2007-10-19 17:54:59

キャンプといえば焚き火、は正しいか (NOLS)

テーマ:NOLS ALASKA

firepit2

「風呂は入れないけどさ、キャンプの後は、焚き火のスモーキーな匂いが服について、それがまたいいんじゃない?」


と、前回の記事を読んだ方から、メールをいただいた。


「キャンプ」という言葉から、連想ゲームをしたら、


1.焚き火

2.飯盒炊さん

3.酒


が、ベストスリーだろう。


うんうん、キャンプといえば、焚き火だよね。マシュマロを枝に刺して焼いて、ボテっと落として、あら、がっかり、だよね。


***


ところが、NOLSは、エコでヒッピーな学校だ。そんな、環境にダメージの大きいことは、残念なことに、そう簡単には、許してくれない。



NOLSで徹底的に教えられることのひとつが、「Leave No Trace  (LNT)なキャンプ方法」。なるべくなるべく、自然に負担かけないやり方でキャンプをしていく。


LNTには、7つの基本の掟があるのだが、そのひとつが、「Minimize campfire impact」・・・キャンプファイアは最小限に!だ。不必要な焚き火は、土壌を痛め、景観を損ない、燃やさなくていい木を使ってしまうことになる。だから、焚き火はできるだけしない。料理はストーブで行い、火を熾さなくても寒くないよう、十分な上着を持って行く。


どうしても焚き火をしないといけない場合は、河原の砂地に、小さな穴を掘って、そこをファイアピットとする。使っていい木は、腕より小さな枯れた枝のみ。木は必ず燃やしきり、灰は、川にばらまく。次の人が来ても、そこで焚き火をしたとは気づかれないように、後片付けすること。余った枝は、もちろん元に「ばらまき」戻す!


そんなピリピリと厳しい決まりごとを教わったある日、たった1度だけ、焚き火のチャンスはやってきた。完璧な河原。砂地。教えられた通りに設置した、15人が囲むにしては、ちんまりすぎるくらい小さな焚き火を、全員で、わくわくしながらつくりあげた。そう、なんだかんだいっても、皆、焚き火は大好きだからね。そして、この貴重な火で、ケニーの、49回目の誕生日ケーキをつくった。


もちろん、ダッチオーブンなんて重たいものは持って行っていないが、それでも、ケーキは作れる。蓋の上に、小さな木切れを載せ、上から加熱すればいいのです。



firepit



firepit3


ろうそくを見つめるケニーは本当に嬉しそうで、小さい焚き火ではあったけれど、何だか、実際の火以上に、暖かく感じた夜だった。(写真は暗くないけど、すでに夜10時くらい。そう、アラスカの夏に闇はない。)




ケニーについて。


今回、参加者のなかでは一番年上で、いつも落ち着いていて、スペシャル・コーンブレッドを作るのが上手で、何かというと私の相談相手になってくれた、ケニー。ニューヨークで、たくさんの部下を持って金融の仕事をするビジネスマン。友達とアコンカグアに登ったこともあるくらいのベテラン・アウトドアマン。


そんな彼が、まだNOLSに参加するのは何でなんだろう。


「NOLSはね、15年ごとにきているんだ。ティーンの頃、30代、そして今回・・・。学ぶことはいつだって沢山ある。いくつになってもね。これを機に、地域の子供たちにキャンプを教えたいんだ。そうだ、今度は、息子に参加させようかな」


アラスカで、彼の節目の日を、一緒にお祝いできて、よかった。




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コメント

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5 ■なんとも・・・

懐かしい写真です・・・私が授業で英語の理解に苦しんでても、何度も何度も説明してくれました。そのおかげで、何とかやっていけたという感じです。のんびりした旅も魅力的な響きですね。NOLSではヒタスラ歩いた?ツンドラの大地から戻り、道路脇の砂利道に足を一歩踏み出したあの感覚をフッと思い出しました。

4 ■travis

http://aonodokutsu.ameblo.jp/aonodokutsu/entry-10018165665.html

トラちゃんとは去年一緒に仕事しましたよ!日本のツアーなので、NOLSより100倍のんびりしたものでしたけれど! さすらいの人生に終止符をうち、いよいよユーコンに住み着くことにしたそうです。

3 ■それは

Backpacking and River コースです。両方で大変でした。「参加するなら絶対一番長いコース!」と意気込み参加。2日目にして「残りあと何日だ?」と思った事もありました...懐かしい。Travisがメインであと前半と後半で2人が交代しました。
reunion partyがあったらいいですね。

2 ■ICは?

Nanookさん、ユーコン、ICは誰でしたか?カヌーのコース?バックパッキング?

ああ、日本でreunion partyやりたいですねぇ。

1 ■NOLS in Yukon

初めてコメントします。久しぶりにNOLSを検索したら、このブログにたどり着きました。
2001年NOLS Yukon 45daysに参加していた者ですが、とても懐かしく読ませて頂きました。
NOLSから帰ってしばらくは普段の生活に戻りますが、何故かまた戻りたくなる。そんな所でしょうか。
共感できる所が多いだけに、これからもNOLSネタ楽しみにしています!

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