手当たり次第の読書日記

新旧は全くお構いなく、読んだ本・好きな本について書いていきます。ジャンルはミステリに相当偏りつつ、児童文学やマンガ、司馬遼太郎なども混ざるでしょう。
新選組と北海道日本ハムファイターズとコンサドーレ札幌のファンブログでは断じてありません(笑)。


テーマ:
日明 恩
それでも、警官は微笑う

あ~るさんのところ で耳寄り情報を聞いたのです。
「新潮」で始まった高村薫の新連載には、しょっぱなからいきなり合田雄一郎が登場している!
『晴子情歌』『新リア王』と続く「福澤一族もの」とのことですが、前作にちらっと合田が電話の声のみ出演をしたことで、やっぱり高村薫、ミステリをやめて純文学の人になってしまった訳でも何でもなかったことが改めて確認できました。作品世界、しっかりつながってるんだもんなー。
という訳で早速『太陽を曳く馬』を立ち読み(笑)すべく、勇んで最寄の書店に駆けつけたものの……「新潮」が、置いてない……。
だったら別の書店へ行けばいいだけのことなんですが、次の休みまではまだ間がありまして……。
憂さ晴らしに(笑)こんな本を引っ張り出してきました。
4年前のメフィスト賞受賞作品です。硬派のタフガイと良家の御曹子というミスマッチ刑事コンビが巨悪に立ち向かう痛快ストーリー。ただ、この「巨悪」の素性がまるで某都知事の偏見を具現化したような感じで、それだけはちょっといただけなかったんですが(苦笑)、それでも楽しんで読めてしまうという実に完成度の高い作品です。
で、このお坊ちゃま刑事・潮崎警部補というのがとにかくヘンな奴。相棒の武本巡査部長は階級からいえば彼の部下にあたる訳ですが、年齢も勤続年数も上なんだからと「先輩!」と呼ばれ続けています。それも心から尊敬されていて、単に足が幅広だから革靴が履けないという程度のことまでが、潮崎の憧れの眼差しというフィルターを通すと「やっぱり僕もスポーツ・シューズにしようかな」になっちゃう始末。
しかも、


「僕だったら、やっぱり白だなぁ」
「白ですか? スーツと合わないんじゃないですか?」
 話に乗ってきた内田に、潮崎は突き出した人差し指を大きく振って答えた。
「やっぱり白でしょう。しかもシューズじゃなくてズック。どうせなら合田刑事ですよ」


だって(笑)。
で、最終的に何を履くことにしたかというと、


「悩んだんですよ~、やっぱり合田刑事と同じズックにこだわるべきか。確かに布製のは軽いんです。だけど僕としては、先輩が履かれている革製のにも心惹かれてまして、それでけっきょく、先輩とお揃いにさせて貰いました。でも、やっぱり色だけは白にこだわってみたんです」
 途中から武本は聞いていなかった。正直、潮崎が何を履こうがどうでもいいと思ったからだ。


こういう奴です(笑)。
この他、「踊る大捜査線」に「太陽にほえろ!」に「危ない刑事」、大沢在昌「新宿鮫」シリーズに柴田よしき「RIKO」シリーズ、ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムまで、何かというとフィクションの名刑事・名探偵の名前を口走る。だけでなく、どうにも言動全般が突飛で、本人決して無能ではない、いやそれどころかかなり優秀な刑事だと思われるんですが、何故か相手を脱力させてしまうことおびただしい。
そうですねー、「新選組!」の沖田総司のような奴だと思って頂ければ理解が早いかと(笑)。

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