手当たり次第の読書日記

新旧は全くお構いなく、読んだ本・好きな本について書いていきます。ジャンルはミステリに相当偏りつつ、児童文学やマンガ、司馬遼太郎なども混ざるでしょう。
新選組と北海道日本ハムファイターズとコンサドーレ札幌のファンブログでは断じてありません(笑)。


テーマ:
コナン・ドイル, 阿部 知二
緋色の研究

年末を前にして、5年使ったパソコンがぶっ壊れました。ともかくも、買ったヨドバシカメラに父親が担ぎ込みましたが、年内には見積すら貰えないらしいです。年賀状、まだつくってません……。

という訳で現在の入力場所は職場です……わーっ、だ・だって死ぬほどヒマなんだもん(汗)。

思えば昨年の今頃は、期待の年末年始ドラマが目白押しでわくわくしていたものでしたが。今年は平穏だなあ……まあいいや、道内ローカル局のファイターズ特番観るから(笑)。

新しいミステリ作品の感想を詳しく語るのはなるべく控えるようにしてますが、放送から1年近く経ってるし、もういいですよね。今年のお正月の大収穫、「古畑任三郎ファイナル」の話。

ネットサーフィンしていたら、2話目の「フェアな殺人者」で、犯人役のイチローがとった殺人方法がちょっと判りにくかったという感想を目にしたのです。薬のカプセルを2つ用意して、1つは毒薬、1つは蜂蜜入り(つまり無害)。標的にどっちか選ばせて、残った方を自分が飲む。確率50%の賭けは見事当たって(相手にとっては大外れですが)、彼は生き残った訳ですが。

殺したい相手に、2つの薬(或いは飲み物)を選ばせる。1つを飲めば死に、もう1つを飲めば助かる。

これ、ミステリとしてはある意味「王道ネタ」なんですよ。小説としてのミステリ愛好者があのドラマを観てたら、たぶんあそこで全員が大喜びして三谷幸喜をほめたたえたことでしょう。でも、「古畑~」って、あそこまでバリバリにミステリ色全開のドラマでありながら、決してオタク仕様じゃないんですよね。だから昔からのこのドラマのファンでも、元ネタを知らなくて戸惑う人が結構いる。

ではその元ネタとは何かというと、これ。名探偵の代名詞的存在シャーロック・ホームズ初登場作品です。

恨んでいる相手を殺そうと決意した男が、2種類の丸薬を用意して相手に選ばせようとするんですね。しかし自分が毒入りの方を飲んでしまう可能性だって50%ある訳で、何でそんなことをするのかと思われそうですが、ここにこの男のキャラクターがあらわれてます。彼にとってこの殺人はただの人殺しではありません。正当な復讐です。天に裁きを委ねるという気もあったでしょうし、決闘するという感覚もあったでしょう。憎悪し軽蔑している相手ではあっても、生き延びるチャンスを与えてやろうとしている。

指摘しているブロガーさんがいましたが、まさに「フェアな殺人者」。

仁木悦子「赤と白の賭け」もこれのバリエーションに入るかな。これは、娘を騙した男に復讐しようとする父親が、赤ワインと白ワインの片方に毒を入れ、選ばせようとします。と同時に、父親の企てを知った娘が愛する男の命を救うために書いた手紙を見せるんですね。そこには「どちらに毒が入っているか」が明記されている。これは信じていいのか、それとも罠なのか?というサスペンス。

換骨奪胎、本歌取り、サンプリング、リスペクト。こういうことがあるから、古典ミステリってやっぱり読んでおいたほうが後々楽しいんだよなあ。

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