手当たり次第の読書日記

新旧は全くお構いなく、読んだ本・好きな本について書いていきます。ジャンルはミステリに相当偏りつつ、児童文学やマンガ、司馬遼太郎なども混ざるでしょう。
新選組と北海道日本ハムファイターズとコンサドーレ札幌のファンブログでは断じてありません(笑)。


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伊東 成郎
新選組二千二百四十五日

一体これで何冊目だ新選組の通史、と自分で自分に突っ込みつつも、やっぱり買ってしまいましたこんな本を。
新選組定番本、とでもいうべきものはもう何冊か読んでいます。新選組通史の大体のところは頭に入っているつもりなんですが、定番の本とはつまり、古い、ということでもあるんですよね。
これは2003年に出た単行本の文庫化ですが、全面的に改訂がなされているそうです。ということは、今現在一番新しい新選組の本、ということになる訳で。
物凄く乱暴に紹介してしまうと、この本、「新選組!」ファンのためにあるような本です。
ドラマに出てきたこの場面の、元ネタはこれだったのか、と判るようなエピソードが載ってるんですよ。土方歳三青年期の石田散薬行商は近所の老人とコンビを組んでやってたとか、大坂での力士との乱闘事件の際、力士側が持ってた八角棒は内山彦次郎が支給したものだったとかね。
『新撰組始末記』の著者・西村兼文の捉え方も、ドラマでのキャラクター設定とかぶってます。普通、新選組本に『新撰組始末記』の話が出てくるときは、新選組に迷惑していた西本願寺の人間としてこんな批判的なことを書いている、といった紹介の仕方が多いんですが、この本ではこうなんです。


 西村の新選組への罵倒のほとんどは、京雀たちや西本願寺関係者といった第三者を介在させ、彼らへの大迷惑という形をとっている。西村本人が新選組によってこうむった個人的な迷惑などはこの書にはいっさい綴られてはいない。
 職場で毎日彼らを眺めるうちに西村は、新選組という集団に対し、興味を抱く対象というよりも、やがて妙な好感すら持ってしまったのかもしれない。


これ、決して突飛な解釈じゃないと思うんですよ。明治22年という時点で新選組の通史をわざわざ出版した、という事実がそもそも、よほどの熱意があったことをうかがわせます。本書では西村のことを「新選組史上屈指の傍観者」と評してるんですが、これ、まさにドラマに出てきた彼をそのまま言い表してる言葉ですよね。
こんな風に、古い本とは違う解釈があちこちに出てくるので、知ってる筈の新選組通史ですが、目新しく面白く読めました。山南敬介の姓は「やまなみ」ではなく正しくは「さんなん」らしいというのは聞いていましたが(でもドラマや小説、マンガでは、「やまなみさん」じゃないとおさまりが悪い気がするなあ)、新見錦も「にいみ」じゃないんだそうですね。「しんみ」なんだそうです。……うーん、でもやっぱり何か呼びにくいな(苦笑)。

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