手当たり次第の読書日記

新旧は全くお構いなく、読んだ本・好きな本について書いていきます。ジャンルはミステリに相当偏りつつ、児童文学やマンガ、司馬遼太郎なども混ざるでしょう。
新選組と北海道日本ハムファイターズとコンサドーレ札幌のファンブログでは断じてありません(笑)。


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千葉道場のお佐那さんが登場してきました。

彼女が今回のタイトルになっているのは、これからドラマの中で「2人目のヒロイン」となっていく人物だからということでしょうけれども(ちなみに1人目のヒロインは加尾、3人目は妻となるおりょう、そして長崎の芸者お元まで、4人のヒロインが登場するそうです。主人公が華やかに女性にモテたというのを前面に押し出すのは、大河ドラマとしてはちょっと珍しいかも)、ひとり彼女だけに限らず、女性達のもどかしい想いというものに焦点が当てられていた回だったように感じました。

市井の女子供にも広く剣を教えているいっぽうで、レベルはしっかり高い千葉道場。女である佐那に打ち込まれるというカルチャーショックに見舞われた龍馬、一心不乱に修行に励みます。真面目にやっている様子を伝える手紙に、坂本家の面々は大喜び……なのですが、ただひとり、姉の乙女にはそれが面白くない。

龍馬の江戸行きは、最初から剣術修行を念願してというものではなかったんですよね。何だかわからないけどとにかく江戸に行ってみたかった。いや、極論すれば、「江戸」というのも、特に意味があって選ばれた対象ではなかったでしょう。広い世界を見たいという欲求にとりつかれた青年にとって、その象徴としての場所だったというだけ。

しかし交通の自由のないこの時代、理由もなしに遠い他国へ出ることなどできません。「剣術修行のため」というのは、ただ江戸へ行く名目というだけのことだった筈ではなかったか。

もちろん、乙女も、修行なんか手を抜けと言っている訳ではないんですよね。ただ、弟が初心を忘れてしまったように、藩邸と道場の往復のみに日を送っているらしいことが歯がゆくてならない。これでは、実家にいて日根野道場に通っているのとどこが違うのか。

叱咤激励の手紙まで送りつけてよこしたのには、乙女自身の焦燥があると思います。

幼くして実母をなくした龍馬を、母に代わって育てた……というのとは、乙女の弟に対する接し方は少々違う。

この時代、ましてや女であるならなおさら、自由な生き方などは望めない。しかし乙女は、まだそんな概念も言葉も知らない「自由」というものを無意識のうちに希求していて、それを龍馬に託しているような気がするのです。

男で、しかも嫡男でもない龍馬なら、自分にはできない生き方ができる。

千葉家の佐那は、乙女が見たら羨ましがりそうな育てられ方をしていますが、しかし、だからといって彼女が道場の跡継ぎになれる訳でもありません。むしろ本人にしてみたら、この年齢まで剣一筋で生きることを許され、というか奨励さえされていたのに、今になっていきなり、やっぱり女だからという扱いを受けるのはどれほどの屈辱であることか。高いところにのぼってから梯子を外されたようなものです。

しかも二重に屈辱的なのは、彼女自身が自分の限界を認めざるを得ないこと。剣の腕前が同等になってきた男相手に、組み合って勝つことは彼女にはできません。体格と腕力がまるで違うのだから。

そして、平井家の加尾。

親兄弟が良縁だと喜んでいる縁談を断るという、この時代としてはあるまじき暴挙に出た彼女、更にとんでもない行動に出ましたね。華道に茶道に一弦琴、花嫁修業として習っていたことを全てやめて、何と「学問」をやり始めた。しかし子供の手習い塾ならともかく、この年頃になってから女子が通える塾なんて普通にはない。という訳で普通ではない塾にやってきます。岩崎弥太郎のところへ。

彼女がこの先どういう人生を歩むのか、予備知識を持っちゃってる視聴者の目で見ると、ああ、「自立」しようと決意したんだなあ、と感じました。

常識的なレールを何の疑問も持たずに進んでいくということができず、苦悩する。そんな女性達が身近に何人もいたことが、龍馬の今後に何がしかの影響を及ぼしていくのでしょう。


ところで。

今回、桂小五郎が初登場した訳ですが。

いやあ、谷原章介さんですよ。「新選組!」での伊東甲子太郎役好演が未だに印象的な彼です。キャラ的に何となく、小五郎と甲子太郎って「かぶる」感じがするんですよね。家柄が良くて秀才で剣の腕も立って、だけど、どこかで微妙に後世の見る目が軽いというか……。

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