アップルくんのお友達で、

お母さんの言うことを聞かされている子がいます。


このお友達が遊びに来たときにこんなことがありました。


その日は、アップルくんが採ってきたクワガタをあげるのに、

取りに来てくれたのですが、


電話で約束して、お昼の12時に来ることになっていました。


私は、お昼の時間だし、

「取りに来てすぐに帰るのかな?」

「少し遊んで帰るのかな?」と思っていたのですが、


やはり家で少し遊ぶことになりました。


さて、このお友達のお母さんは、

授業参観中でも、子どもがガサガサしていたら、

子どもの足を叩きに行く人です。


この子どもさんも、4年生にしては幼くて、手や足が出て、

友だちとジャレあっていても、いつのまにか本気になって、

ケンカになってしまう子どもさんです。


私は、前から、気になっている子どもさんでした。


その日は、やはり気になることが起きました。


そのお友達は、お昼ごはんを食べて来ていなくて、

「何か食べる?」と何回か声をかけてたのですが、

2時前になってもまだ遊んでいたので、


「○○くん、お昼食べてないんやんな~?

 1回、お母さんに電話しとく~?」


話すと、「うん」と、お母さんに電話をしました。



電話に出たお母さんと一言ぐらいしゃべって、

私に受話器を向けるので代わりました。


「すみませ~ん。帰らせてください。」とのこと。

もう一度、子どもさんと代わって話をしていたのですが、

もう少し遊びたいのに、気持ちをハッキリ伝えられずに、

バ~ン!と受話器を置いて、

怒った様子で、無言で遊んでたものを片付け始めました。

その子も可哀想に思い、


アップルくんも残念そうにしていたし、

遊びの途中だったから、私の方から電話して、


「うちの子も、夏休み中、お友達と遊んでないし、

 ○○くんが来てくれてうれしそうにしてたんで、
 
 もう少し遊んでもらっていいですか~」とお願いしたんです。


それで、「あと1時間ぐらいいいですか?」ということで

遊ばせてもらうことにしました。



その2、3日後に、アップルくんから聞いた話なのですが、


アップルくんがクワガタをあげるときに、

何匹かいたのに、アップルくんが何も言わない間に、

「ぼく、コレ!」と勝手に決めて取ったんだそうです。


アップルくんは「それはアカンぞ!」と言ったようなのですが、

「いいじゃん、いいじゃん。」と返さなかったんです。


争う声も聞こえてこなかったので、

アップルくんは、それほどイヤじゃなかったのだと思うのですが、

あとで聞いて「幼い子やな~」と思いました。



それと、お腹もすいてるやろうと思って、

とりあえず「梨でも食べる~?」と聞いて

切ってあげたのですが、その子は梨が食べれなかったようなんです。

アップルくんには食べれないことを言ってたようなのですが、

「オレンジさんには言わないで!」とアップルくんに言ってたそうです。


そう言えば、

「オレンジさんは怒らへんで~」と言ってるのが

聞こえたな~と。。。


「いつもお母さんに叱られてるんやろな~」と思いました。

怒られると思ったんでしょうね。


アップルくんは、そのときは、友だちとの約束を守って

私には言いに来なかったのですが、


アップルくんも、気になっていたのか、

私に話してくれました。



その子は、かなり抑圧されているようですね。

自分の気持ちもお母さんに言えないのですから・・。


アップルくんも、電話での様子を見ていて、

ビックリしていたようでした。


このお友達は、安心・自信・自由の権利があるのに、

奪われていますよね。

親はそんなつもりはないと思います。


親の言うことを聞く子どもだったら、

要注意です。


親の知らないところで、

こういうことが起きているんですから。。。


自分の子どもだけ見ていてもわかりませんからね。


子どもの問題行動で、親が困ることが起きても、

人のせいにする人もいますが、

人のせいにしてるから、

子どもが変わらないんですよね。


まず、自分に問う方が近道ですよね(*^_^*)