手当たり次第の読書日記

新旧は全くお構いなく、読んだ本・好きな本について書いていきます。ジャンルはミステリに相当偏りつつ、児童文学やマンガ、司馬遼太郎なども混ざるでしょう。
新選組と北海道日本ハムファイターズとコンサドーレ札幌のファンブログでは断じてありません(笑)。


テーマ:
田辺 聖子
女の長風呂
「芋たこなんきん」、終わりましたね。何だかあっという間の半年間でした。
田辺聖子の小説が原作なのではなく、本人がモデルというドラマ。エッセイを読んでる人間には、台詞のそこここに「あ、元ネタはあれだ」と判る部分があったりするのも楽しみのひとつでありました。
我が家におけるこのドラマの最大の影響は、父が田辺エッセイを読み始めたことであります。
本を読むのは好きだけど、ジャンルはとにかくひたすら日本史関係ばっかり、一番好きなのは司馬遼太郎。現代小説なんて手にとったこともない、ましてや女流作家なんて、という人だったんですが。
毎朝ドラマを観ているうちに、その「もと」が知りたくなったらしいんですね。で、とりあえず「カモカ」シリーズの一番最初、『女の長風呂』から取り掛かったものの、相当びっくりしたみたいです。
というのもこのシリーズ、途中からかなり自由闊達というか融通無碍というか何でもあり、その時々で田辺さんが関心のあることを何によらず書いていくという感じになりましたが、最初の頃はかなりきっちりと「枠」がはまってたんですよね。で、その「枠」とは何なのかというと、セックスと男女関係の話。
といっても、下ネタでも猥談でもピンクでもエッチでもないので念のため。そういう官能関係を期待して読むとむしろ失望しますよ(笑)。中年の飲み友達の男女が晩酌しながら喋るという形式で書かれてるんですが、まさにその通りの内容。気の置けない友達、しかも女同士でも男同士でもないからこそ、大真面目に「あっちの話」ができる、という、エッチよりはむしろ「ああ言えばこう言う」系の面白さです。
……しかし、ふと思い返してみると、自分がこれを最初に読んだのが中学生の頃だったというのは、やはり少々早かったような気がしないでもなく(笑)。母親が古文の勉強の参考になるかもといって貸してくれた『文車日記』がめっぽう面白かったので、余勢をかってその他の田辺作品にも手をつけたんですが……流麗なる美文で日本古典の名作を紹介する『文車日記』とは天と地ほどにも全ッ然違う(爆)「カモカ」シリーズまでも、まだローティーンのうちに読み始めてしまったのは果たして良かったんだか悪かったんだか(苦笑)。
銀行の待ち時間の間などに、「週刊文春」を読む機会が時々あります。なかなかそうそうたる顔ぶれがエッセイやコラムの連載をしていますが……個人的な好みとしては正直な話、15年続いたという「カモカ」シリーズに太刀打ちできるものを書いてる人は、今の連載陣の中にはいないなあ。
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