手当たり次第の読書日記

新旧は全くお構いなく、読んだ本・好きな本について書いていきます。ジャンルはミステリに相当偏りつつ、児童文学やマンガ、司馬遼太郎なども混ざるでしょう。
新選組と北海道日本ハムファイターズとコンサドーレ札幌のファンブログでは断じてありません(笑)。


テーマ:
佐藤 愛子
坊主の花かんざし 2

来年1月、山本耕史の新ドラマは「華麗なる一族」(原作:山﨑豊子)です。
いや、正確には「木村拓哉の新ドラマ」と表現するべきであろうことは重々わかってるんですが! ただねえ、やっぱりどうしても、未だに「新選組!」ボケから脱却できない山本ファンとしましては、彼以外の出演者は眼中に入らない、というかどーでもいいというのが正直なところです。たとえそれが主役、しかもキムタクであろうとも(笑)。
さて、この原作、私は読んだことがありません。昔にもドラマ化されているようですが、それを観たという憶えもなし。なのに何故か、華麗なる一族、と聞いた時に「ああ、あれか……」というような感慨があったんですね。
何が一体、「あれか」なのやら。読んでも観てもいないのに?
どうも喉に小骨が引っかかったみたいに落ち着かなくて、何だっけなと考えているうちに、はたと思い当たりました。
佐藤愛子のエッセイで言及されてるのを読んだんだ!
で、本棚を引っくり返して目当てのブツを発掘致しました。「週刊読売」に連載されてたというエッセイの第2巻です。単行本は昭和53年、文庫は昭和55年の発売。
「下賎の出」というタイトルの一文の、冒頭部分です。
ドラマ「華麗なる一族」を観ているアイコさん。食事の場面になるたびに呆気にとられてしまうといいます。


 広い食堂の大テーブルに山村聡扮する頭取が坐り、その秘書、妻、息子、娘などがずらりと並ぶ。食事は正式のディナーで、テーブルの中央には花、果物が盛り上げられ、給仕女がしずしずと皿を運び去りまた運び来る。そのテーブルに、サンマのヒモノとか、芋の煮ころがしとか、タクワンなどが出ていたためしはなく、家族はそれぞれ盛装し、主人公の一人である秘書の服装はロングドレスに何やらピカピカしたアクセサリーをつけ、
「××さま、(名前は忘れた)もっとお召し上がりにならなくては」
 とか、
「○○さま、そんなこと、おっしゃってはいけませんことよ」
 などという。


別世界ッ!!
しかしアイコさんが呆気にとられてるのは、この超セレブ(とはまだ言いませんが)な生活ぶりそれ自体についてじゃないんですね。女学生時代、同じ学校にいた阪神間の豪商や銀行頭取のお嬢様達の実態と、あまりにも違い過ぎているからだったのです。


 彼女たちはみなお城のような家に住んでいたが、決して、
「佐藤さま、お気をつけてあそばして」
 などとはいわなかった。
「アイ公、気ィつけな、カンパチに睨まれてるよォ」
 カンパチとは裁縫の先生である。


現代の女子高生じゃありません。戦前のお嬢様です(笑)。


 私がそういうと、それはあなたの友達だから、あなたの影響を受けたんでしょう、という人がいたので、私は昔の学校友達の特に上品であった人に電話をかけて聞いた。すると彼女は、
「華麗なる一族みたいな、あんな生活してたら死んでしまうわヨ」
 といったのであった。


私、この文章を憶えていたのです(笑)。
そうかー、「華麗なる一族」って、そんな豪華絢爛な世界が展開されるんですね(昔のドラマが原作に忠実だったのだとすれば)。
普通にいい男というのとは違う、どっか出来過ぎなくらいの容貌を持つ山本耕史に、実にぴったりじゃありませんか(いや、だから主役はキムタクだってば)。

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