手当たり次第の読書日記

新旧は全くお構いなく、読んだ本・好きな本について書いていきます。ジャンルはミステリに相当偏りつつ、児童文学やマンガ、司馬遼太郎なども混ざるでしょう。
新選組と北海道日本ハムファイターズとコンサドーレ札幌のファンブログでは断じてありません(笑)。


テーマ:
芥川 龍之介
芥川龍之介全集〈2〉
7月24日。明日だったんですね。
芥川龍之介の命日。
今年で没後80年、だそうです。芥川というととにかく大昔の作家とばかり思っていましたが、もしも35歳で自殺などせずに天寿を全うしていたとしたら、そう昔の人ともいえなくなるのだということに今更ながら気がつきました。空想の域を出ないことですが、もしも彼が生きて戦前戦中を体験し、そして戦後を迎えていたとしたら、一体何を考え、何を書いただろうかとふと思います。
この人の作品って何を最初に読んだんだっけと改めて思い返してみましたら。子供の頃に、作者名なんかには殆ど注意を払わずに読んでたものが結構あるんですよねえ。教科書に載ってたのが「トロッコ」。「羅生門」は中学だったかなあ。友達んちで、子供向けの雑誌かアンソロジーみたいなので「蜜柑」を読んだような記憶もあるようなないような(←あやふや/汗)。
で、たぶん一番最初が「蜘蛛の糸」です。今うちに残ってる河出書房新社刊「世界少年少女文学全集」の「日本文芸童話集」の巻にも、これと「杜子春」が入ってるんですが、この本で読んだのではないですね。ここに入ってるのとは違う挿絵を見た記憶がありますから……もうひとつ子供向けの全集があったんですが、あっちのほうかなあ。捨ててる筈はないと思うものの、今現在近くに見当たらないんです、この全集。物置か押入れの隅か、一体どこに埋もれているのやら(汗)。
「蜘蛛の糸」も「杜子春」も、初出は「赤い鳥」誌。つまり最初からはっきりと、子供のための話、として書かれてるんですよね。今読んだら、童話仕立ての普通の小説、としか思えませんけれども……芥川に限らず、昔の童話って、現代の作品とはかなり違う気がします。語彙がちょっと難しいとかいうのは、本好きな子なら多少判らなくても構わず読み進むからノープロブレム。作品の中身それ自体というか、雰囲気、手触りが、今の書店で児童書の新刊コーナーに並んでいるものとは相当に異質だと思うんです。
最近、小学校や中学校で、授業の前に10分か15分か各自の好きな本を読む、朝読書とかいうものが流行っているでしょう。たとえば、昔の童話はあれには絶対に向かない! 明るく活発な小学生が、爽やかな1日の始まりに15分間だけ読んでああ面白かったと本を閉じ、すぐさま元気にお勉強。それに適している作家はどう考えても、小川未明や宮沢賢治ではない筈です(爆)。
てなことを考えつつ、河出の全集の解説を読んでみたら、引っくり返りそうになりました。芥川の作品紹介で、「魔術」を童話に入れてたんです!
子供にこんなのばっかり読ませて育てたらどうなるか。活字中毒者になるか、小説とは無縁の人になるか。2つに1つ、中間はないような気がしますよ。
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