先日、風邪から肺炎を起こした。
普段なら喉が痛くなって、
鼻水、倦怠感、発熱ときて、
五日目から十日目にかけてピークがくる。
そして十四目くらいにやっと回復する
という流れがある。
新陳代謝が悪いのでゆっくり病状が進む。
じわじわ悪くなって、のんびり回復するから
苦しい期間が長い。
若くて元気な頃のように一気に症状が出て、
急速に回復は望めない。
だが、今回は違った。
三日目には高熱が出た。
病院に行き、レントゲンと血液検査。
肺に少し影かあり、白血球が極端に少なく、
CRP(炎症反応)が正常値0.4以下のところを14。
即、入院を勧められ、近くの総合病院へ。
そこでも同じ診断。
ただ、少し違ったのは、
「入院するか自宅で……」
と医師が言い始めたので、
「自宅で」
と答えた。
毎日の抗生物質の点滴は、
訪問看護と看護師をしている妻にしてもらうことに。
入院するのと自宅療養するのと
どちらが妻の負担は少ないかも考慮したが、
何よりも、入院すると介護面で気をつかうことが多く、
かえってゆっくり休めない部分もある。
排泄から動かない体の扱い方。
少しでも楽に過ごすためには、
それらをひとつひとつを看護師に伝え、
覚えてもらわなければならない。
それをする気力はなかった。
それより、私の介護を熟知した
家族や介護ヘルパーの方たちの
手を借りる方が賢明な判断だと思った。
私がこういう判断をする際、
基本的に妻は何も言わない。
私の気持ちに従ってくれる。
私も自宅療養中はできるだけ
体調の悪さを表に出さない。
娘にも笑顔で話しかける努力をする。
もちろん、私の体調が最悪なのを
妻は見抜いていると思う。
だが、
「大丈夫だよ」
「元気を出して」
というような励ましや労りの言葉を妻は口にしない。
口下手な妻。
そういう言葉をかけてほしいと思うこともあるが、
言葉にすれはするほど、その言葉に
重みを感じなくなってしまうタイプなのだ。
ここでは多く触れないが、
過去に妻が私を励ましたのは一回だけ。
もうかなり前のことだが、
私はその一回を永遠に心の拠り所として生きていく。
風邪の話に戻るが、
そんなわけで今回はいつも以上に悪い状態だった。
やっと回復したが、さすがにきつかった。
風邪は万病のもと。
皆さんもご注意いただきたい。
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ここからは回復し、元気になった証として書かせていただく。
血液検査をすると、普段からよく指摘されるのが
総タンパクが低いことと塩分・カリウム不足に低血糖。
簡単に言えば、タンパク質を摂取して、
もっと塩辛いものを食べて、
果物や甘いものを食べなさい、
ということだ。
だが、私の一日の摂取カロリーは
たぶん500キロカロリーから700キロカロリー。
通常、必要なカロリーの20%から30%。
それ以上は胃が受け付けないのだ。
食欲は旺盛なのに食べると吐き気がする。
神経のマヒの影響や
過去に蓄積されたストレスが原因らしいが、
確かな医師からの診断結果はない。
こんな生活を23年間続けている。
やれやれだ。
私の基礎代謝量
(何もしなくても消費されるエネルギー)
が約1000キロカロリー。
なので、足りない分は週に4回か5回の点滴で
かろうじてカロリーは満たされている。
だが、当然のことながら栄養は足りていない。
骨粗鬆症にもなっていて、
咳をしたはずみで腕の骨が折れたこともある。
通常は咳で肋骨が折れることはあるが、
腕の骨が折れるのは稀らしい。
最近はカロリーオプや塩分控えめ、
と謳った食品が増えたが、
そういう食品は食べられない。
少しでも栄養価とカロリーの
高い食品を食べなければならない。
ガリガリに痩せた体を少しはふっくらさせたい。
今の願い。
大好きな唐揚げ定食を一人前平らげて、
おなかをさすってみたい。
さぞ、気分がいいだろう。
それから娘と並んで座って、
アイスクリームをひとつ食べたい。
ちょっとずつ交換したりして食べたら
これもまた楽しいだろう。
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