青子の本棚

「すぐれた作家は、高いところに小さな窓をもつその世界をわたしたちが覗きみることができるように、物語を書いてくれる。そういう作品は読者が背伸びしつつ中を覗くことを可能にしてくれる椅子のようなものだ。」  藤本和子
  ☆椅子にのぼって世界を覗こう。


テーマ:
桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。/桜庭 一樹
¥1,680
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『へんないきもの』   早川いくを
『失踪日記』   吾妻ひでお
『モモ』  ミヒャエル・エンデ

『雨・赤毛』  サマセット・モーム
『お菓子と麦酒』  サマセット・モーム
『琥珀捕り』  キアラン・カーソン
『終末のフール』   伊坂幸太郎
『悪童日記』   アゴタ・クリストフ
『文盲――アゴタ・クリストフ自伝』  アゴタ・クリストフ
『家守綺譚』   梨木香歩
『嵐が丘』   エミリー・ブロンテ
『ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね』   岡崎京子
『ジョン・ランプリエールの辞書』  ローレンス・ノーフォーク
『畏れ慄いて』   アメリー・ノートン
『レイチェル』  ダフネ・デュ・モーリア

『レベッカ』   ダフネ・デュ・モーリア

『東京バンドワゴン』   小路幸也

『エレンディラ』  G=ガルシア・マルケス
『停電の夜に』  ジュンパ・ヒラリ

『町田康全歌詞集1977-1997』  町田康
『黒と茶の幻想』   恩田陸
『優雅に叱責する自転車』   エドワード・ゴーリー
『蜘蛛女のキス』  プイグ
『ドリアン・グレイの肖像』  オスカー・ワイルド
『愛についてのデッサン――佐古啓介の旅』  野呂邦暢
『女賊』  橋本治
『キリハラキリコ』  紺野キリフキ
『海の上の少女』(=『沖の小娘』)  ジュール・シュペルヴィエル
『それからはスープのことばかり考えて暮らした』   吉田篤弘
『薔薇密室』  皆川博子
『小さな本の数奇な運命』  アンドレーア・ケルバーケル
『聖女チェレステ団の悪童』   ステファノ・ベンニ
『趣味の問題』  フィリップ・バラン
『私家版』  ジャン=ジャック・フィシュテル
『真鶴』   川上弘美
『ニシノユキヒコの恋と冒険』   川上弘美
『不道徳教育講座』  三島由紀夫
『ハザール事典』  ミロラド・パビッチ
『肩胛骨は翼のなごり』  デイビッド・アーモンド
『驚異の発明家の形見函』  アレン・カーズワイル




うわぁ、うわぁ、うわああぁぁぁ~~~~。叫び
これは、ヤバイです。
ヤバイよ! ヤバイよ!

気になるタイトルをちょっと選んだだけで、読みたい読みたい病が発病しちゃうこの豪華さ。


東京創元社から出てるから、、自社発刊の本がメインなのかなぁと思いながら、暇つぶし感覚で読んでたところ、続々と心惹かれる本たちが登場して、びっくり目するやら、うっとりラブラブするやら。
他社の本もいーっぱい。
きゃっ、太っ腹~クラッカー



それにしても、本読み過ぎだ、桜庭一樹。

噂には聞いてたけど、すごいねぇ。


そして、
    うっ、うらやましいぃ。。。ガックリ




誰にも気兼ねなしに、好きなときに、好きなだけ、好きな本を読む。
明日の予定も無視して、ただただ本能のまま、読み続ける。
いいなぁ~。ラブラブ



ひらめき電球これって、吉田篤弘の短篇に出てくる、夏晴れだけがっつり働いて、冬雪はブランケットを敷き詰めたあったかいお部屋で、好きな本を本読んで暮らす女の子みたいじゃないですかぁ。



ただ、お仕事になっちゃうと、やはり楽しいだけでというわけにもいかないドクロというソコは一緒。

『私の男』 執筆時の様子は、かなりヘヴィです。
読書をすっぱり絶って、自分を追いつめて追いつめて、身を削るように書き上げた直木賞受賞作。
ぞくりとしました。

なるほどねぇ。



そして、この守備範囲の広さに、感服いたしました。


それは、また、彼女の作品の中に感じるちょっとした違和感の原因でもあるようにも思いました。


読み進むと、ときたま、ふっとトーンが変わるんですよね。

まるで、パッチワークしたキルトのように。



少年リボン少女対象の作品に、ちょっと背伸びしたみたいに、中途半端な口紅オトナの目線を感じたり、サンダルオトナ仕様の小説なのに、なぜかくつ幼さが垣間見えたり。

それはまるで、少女の不安定な揺らぎのように、作品の中を突然横切るようにして現れるあららら。。。感を醸しだしているように感じます。



そして、はて?これって、どっかで読んだような・・・・・・。

まぁ、これだけたくさんの本を読んでれば、複数の思考のバイアスがかかっていても仕方ないでしょう。


とにかく、はんぱない読書量に驚いた一冊合格でした。



本この世には傑作は存在するが、知らずにその書棚の前をなんども、なんども、フンフン鼻歌を歌いながら通りすぎてしまうのだ。俺のばか。いつもの書店の棚にも、それらはまだ埋もれているかもしれない、と思うと、たまらない気持ちになる。出合わないって、おそろしいことだ。




※ピンク文字のタイトルは、ブログ以前に既読。

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