病ものやん)でハニカミお唄発表会のシーンに萌えたくらいだから、アップが多いとうれしいはずなのに、一向に気持ちが盛り上がりません。
チョン・ウソンは初め中村雅俊のイメージで見ていたのですが、だんだん格落ちして小沢征悦クラスに見えてきました。
実は、映画の冒頭で登場した「煙草の火くれや~」と言った間寛平似のおっさんが、チョン・ウソンかと思ってましたが・・・。
ついでに、不倫相手の室長は、プロレスラーの小橋健太に似てます。
終わってみれば、俳優よりも、コカコーラ、ファミリーマート、男性化粧品が印象的でした。
実際、ソン・イェジンは、日本でコカコーラ系の缶コーヒー ジョージアのCMに起用されましたもの。


韓国ブームで、本当に大量の韓国映画が日本でも上映されるようになりましたが、CMに惑わされることなく、選ぶ目をもたなければなりません。
やっぱり監督で選ぶのが無難ですね。
私は俳優で選んじゃいけませんわ。

同じ特撮マンでありながら、“特技監督”という日本の映画界ではこだわっている呼称とその精神を引き継いだ樋口真嗣監督とは対照的に、デビュー以来“VFX”という呼称で通した山崎貴監督は、この映画の大ヒットでこの先何年か、ある程度の予算で、東宝で映画を作らせてもらえる権利を確保したでしょう。
ほぼ同世代、よきライバルとして切磋琢磨してほしいもんである。



原作マンガは、総発行部数1400万部国民的コミック(チラシより)と言われるわりに知名度が低いのは、熱のこもったファンが少ないからだと思います。
現にアニメ化されたときは、あっという間に終わりましたもん。
だから、タヌキの親子が宅間先生とこにケガを治してもらうワシの一番好きな話がないやんけ!とか、
なんで、あの人がこの役やんのよ!マンガのイメージ壊れるやん!と文句をつける人とか、
マンガの映画化につきものの、トラブルがなさそうなこともこの映画には幸福なことだったと思います。
ちなみに、原作者の西岸良平は同級生の細野春臣に漫画家になる夢をあきらめさせた張本人で、YMOのファンは大いに感謝しましょう。


邦画では「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」以来でしょうか、ちょっと嫌味ったらしい長回しから映画が始まり、
吉岡秀隆演ずる何日も髪を洗っていない文豪ヘアーの茶川さんが、後期「男はつらいよ」の常連メンバー神戸浩とのからみを見せ、
集団就職の子供たちが、こないだ見た「男はつらいよ 奮闘編」のリアルな集団就職の子供たちとは、えらい顔つきが違うな~。CGで顔いらってくれよと、あまりに評判のよい映画に対して悪態をつきながら見ていたのですが、いろいろ刺激されるものがありまして、どっぷりハマることができました。

駄菓子屋を営む茶川さんが、景品付きクジの“スカ”を自己生産するところは、昔我が家が商店を営んでいた時に、“ライダーカード”の当たり(ラッキーカード)をカワイイわが子(私のことです)のために、いったん開封して全部確認してからまた戻すという糊付けの夜なべをしてる母親の姿を思い浮かべました。
その子供が、今親になって、子供を育てることに対して壁にぶち当たって少々悩んでいる時に、この映画の「笑わない子だと思った」少年が描いた、カレーを食べる三人の絵を見て、子育ての原点に帰らせてくれたことは、大いに感じいるものでした。
「一緒におれることは幸せや」という単純なことは、時折再確認しないといけません。