手当たり次第の読書日記

新旧は全くお構いなく、読んだ本・好きな本について書いていきます。ジャンルはミステリに相当偏りつつ、児童文学やマンガ、司馬遼太郎なども混ざるでしょう。
新選組と北海道日本ハムファイターズとコンサドーレ札幌のファンブログでは断じてありません(笑)。


テーマ:
池波 正太郎
近藤勇白書
講談社文庫は上下巻。角川文庫は1冊。となればどうしても、1冊のほうを買う訳です。結構無駄遣いもしてるくせに、こんなところで数百円を惜しむのもナンですが。
で、その角川文庫の表紙の絵を見るというと……ううーん、これが近藤局長ですか……いや、威厳があって立派な姿だとは思うんですが、いくら何でも老け過ぎのような。顔じゅうに皺が刻まれて、これじゃまるで50過ぎじゃないか、と思いつつ本を開いたら。
「勇の顔貌は十以上も老けて見える」と、あっさり書いてあったのでした(苦笑)。
試衛館に道場破りがやって来て、練兵館に助太刀を頼んで撃退するというのがオープニング。短編「剣友 渡辺曻」を思わせます。飯田金十郎というこの男、後になってから自分を負かしたのが実は試衛館の人間ではなかったと知って、往来で近藤勇を待ち構えて真剣での勝負を挑みますが、片耳を削ぎ落とされるという完敗。復讐の念に燃える彼は、やがて新選組をつけ狙い……。
という話になるのだとばっかり思い込んで読み進めていったんですが、そうでもありませんでした。
浪士組が上洛してからは、いわば普通の新選組ものです。時々思い出したように飯田金十郎の影がさすことはさすんですが……何というか、作者も新選組も忙しくって、この人になんか構ってる暇はない!とでもいう感じ(笑)。
掲載誌の名前が出てないんですが、これ、雑誌連載作品だったんですね。だからかと思うんですが、全体の構成があんまりがっちりしていません。終盤になって何とか辻褄を合わせたかのような飯田金十郎の扱い方もそうですが、主人公・近藤勇以外の新選組主要メンバーの描き方もいささか不安定ですね。予備知識のある読者なら自分の脳内イメージで補って読むから何とも思わないでしょうが、新選組初心者の人にはちょっと判りにくい小説かも。「で、沖田総司は結局どうなっちゃったの?」とか思うんじゃないかと。
という訳で、もう何十回目かになりますが、「新選組!」に改めて感心したのです。明確な主人公をひとり置き、しかも同時に全員のキャラクターが見事に立ってた群像劇。三谷幸喜、おそるべし。
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