青木さなえ公式ブログ 『sanakoのモト』

                      
自由きままに世界を歩き、観て感じた、
わたし流、放浪記です♪♪♪


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宮古島 パーントゥの里「島尻」
 
宮古島北部に位置する島尻地区は池間島と大神島への玄関となる場所。島尻地区は島尻集落と狩俣集落で構成され、南北に細長く伸びたこのエリアは漁業が盛んな地域で、狩俣で採れたタコやイカ、もずくなどの海の幸は絶品との評判です。
今回は島尻集落をご紹介したいと思います。

平良から池間島へ向かう島一周道路から右に曲がると島尻集落です。曲がる少し手前の道路沿いに「パーントゥの里へ島尻」の目立つ看板があるのですぐわかると思います。

集落へと入っていく道路を真っ直ぐ行くと、さらに交差点に「パーントゥの里へようこそ」の看板があります。
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そこをさらに真っ直ぐ行くと島尻漁港ですが、左に行くと島尻集落から狩俣方面に抜ける道があります。さとうきび畑の中を進み、さらにそこを左にいくと、島尻マングローブ林があります。

島尻マングローブ林は、宮古諸島で最も大きな規模のマングローブ林で、約1kmにも渡って群生しているそうです。素人には全く見分けがつきませんが、ここにはヤエヤマヒルギ、オヒルギ、メヒルギ、ヒルギモドキ、そして宮古を北限とするヒルギダマシという5種が確認されているんだとか。宮古に分布するすべてのマングローブが観察でき、「海の森」とも呼ばれているそうで、その生態系は特殊で、河川のない地域で群生を発達させた植物地理学研究の上からも重要な場所といわれています。
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島尻マングローブ林の駐車場脇に散策用の遊歩道がありました。
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周りを海で囲まれた宮古島には亜熱帯の特性を持つ豊かな水辺環境が広がり、マングローブ林には多くの野鳥の姿が見ることがあり、野鳥観察にもいい場所で、さらにその地理を生かして、シーカヤックなどもできるみたいです。
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また潮が引いた干潟には、オオアシハラガニモドキやヒメシオマネキ、ルリマダラシオマキネギ、クマドリオウギガニ、ニナミコメツキガニ、ミナミベニツケガニ、フタハオサガニ、ハクセンシオマネキなどが生息しているそうです。歩いていると、小さな真っ赤なカニが穴から出入りしているのが見えます。
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島尻マングローブ林は日よけする場所が一切ありません。ゆっくり歩いたら片道20分程。道の途中、自動販売機など、何もないので、水分補給したい人は気を付けてくださいね。トイレも駐車場にあるだけです。

またサトウキビ畑を通り、集落の看板があった交差点まで戻ります。

そこから島尻漁港に向かって、幹線道路から集落の中に入って行きます。
するとパーントゥの里会館という建物がありました。
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さてこの「パーントゥ」とは、何なのでしょうか?
「パーントゥ」とは、1993年に重要無形民俗文化財に指定されている宮古島で行われる悪霊払いの伝統行事だそうで、平良島尻と上野野原の2地区で行われているそうです(両地区で内容は異なっている)。
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島尻集落では年に3回(旧暦3月末から4月初、旧暦5月末から6月初、旧暦9月吉日)行われそうですが、3回目には、面をつけた来訪神のパーントゥが出現することから、パーントゥ・プナハとも言われ、、年に一度、パーントゥ(泥祭り)が10月(旧暦の9月吉日)に開催されるとのことです。
 
干ばつの日々が続いたある日、海岸に木の仮面が流れ着き、それをかぶり村人を驚かしたところ、雨が降り始めたことにより始まったともいわれています。また神が降臨した時の姿とも言われており、パーントゥに泥を塗られると厄払いになると言われていて、来訪神のパーントゥ役は、泥をつけようと襲いかかり、市民はもちろん、警察官、新築の家も家の中にも、車や車内も例外ではなく泥を塗られ、集落全体が恐怖の悲鳴と笑い声で包まれるんだとか。日が沈み、街灯のない集落の中にパーントゥの姿を見たら、そりゃ子供じゃなくても怖いですよね。ちょっと怖くて楽しい不思議なお祭り、私も一度見てみたいです。
 
来訪神のパーントゥは3体、島尻地区の青年から選ばれ、仮面を着け蔓草のシイノキカズラをまとい、全身にを塗るたくるのだそう。この泥は、宮島小学校の東側にある「ンマリガー(産まれ泉)」と呼ばれる特別な泉の底から取られ、かつて産湯には必ずこの泉から汲んだ水が用いられたそうです。5人の女性神役(ミズマイ)にウパッタヌシバラ(拝所)で祈願をしてから集落に出て厄払いをするそうで、この地区では神聖な儀式でもあるとのことです。私たちが観光で行く際、大切なことは、宮古島の地元の人々が神として崇めている「パーントゥ」を尊重し、この地区の伝統行事だということをちゃんと理解しながら参加しましょう。

住所:〒906-0003 沖縄県宮古島市平良島尻
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大神島の頂上の遠見台の先は行かれないので、井戸のところまで引き返します。そこから山を背にして左におります。
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途中、アダンの実がなっていました。
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甘いからかじってごらんと一粒ちぎってくれました。
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昔はこうやって、子供たちのおやつだったそうです。

遠見台から見えた「カミカキス」という岩が並んでいる海岸線まで下りていきます。
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きれいに整備された大神多目的公園が見えて来ました。その先にあるのが「カミカキス(スは小文字)」です。
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大小さまざまな形をした岩が、海岸沿いに綺麗な楕円状に整列しています。

自然にこのような配置になったのかは不明ですが、神秘的なものを感じます。
そしてなぜか、カミカキス、の「ス」は小さい「ス」。()
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透き通った海の中をのぞくとお魚がたくさんいます。この浜は貝やカニ、タコなんかもいるらしく、地元の人が素潜りで採ってました。
 
島の海岸線一周する道路、途中で切れているのですが、その昔、島を一周させる道路工事を計画し、大神島一周道路の建設が始まったのですが、半分まで道路を作ったところで、さらに工事を進めると、ブルドーザーの爪が何度も折れたり、重機が故障したり、不可解な事が続出した為、工事が中断され、難航を極めたのだとか。

それでも当初の予定ルートを変更するなどして、建設工事は進められたそうなのですが、そのうち工事関係者の人たちや島民が原因不明の病気になったり、説明のつかない現象が続出。

ついに工事関係者が、神の怒りに触れたとして工事から撤退。大神島の一周道路は途中で途切れた形になっていて、現在も、島の途中までしか道路が出来ておらず、その先は行くことができません。
 
カミカキスを横に見ながら、海岸沿いを港方向に少し歩くと、右側に海の神様がやってくる御嶽(ウタキ)があります。
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御嶽(ウタキ)の入口のちょうど海側正面の岸壁が「神様の通り道に邪魔になっていた」とのことで、一部を削り、通り道を作り、
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砕いてしまった大きな岩をここにおいたのだそうです。
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港までいったん戻ります。ちょい休憩。

そして島の唯一の交通手段(?)のカートに乗り換えて、さらに東の方角に進みます。
 
すると、カーブに沿ってまあるく、とびでたような形の砂浜が見えてきました。
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ここは,左右からの潮の流れがぶつかる「マウケー」又は「パマサス」と呼ばれる砂浜でしょうか?

ん?人がいる?
カートを運転するおじいは、「え?今日なんかあったっけかな?」とぶつくさ言ってます。
白い服を身にまとったその人の後ろをカートが通る。
私がその姿を目で追うように振り返りながら見ていると、座ったその人が振り返りました。

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目が合う。

その人は、私の顔を見て、歯を大きくむき出しながら笑顔で会釈してきた。

おばあだ。おばあがお祈りしていたのだ。

白い砂浜にお供えをしながら、海に向かってお祈りをしている。

震えた。おばあが神々しく見える。

会えた。会えるべくして出会えた感覚だった。
 
祖神祭(ウヤガン)の時に神が神事をいつ何やるかを決めると言っていた。

まさにその日のひとつだったに違いない。

私も長い宮古島滞在で、この日この時間を選び、この島へとやってきた。



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何度も言うけど、おばあの居処は島の人々は誰も教えてくれないのです。写真を撮ることも許されません。
おばあの姿は私の目にだけ焼きつけさせて下さい。
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砂浜の写真だけ載せます。

その小さな海岸の先には、 数多くの奇岩(ノッチ)と呼ばれる岩がありました。
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長年の波による浸食で、 付け根の部分が大きくえぐれた岩が、 海岸線のあちこちにゴロゴロしています。 
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この岩もあと数年で折れてしまうそうです。
 
この先で行き止まりで、階段があるのですが、この日は潮が満ちていたので、 実際に下りることはできませんでした。 もしかすると潮がひいたとき、プナイパーまで歩いていけるのかも知れませんね。 
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こうして2時間余りの島の観光は終わりました。
 
2013年に開業した、島唯一の食堂兼民宿「おぷゆう食堂」。
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観光案内の事務所も兼ねてます。
ここの名物はタコ料理。今回は船の時間もあり、食べることが出来ませんでした。
 
手つかずの大自然がそのまま残っている大神島。
シュノーケリングをすれば素晴らしいサンゴたちに出会え、朝には朝日を、夕方には夕焼けを、夜には星をみることができます。
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島へのアクセスは、
島尻という、フェリー乗り場から、
約15分ほどで、
1日5往復(4月~9月)
1日4往復(10月~3月)で行くことができます。
 
大神島~宮古島定期便 時刻表(船名:スマヌかりゆす・所要時間:約15分)
  
(片道)大人350円、小人180円 (往復)大人670円、小人350
お問合せ:大神海運 宮古島市平良字島尻6 Tel. 0980-72-5477 Fax. 0980-72-5500
 
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【島のおじいによる大神島観光ガイド】(約90分)2,000円/人【要ご予約】※3名以上で割引あり
http://o-gamijima.com/index.html

島の神祭行事の日は島への立ち入りが禁止されますので、事前に問い合わせておくことをおすすめします。
 
 
【おまけ】
 写真撮り忘れたけど島尻漁港には「史跡 島尻元島とンナカガー」という島尻集落発祥の地といわれる井戸があります。
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遠見台へと山を登っていくと、途中、大神御嶽(おおがみうたき)にむかう道がありました。
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この島には、祖神祭(ウヤガン)という神秘的な村落祭祀行事があり、宮古島の狩俣・島尻・大神島地域で、地域の女性達のみによって集団的に行われ、神様役の女性に実際に神様が憑依されると言われています。大神御嶽(おおがみうたき)はこの祖神祭の中心となる最も重要で御嶽で、大神島では唯一になってしまったおばあのみが入れるのだとか。
 
おじいによる説明では、この岩に降りてくる神様が司ンマ(ツカサンマ)と呼ばれる神女役に6月〜10月の間、どの時期にどんな神事を行うかを伝えるそうです。司ンマ(ツカサンマ)は神が神事を伝える4日間、島中の御嶽を唄を歌いながら周り、中2日は「神様からたくさん頂いている」為全く食事を取らず祈祷を捧げます。寝泊まりは逆側左に行ったところに小屋がありそこで休むそうです(立ち入り禁止)。
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 しかし、本当の御嶽での詳細な行事の内容については、島外の人間は勿論のこと、島内の村の人々にも秘密にされ、家族にすら話してはならないとされているそうです。この厳しい決まりは現在でも厳格に守り通されており、祭祀行事の内容はほとんど知られていません。
 
このような憑依型の祭祀は、神役の女性の高齢化と後継者がいないとのことで、島尻では1997年まで、狩俣では2001年まで行われており、大神島では現在もなお続けられていて、その期間は、島尻、狩俣からも人々が集うそうです。しかし、その方々も御嶽前までで、御嶽に入れるのは大神島のおばあのみ。
 
島に二人いたおばあが昨年一人亡くなり、とうとう一人になってしまったとのこと。このおばあの居所なども秘密なんだとか。
 
沖縄地方でも、女性のみによる村落祭祀は「ノロ」制度などの形で現在も存続していますが、憑依形態の祭祀は、この狩俣・島尻・大神島の3地域以外では見る事ができなくなってしまったそうです。
また、この3地域では、代々の口頭の伝承による祭礼時の「神の歌」が伝承として受け継がれていて、日本の他の地域では全く見られず、沖縄の他の地域でもあまり見られなくなっています。

さらに登りの道を進んでいくと整備された階段がありました。
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この階段ができるまでは、遠見台に上るためのロープが準備されていただけで、そのロープをつかんで上まで登ったのだそうです。急な斜面をロープで登っていたんですね。
「遠見台(トゥンパラ)」までは約75m。頂上の少し手前に、大きな岩の神様が降りるとされるウガンジュ(拝所)へ到着しました。
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このウガンジュの岩が大神島では一番高いところにあり、島の中で最も重要な神事を行う場所で、この岩に神様が降りてくるそうです。
 
展望台になっている遠見台からは、エメラルドグリーンの美しい海と宮古島の周辺の島々を望むことができ、天気が良い日は、外地島以外(伊良部島に隠れて見えない)のすべての宮古諸島が見えるそうです。
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⬆︎宮古島西平安名崎、池間大橋、池間島
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⬆︎カミカキス

またこの山の向こうは、風葬があったことをしめす風葬墓があり、実際に明治の頃まで風葬をおこなってきたという歴史があります。⬇︎
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大神島での風葬の方法は、風通しの良い「後世山」と呼ばれる島の洞窟で遺体を放置する方法で、昭和時代には洞窟などから多数の遺骨が発見されたことがあるそうです。
 
ちなみに、祭祀の最中には、遠見台へ上がることも禁止されるので、行かれる際は行事期間をさけて行かれることをおすすめします。

(神の住む島「大神島」〜その2〜に続く)
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