春一番の新生活 その後… | OHIYORI日誌

OHIYORI日誌

3児のハハの子育てお天気報告



■引っ越しクライシス■

うららの幼稚園入園問題で、出ばなをくじかれた感があり、N市に対して不信感しか感じられなくなった今、引っ越し自体がこわくて仕方ありません。

いろいろと知人から、N市は福祉面でもすごく遅れていると聞くにつれ、余計と不安がつのりつらく感じるばかりです。文化財の保護だのなんだのにかける予算が多すぎて、福祉関係はおざなりなのだろうかと…。


1月末から夫だけが先に現地へ引っ越し。その2週間後に私と子どもたちが家財とともに移る予定。今回、3年目ということもあり、引っ越しにかかわる手続きやそのほかもろもろのことが、遠ーい記憶の彼方にいっちゃって、思い出すのに大変。不動産屋や引っ越し業者と話していて、ぼけかまして人格を疑われるような質問したりで…恥ずかしい思いもちょくちょく…(笑)


今回は何もかも重なってしまうので、本当に頭の中はパニックです。引っ越しから2週間後には、出産のために実家へ里帰りしなければならないのです。その2週間の間に何もかも完了しなければならないわけで…。2人の落ち着かない小さな子どもをつれて、行政手続きから、金融機関、里帰り準備やうららの病院の転院手続き、幼稚園への転入手続き…あー考えただけでも頭が痛い。

そんな子どもをつれて、全く知らない初めての土地で手続きに回るのは、妊娠9か月の妊婦には過酷すぎです。だれかたすけて~って感じです。でも預け先などありません。

春一番とともに引っ越しする毛けど、決して春一番ほどわくわくするようなものではなく…さわやかな風でもなく…(笑)どろどろとした重ーい気分とともに後ろ髪をひかれる思いで、3年間住んだ土地を後にします。

この地に来た3年前も、うららの発病に気づかないまま、母の私が孤独な育児で落ち込んで押しつぶされそうな毎日を送っていました。変な話、うららの発病がきっかけで外へとメモ向いたように思います。でもN市に移っても同じように落ち込んではいられません。あの時より守るべきものが増えているのです。

母がしっかりしなければ。

できるだけ、積極的に外に向いて厚かましく出ていこうと思っています。



■なにかと気がかりなマタニティライフ■

今回、8か月に入ったところでエコーの検診中にどうも男の子のシンボルが見えたような気がした。ドクターに聞いてみると「おとこやん、おとこおとこ。もっぺん見したろか~?」と、うれしそうにこちらを見ながら話してきます。

そんなに「オトコ」ばかり連呼せんといて~。私は女の子だと思っていたのに~。まあ、それはしょうがないか。こればかりは、神のみぞ知るというか。

性別うんぬんよりも、元気な子が生まれるのが一番よいこと。

それよりも、今回は早くから赤ん坊が下がり気味で、おなかがめったやたらに張るので、張り止めの薬をもらっている。

あと半月ほどで引っ越し前。今は産婦人科も主治医なので何かあっても売れ入れてくれるそうですが、夫が先に現地に行ってしまった後の2週間は私に何かあると途端に子どもたちの世話をする人がいなくなります。なんとしても緊急事態は避けれなければなりません。

また、N市に移ってからの2週間も何事もないようにしなければいけません。なぜなら、産婦人科を知らないから…。里帰り出産するまではおなかにいてもらわなければ困るんです。どうかさとがえりまではでてこないでねえ~腹子ちゃん。


■すでに不安定な我が家のギャングたち■

「せんせいとばいばいする」と言うことを、ことあるごとにうららに話しています。これが、彼女の気持ちをさらに不安定にしている原因とはわかっているのですが、2年間も山あり谷ありの中でひたすらかわいがって守ってくれた保育園の先生と突然引っ越しして会えなくなるのは、絶対激しい情緒不安定になると感じたので、少しずつ抗体をつける意味でまえもって何度も何度も話していました。

これが逆効果なのかどうか…。

最近問題行動が増えています。

夜な夜なおねしょをし、朝は出がけの大量おもらし。

ぼんやりしていることが多く、呼びかけても無視して返事もしない。

元気がなくて、保育園でも大好きな先生以外の先生のいうことは全く聞かないようです。気ままにふるまいすぎて、結局ひどくしかられるようですが、そうなると大声で泣き暴れて大変なんだそうです。

2月10日で保育園ともバイバイします。

27日の生活発表会の日のみ参加させていただくこととし、この地を後にします。

ただ私の体調のこともあり、出席できるかどうかは不明です。


今回の転勤で、住む家も変わり、生活環境もがらりと変わります。

なにより今回は3人目の子どもが生まれるという、特別な事情もあってすぐにおばあちゃんの家に移動し、夫の実家で預かってもらう段取りになっています。

子どもたち二人で初めて親元を離れるのです。

たった1ヶ月の間で、子どもたちはめまぐるしく大人の事情で翻弄されてあちこち移動させられるのです。

多分そのせいで不安定になるのは目に見えています。

やむを得ないこととはいえ、できるだけ長い時間そばにいてやりたい気持ちでいっぱいです。

5月になったころに、改めて新居に帰る予定ですが、はたして子どもたち2人はどうなっていることでしょう。




カイセイはだんだんといたずらが激しくなってきていて、もうすぐ引っ越しというのに壁に落書きしてくれたり、おもちゃで傷をつけてみたり。

私のおなかに対しても、なぜか攻撃的。ついつい抱っこをするのがつらく、無理に歩かせることも多くなってきたせいか、自分への扱いが前よりぞんざいになったことを敏感に感じている様子。正月を境に、父ちゃんへ甘えの矛先を変更したようです。そこでもともとお父ちゃん子だったうららが場所をとられまいとして、大ゲンカがたびたび勃発。

泣き方も以前にもましてでかくしつこい。いつまでも大声で泣いています。

抱っこしてもらう回数が減って自分の存在を主張する毎日が続いています。


しかし、我が家で今一番情緒不安定なのは、何をかくしましょう、私です(笑)

泣くより不眠に苦しむ今日この頃。結婚当初はよく泣いていましたが、この頃は子どもたちの手前もあり泣くことを忘れていました。それでも今回の幼稚園がきまるまでの間は、何度泣いたことでしょう。

こんなことがあると、どうしても子どもたちにとばっちりが言ってしまいがちです。

うららのどんくさい行動や遅れ気味な発達のこともいつもなら「ああ、またか」ですませるところが、怒りに変換してしまい「あんたがもっとしっかりしないから、幼稚園も行かれないんだ」という抑えきれない情けなさに襲われてしまうのです。今までのように園での生活を先生がつきっきりでサポートしてくれる保証はないのです。…というか、むしろそれはできないとはっきり言われたのです。だから、少しでもできることを増やしていかなければ、行く場所がありません。

この頃、できることもわざとめんどくさがってしないそぶりが見られるので、余計とイライラしてしまいます。私一人が焦ったところで仕方ないのですが、どうにもならないと思いつつついつい口うるさく言ってしまう、そんな自分にも自己嫌悪なのです。(1999/02/07記)