手当たり次第の読書日記

新旧は全くお構いなく、読んだ本・好きな本について書いていきます。ジャンルはミステリに相当偏りつつ、児童文学やマンガ、司馬遼太郎なども混ざるでしょう。
新選組と北海道日本ハムファイターズとコンサドーレ札幌のファンブログでは断じてありません(笑)。


テーマ:

昨年ただの一度も話題にしなかったことからお察し頂いている方もいらっしゃるかもしれませんが、「天地人」が全ッ然面白くなかった私です(苦笑)。

最初は、おや「風林火山」から1年おいただけでまたこの時代か、しかも武田と上杉じゃ話の舞台までかぶり過ぎ、くらいにしか思わなかったのですが。

始まっていくらもしないうちにこういう感想になりましたね。「風林火山」から1年おいただけで、こんなもん作って平気でいられるその神経を疑うわ!と(爆)。

何というか、作り手側が受け手をナメている、という気がしたんです。最近やたらとテレビのニュースなどでも話題にされるようになった所謂「歴女」、それもボーイズラブ風味の同人誌を作ったり読んだりするような層を特にターゲットにして、ほらここを見逃すなこれをマンガに描きたまえ、と言わんばかりの場面が続々……。

全てが、判り易過ぎました。

それでも一旦観始めてしまった以上、我慢して観続けていましたが、終わり間近、大坂の陣まで来たところでとうとう堪忍袋の緒が切れまして。ここまでやっちゃったらいくら何でもドラマのオリジナル部分という範疇を超えている、豊臣善玉徳川悪玉のプロパガンダじゃないかよこの薄っぺらさは、としか思われず。我が家で唯一原作小説を読んでいた父親に向かって「これは原作者がバカなのそれとも脚本家のせいなの!?」と騒いだら、返事はこうでした。「……小説のほうにはこんな展開全然ない……」

ドラマ化の威力は凄まじく、原作者はこの1年で超多忙な売れっ子になったそうですが、果たして本当の本当に心から満足しているのだろうかと思います。

そして「坂の上の雲」が始まり、「龍馬伝」の予告が流れ始めるようになって。

なーるほどこの2本を力入れて丁寧に作ってるから、その分「天地人」はお留守になっちゃってた訳ね、という結論に私の中では達した次第です(爆)。

さて、「篤姫」から1年おいただけで、再び幕末ものの「龍馬伝」が始まりました。

何しろ坂本龍馬です。幸か不幸か司馬遼太郎『竜馬がゆく』が面白過ぎたばっかりに何だかえらいことになっちゃってる龍馬です、しかも演ずるは美男子・福山雅治ですよ。「篤姫」の玉木龍馬ほどではないにしろ、何だか実物とは似ても似つかないんですが……。

という不安は一抹どころか物凄くあったんですが。

何か、期待しても良さそうですね、このドラマ。

始まり方はこうです。功成り名遂げた明治15年の岩崎弥太郎(香川照之)のところへ、新聞記者が訪ねてくる。「世に知られていない坂本龍馬という人物」のことを聞きに。

あっそうか、と思いました。龍馬「伝」、というタイトルは、つまりこういうことだったんだ。

低い身分と貧困から身を起こした弥太郎には、自分は国家に尽くしてきたという自負がある。しかし、ただ私腹を肥やすだけの国賊だと、彼を敵視する過激派もいる。

そんな男が、「一番嫌いな人間だった」と語る坂本龍馬。このドラマでの龍馬像は、この冒頭の場面で明確に規定されます。

能天気で、自分勝手で、人たらしで、女に好かれる。

幕末史に予備知識のない人でも、ドラマを見ていれば容易に判るでしょう。坂本家はかなり裕福です。そして、幼い頃の龍馬は、気も弱ければ勉強も不出来、しかし、一家の女性陣にいいだけ可愛がられ甘やかされて育っています。

いっぽうの弥太郎。圭角の多い父を持ち、貧困にあえぎ、人一倍の負けん気。自分ほど頭のいい人間はいない、誰よりも上手に世渡りしてみせる、と心に決めている、ということはつまり、自分の努力で生きていく、ということ。

そういう彼の目から見たら、確かに、龍馬を好きになどなれよう筈もない。

努力で身につけたものといえば剣術の腕前ぐらい。あとはみんな、生来の「可愛げ」「憎めなさ」だけで生きていたようなものなのだから。

オープンセットを多用しているところなど、変な言い方ですが、フジテレビの時代劇の作り方に近いものを感じさせます。NHKの時代劇で、こんなに野外の風を感じさせるのは「はんなり菊太郎」シリーズ以来じゃないでしょうか?

何度も水をくぐった質素な着物、そそけた髪、汗、埃……龍馬も、弥太郎も、武市半平太(大森南朗)も、体温や体臭を確かに感じさせます。このドラマの男達が集まっている図は、もう見るからにむさ苦しいんですよね。小ぎれいなコスプレとしか見えなかった「天地人」とは大違い。

毎週の視聴日記、また、チャレンジしてみようと思います。

AD
いいね!した人  |  コメント(5)  |  リブログ(0)

青空百景さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。