アシスタント、シバサキです!!
2週ぶりのシネマパラダイスのお時間です!!
今回は久しぶりに、感動とは違う震えるほどに作り込まれた作品に出会えました。
ご紹介します。
怒り
1年前に八王子で夫婦惨殺事件が発生。
事件現場には「怒」という犯人が書いた血文字が残されており、
事件後すぐに目撃情報から犯人は「山神一也」と判明。
しかし既に山神は逃亡したあとで、1年経った現在も事件は未解決状態。
整形をして逃亡を続ける山神に対し捜査が難航する警察はテレビで公開捜査番組を放送。
その後「もしかして山神では?」と思わしき人物が3人登場する。
・千葉の漁港で働く前歴不詳の「田代哲也」
・沖縄の無人島にこもるバックパッカーの「田中信吾」
・東京の大手企業に勤める藤田優馬の前に現れた住所不定の「大西直人」
3人いずれも自分の過去を隠してひっそりと生活しているが、
この中に犯人はいるのか…?
久しぶりに観ていてコレはヤバイなと思う作品でした。
徹底的にリアリティのある描写と、丁寧なまでに作り込まれたキャストの演技。
映画館の中が静まり返るように緊迫した空気は、まさにこの映画を象徴するかのようでした。
何と言っても目を引くのは豪華なキャスト陣
普通これだけのキャストが集まると誰か1人くらいは短い時間での登場しかしないものなのですが、この怒りはメインキャスト8名をタップリと余す事なく登場させている事からも監督たち製作陣の本気を感じ取れます。
聞いたことがあるような犯人像、劇内で起こる事件は実際に近年起きた事件や問題を彷彿とさせられ
まるでその事件や問題に世間が興味を持たない事に対し怒りを向けているかのような…。
CMなどの予告では、妻夫木聡と綾野剛の衝撃的なシーンが有名ですが
個人的には久しぶりに登場の
森山未來と
松山ケンイチ、宮崎あおいの演技がとても印象的でした。
もちろん他のキャストの演技も今年一番と言っても過言ではないくらいに素晴らしく丁寧に作り込まれた作品でした!
衝撃的なそれぞれの舞台のラストシーン、犯人は是非ご自分の目でお確かめください!!
愛した人は、殺人犯なのか?
怒り
是非、ご覧ください。