手当たり次第の読書日記

新旧は全くお構いなく、読んだ本・好きな本について書いていきます。ジャンルはミステリに相当偏りつつ、児童文学やマンガ、司馬遼太郎なども混ざるでしょう。
新選組と北海道日本ハムファイターズとコンサドーレ札幌のファンブログでは断じてありません(笑)。


テーマ:
山田 風太郎
山田風太郎明治小説全集 (1)

書店を探し回るのがまどろっこしくなって、アマゾンで注文してしまいました。……ああ、自分で自分に課したルールがどんどん有名無実化していくなあ……。ちなみに、画像はちくま文庫ですが、私が買ったのは河出文庫のほうです。
ちょっと前に再放送していたNHK金曜時代劇「山田風太郎からくり事件帖」原作です。ドラマが何しろ飛ばしまくってたので、これは原作もさぞかし……と思ってたんですが、いやあ、期待にたがわぬ元気よさ!
という訳なので、「歴史・時代小説」に入れるのをちょっとためらってしまいました。いや、時代劇には違いないんですけれども。このぶっ飛び方がねえ(笑)。時代小説、とただ聞けば、普通はもっとこう端整なものを想像すると思われますので(笑)。
実在の人物がばんばん登場するというのは、ドラマを観たから判ってました。ドラマに出てきた樋口一葉(の少女時代)・森鷗外(の少年時代)・柴五郎(の少年時代)などの他、夏目漱石(の少年時代)から三千歳おいらん(の老後)まで、もう明治初期オールスターキャスト。その上まさか、架空の有名人まで出てきてたとは! 岡本綺堂の名探偵・三河町の半七親分が登場しちゃいます。そうかと思えば、こんな一節も。


「それで、そういうことがわかって、どうしようというのですか」
「その仕掛人がこれからやってくることになっとる」
 といってから御隠居はちょっと横をむいて、
「御免下され、池波正太郎どの」と、小声でつぶやいた。


風太郎先生ッ、ご自分が言うべきことを小説のキャラに言わせてどうするんですか(笑)。
さて、ドラマではまるっきり端役だった藤田五郎巡査ですが、小説ではそれなりに存在感のある脇役でした。「年は三十ばかり、もっともそのわりにひどく老けた感じはあるが、一方ではそんな血風の過去を持つ男だとは思われない、のんきそうな、平べったい容貌をしていて」、しかしやはり斎藤一。とある警部の不始末が明らかになり、上官は「切腹せよ!」と命じます。介錯しろとその場でいきなり言われた藤田巡査、


 これを意外ともせず、全然あわてた風もなく、まるで当然の職務を執行するように見えたが、どの巡査にしてもこういう行動をとれたろうか。藤田五郎──実は斎藤一にして見れば、かつての新選組時代の士道不覚悟の隊士の制裁を再現しているようなつもりであったかもしれない。


ここの脳内イメージは、やはりオダギリジョーでしょう(笑)。

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