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2006-08-31 22:16:02

ココロいっぱい、満腹だ。

テーマ:旅の哲学

美味しいご飯を食べて、お腹がいっぱいになるように、美しい景色や密度の濃い体験をした後は、どうしてこうも、ココロがいっぱいになるんだろう。


***


今も、映画のBGMなみに、耳の奥にこだましている、大音量の蝉の音。


キーボードを叩く今も、ついデコボコを探してしまう、絆創膏だらけの指。しっかりと残る指先足先のこの痛みは、3mmの幅のデコボコを、全神経を集中させて探した証。


新宿の雑踏にいる今も、心の眼で見ているのは、圧倒的な存在感を誇る岩の大きさと、真下の原生林の緑と、そのはるか遠くの、ミニカーよりも小さな車たちが行き交う町。


しっかり大地に足をつけている今も、心はちゃんと覚えている。道路から数百メートルの高さなのに、足幅分しかない岩の真ん中の小さな小さな休憩所。ロープ一本だけで頼りなく張り付いているときに感じた、脳の奥がギュっとするような緊張感と、同時に不思議と感じる開放感。



昨日の岩登りは、

2年半も(いつもは仕事だけど)何をみていたんだろう、というくらいに違う、新鮮な体験だった。あの岩に張り付いていた数分に感じた気持ちは、多分一生忘れない。


***


ココロを満たす体験は、お金を出せばどこでもいつでも買えるものじゃない。

どっちかといえば、事故にあうようなものだ。


まずは、自分自身が、素直にオープンで平静な状態でいることが大前提で。


さらに、この自分の心とか景色だとか天気だとかメンバーだとか後ろで聞こえる音だとか、いろんな要素の歯車が全て、全て、全てが奇跡のようにかみ合った瞬間、たまーーーに訪れる、あの幸福な一瞬。映画のワンシーンのように、五感で、心のアルバムに記憶されていく。


ときおりそのアルバムを引っ張り出しては、一瞬の光景を五感で思いだし、また幸せな気分になるんだろう。


どうしたことか、最近は、そのアルバムが、どんどん重たくなってきた。


昨日の岩。

アラスカのマイナス20度チュガッチキャンプ。

レニアのハイキャンプで見た朝日。

ユーコンの氷河で5日ぶりに顔をだしたローガンの勇姿。


幸せだ。


***


たくさんの人に、このアルバムをつくってほしいと思う。たまに辛いことがあったって、このアルバムを開いて、飴のように、ゆっくりゆっくりココロの中で転がせば、恍惚の一瞬が鮮やかによみがえり、大抵のことはやりすごせるはずだ。


そして、わたしが関わる旅で、皆のアルバム作りの手伝いができたら、本望。


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2006-08-30 22:24:34

過ぎゆく夏、蝉の音と温かな岩肌

テーマ:日本の山

20センチも積み重なる仕事の束のことは忘れ(今日は定休日なので)


土曜日からの北行きに備え、買わなくてはならないデジカメの充電池とウエットティッシュと三脚を後回しにし、


もう1週間も出しっぱなしになっているクリーニングは、もう1日とりに行くのを遅らせ、


・・・てでも、このチャンスは、後回しにせずに、今日やっておくべきだと直感。夏の終わりに、きっちり復習しておきたかったから。後回しになるであろうイロイロを考えると3秒迷ったが、感覚で生きる私は、この直感を信じてみることに。無理矢理入れた、1日の完全オフ。


というわけで、まだ真っ暗な朝4時半起きで、岩を求めて伊豆へお出かけだ。


***


レニア山で学んだ、ロープワークを復習したかった。

カナダの氷河で学んだ、クレバスレスキューを忘れないうちにおさらいしたかった。

とはいえ、日本に氷河はないから、だから、岩にいくしかない。




という理由で参加したコースなので、メインメニューは、ロープワークの復習で、サイドディッシュが岩登り、のはずだったのに。


気づいてみたら、今まで体験したことない、マルチピッチで登っていく足が竦むような高さでのクライミングを、一番美味しく食べていた。


自分のレベルでは「ザ・挑戦」なルートでは、途中から、遙かかなたの、ビレイヤーの声は聞こえなくなり、原生林にこだまするツクツクボウシの声だけが耳の奥で大音量で鳴り響く。目の前10センチに広がる茶色い岩と私しか、世界には存在しない、あの短くて濃い数分。


「誰もいないところでさ、こうやって岩に張り付いている時間って、この上なく幸せだよねー」という、根っから岩好きのガイドがつぶやく。最初は、「は?岩に張り付くのが楽しい?奇特なお人だ・・・」と思っていたのに、1日の最後には賛成できるまでに岩肌と戯れていた。



湿度100%の暑さのなかで9時間も遊んだら、全身汗だくだ。まだ夏だもの、近くを流れる「かの川」で、涼をとろう。パンツの着替えもないのに、川にザブザブ飛び込んで、子供のように水遊び。


で、ビールに気持ちよく酔いつつ、さきほどご帰宅。


8月の最後に、いい夏の1日。


***


今日失ったもの : アラスカ出発までの睡眠時間


今日得たもの : 削れた爪、指のハラの無数の擦り傷、左膝の青痣、2006夏の想い出となる蝉の声。


wish list : 2年半レンタルで通しつづけたクライミングシューズ

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2006-08-30 00:56:16

メキシコ、南極、バフィン、カムチャッカ、ローガン

テーマ:ユーコン

829


今週末から、しばらく日本を離れるので(・・・また!?とつぶやいた画面の前のあなた・・・はい。また、です。しかもアラスカで!ユーコンで!スミマセン)、前倒しになった仕事が、机に20センチも積み上げられている。頭イタイ。このいつもの、「1週間X24時間、ギリギリ走り続けて目眩しながら」駆け込む飛行機の座席が、今は恋しい。飛行機のドアが閉まる瞬間、久し振りの深い眠りが訪れる。


***


で、次の旅に出る前に、8月の氷河キャンプ旅で、もうひとつだけ書きとどめておきたいのが、シャーンの話。


シャーン。飛ぶか飛ばないか分からないセスナで30分、無機質な氷河のまっただなかで、客を迎えながら夏を過ごす、私と同い年のカナダ人女性。


お父さんが、ここの氷河までを行き来するセスナの(つまり、超優秀な)パイロットで、夫は、下のベースキャンプで事務仕事をしている。5歳になる娘も、下でお留守番。氷河の上での、安全管理、登山ガイド、コック・・・を全てこなすスーパー女性だが、見るからに強そうでゴッツイ人ではなく、笑顔のキュートな、やわらかい雰囲気をもつ女性だ。


「旦那がいて、子供がいて、こんな仕事するんだ~」って、一緒にいた(日本人の他の)参加者は、みんなびっくりしていた。


でもね、

氷河テントのキッチンには、子供が描いた写真が貼ってあったし、毎日下界と行う無線連絡の合間には、子供に「今日はママは雪だるま作ったわよー。あなたは何して遊んだ?」って、必ずコミュニケーション取っていたよ。


日本じゃ、たしかに、超レアなケースだろうけど・・・。ユーコンという大地にたくさんいる、ちっぽけな常識にとらわれない、大きな器の人間たちには、それほど、ヘンな訳でもなさそう。



そんなシャーンが、吹雪でテントに閉じこめられた、ユルリとした午後のひととき、ノートに、「これからの旅の計画」を、そして「買うものリスト」を書いていた。



メキシコ-11月
南極-1月
バフィン島-4月
カムチャッカ-6月
ローガン-5月


(注:バフィン島は、北極圏にあるカナダの北の島。ローガンは、デナリよりよっぽど難易度の高いカナダの最高峰)


「メキシコは、家族旅行でしょー。子供にスペイン語のクラス受けさせたいの。南極とバフィンとカムチャッカは、仕事のオファーが来ていて、どれも行きたい場所なんだよなー。でも、旦那がどういうか・・・微妙・・・。あ、でもカムチャッカは1週間だし、大丈夫よね。よし、行こう。 あ、そうそう、来年こそ、ローガンに登りたい。すると5月か・・・。


ちょっと全部は難しいかなー、でもやりたいなぁ・・・。多分やっちゃうだろうなー。


となると、下に降りて買うのは、patagoniaのソフトシェルでしょう、新しいバックパックでしょう、それから・・・」




1年間での旅行計画先がスゴイし、

その半分は、仕事で、っていうのもスゴイし、

夫と子供がいる、というのが、何よりスゴイ。


私もたいがい「非常識」に飛び待っているのは自覚しているけど、彼女をみていたら、あ、子供がいても、同じなんだー。子供がいるからといって、どこにも行けなくなるって勝手に決めつけていたのは、私だったんだなあ・・・と、静かに自分で勝手に課していた枠を、取り払うことができた。


Sian。

たくましく強く可愛らしく美しい、ユーコン女性がここに一人。


出会えてよかった。




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2006-08-28 13:44:32

あら、ここはアラスカじゃないのか!

テーマ:ユーコン

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▲大きめの画像で置いてあるので、クリックしてね。

2000.9 キアヌほりばやし撮影。


オフィスには、お客さんが旅の間に撮影した写真が、壁一面の本棚に収まっている。そのなかで大好きな「アラスカ編」。そのなかで大好きな、大阪のキアヌ氏の写真。


だいたい、この写真をみて、「アラスカっていいかも」って思ったのだ。まだ私が本当のアラスカを知らない頃。広大で、壮大で、厳しい自然。アラスカのアルバムに挟んであるから、この思いこみは仕方ないと思う。


そして、今朝の電話。


「うーっす。元気でっかー。ユーコンええよな。とくに墓石。」

「墓石? TOMBSTONEのこと?」

「そうそう、俺の写真にたくさん写ってるやろ?」

「は?あれはアラスカじゃないの?」

「違う違う。ユーコンや。デナリは、人がぎょうさんおりすぎ。ほとんど知られていない、あのユーコンこそ、俺がまた訪れたい場所やなー」


(・・・大阪弁は、脚色ありでスミマセン。間違ってますか?)




がーん。あの景色はアラスカじゃなかった。


そう、アラスカとユーコンを結ぶツアーが、過去、トレックアメリカにはあった。・・・そして今年、ひっそりと、フットルースで、リニューアルされて発表されている。(もう今年の出発は終わりだけど)


→ ALASKA YUKON EXPLORER 21DAYS


で、この、探検隊旅の達人・キアヌほりばやしが、アラスカも知る彼が、それでも褒め称えるユーコンは、本当にすごい場所なんだろう。


但し、誰にでも、というわけでなく、アラスカのデナリ国立公園を「人が多い」と感じることに、納得できる人になら。


***


ユーコンの夕べ。15人のご参加ありがとう。

自分のなかでまだ消化しきれていない場所を、とくに、「何もない」素晴らしさを表現するのは難しく、微妙な説明になり失礼しました。


アラスカよりも、さらに何もないこのユーコンの魅力は、どう説明すればよいのか、私にはまだ分からない。



***


日曜日。

4月から、5回も雨天延期で待った、ひさびさの岩登りが 、ようやく実現。


ひさびさの湯河原。


ひさびさの太陽と草と土の匂い。


ひさびさのあたたかな岩肌。


ひさびさの筋肉痛。

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2006-08-25 21:16:33

飛行機はaisle希望

テーマ:旅の哲学

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ふぇーん。まだ明日の準備が終わらないよー。一人残業中。


***


さて、飛行機は、「前方通路側お願いします」が、私のチェックイン時の常套句だが・・・。時にはこんな景色も見せてくれるので、3時間以内のフライトなら、窓側でも構わない。



ホワイトホースからバンクーバーに向かう途中。エアカナダ機内にて。

昼と夜の、境目が、こんなにも、くっきりと線を引いたかのごとくなるなんて。



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2006-08-25 17:41:40

影絵

テーマ:ユーコン

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明日の「ユーコンの夕べ 」の写真を用意しながら、1年ぶりのユーコンに想いを馳せる。去年は、右手使えず(→ギプス嵌めてた)、できなかったことが沢山。宿題が沢山残ってる。


漕ぐ。

漕ぐ。

釣る。

泳ぐ。(寒いか?)

料理する。

木を切る。

薪を作る。


うぅ、楽しみ。

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2006-08-24 16:57:22

ぽつんと、昼寝

テーマ:ユーコン

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知らないうちに撮られてた・・・。みんなから離れて、氷河独り占めしながら昼寝中のところ。一緒に氷河に閉じこめられたメンバーとは、今日もスプーン曲げの話で盛り上がる。


・・・スプーン曲げ?

5日間も氷河のまんなかにいて、あまりにやることがなく、4日目、とうとう、「気」の世界へと突入。山の静謐な空気の中にいると、どんどん気が高まっていくのだ。ユリゲラーなみに曲がったスプーン、東京にいる今はもう曲がらない。疑う人は、土曜日写真をお見せしましょう。人間も、指2本で持ち上がる。ホントに!!



● ユーコンの夕べ8/26(土) 貴重な資料、ホワイトホースからどっさり到着 ●


● The Last Trapper  極北好きなら必見映画 ●

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2006-08-22 16:11:54

褒められたフクラハギ公開

テーマ:日本の山

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改めて、日本の屋根より、後ろ姿美人を。


探検隊のお客さんは、富士山登頂率高いね。「今週末行くんですよ!」って声、数件もらったよ。


水は最低2L、

トイレ用の100円玉数枚、

しっかりした雨具、

しっかりした防寒着、

好きなやつ沢山、

がっつり日焼け止め

混雑も余裕の気持ちで受け流す心のゆとり


を忘れずに、楽しんできてください。

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2006-08-22 15:05:39

旅に不要なもの

テーマ:アメリカ(本土)


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新スタッフ・ミナちゃんは、美大出身だなー、って思わせる写真がたまにある。→グランドキャニオン旅報告会は、今日



お客さんが夏旅から、続々帰ってきて、体験談が続々届く毎日 。そのなかで、目を引いた、文章たち。



<不要だった持ち物>

・不安、遠慮、辞書。

・日本人特有の恥じらい。


<旅を終えて>

この度は、私にとって楽しいだけでの旅ではありませんでした。

楽しい、嬉しい、悔しい、寂しい、辛い、すごい、きれい、ありがとう。


悔しさや辛さが、嬉しさや楽しさを倍増してくれたのだと思います。すべての気持ちを、忘れたくないって思います。



***


辛さを乗り越えて得られるものって、たくさんあるよね。


それにしても、遠慮と恥じらいが無くなりすぎた私は、日本の生活が、たまに大変。


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2006-08-21 21:23:29

○3つの雪だるま

テーマ:ユーコン

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カナダじゃさ、雪だるまは、頭と、上半身と、下半身の、3つつくらなくちゃいけないんだって。


「マラソン」って言葉はさ、「長距離走ること」、じゃなくて、「42.195キロ走ること」が英語での本当の意味なんだって。


***


思いこみはやめよう。

自分の常識は、人の常識じゃないかもしれないってこと、認識しておこう。


柔軟に。

 柔軟に。

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