仕事の告知もしばらく無いし、梅雨も開けて夏本番、良い季節だし!という事で、ひとつ趣向を変えてちょっと怖い話でも書いてみようと思います。怖い話大好きなのに霊感ゼロを自負している自分の実体験です。
数年前に
「大島てる」っていう事故物件ばかり紹介してる変わったWebサイトが話題になりました。
このサイトを見ると、誰でも一度は好奇心から自分の住んでる地域を探しちゃうと思うんですけど、自分も例によって今住んでる
代々木周辺を見てみたんです。で、驚きました。
少し長いですが、前置きとしてまずは下記の記事をご覧下さい。
孤独死…代々木の借家から白骨遺体、6年以上前に死亡も気付かず

年の瀬。ビルのはざまにある東京・代々木の借家から、男性の白骨遺体が見つかった。病死とみられ、死後6年以上が過ぎているという。男性は借家で妻子と「幸せな家庭」を築いていたが、離婚して行方不明に。人知れず借家に戻って「孤独死」した。その後も誰に気づかれることなく、放置された。師走の悲しすぎる現実…。都会の人間関係の希薄さが浮かび上がる
■偶然の発見
JR代々木駅から徒歩1分、雑居ビルに囲まれた谷間のような一角に借家はある。古い木造家屋の窓ガラスは割れ、屋内には落ち葉が舞い込んでいた。
今月2日、地権者の男性が借家に入ると、居間にはゴミや本、衣類が散乱し、それらに埋もれるように、洋服を着たままの白骨遺体が見つかった。
男性は約10年前から家賃を支払わなくなり、家具などを残して失踪(しっそう)したとみられていた。
ところが今年9月に父親から借家を遺産相続した地権者が、借家を建て替えようと下見に訪れ、偶然白骨遺体を見つけたのだ。「事情がよく分からない」。地権者は困惑するばかり。
警視庁原宿署は男性の弟を捜し出し、DNAの簡易鑑定を行った。すると、遺体は失踪していたはずの男性と判明した。
昭和17年生まれ、生存していれば66歳。遺体の状況などから死後6~8年経過しており、50代後半で亡くなったとみられる。
■離婚と失踪
「なぜ、気づかなかったのか」。生まれたときから代々木に住み、男性と顔見知りだった自営業、石塚栄さん(70)は聞き込みに来た原宿署員から男性の死を伝えられ、後悔を募らせた。借家に男性が戻っていたことさえも気づいていなかった。
石塚さんらの話からは男性のもの悲しい人生が浮かんでくる。
男性は塗装工で、大工仕事も得意としていた。平成元年に結婚し、長女も生まれた。石塚さんが自宅の修繕を頼むと、長女を隣で遊ばせながら作業をしていた。「幸せな家庭を持つ父親そのものだった」
ところが、9年に離婚し、一人娘は妻に引き取られていった。独り身になり間もなく、男性を見かけなくなったという。家賃の支払いも途絶えた。男性は家族と離ればなれになった失意を抱え一時、姿を消したのか…。
約8年前には金を借りるため弟を訪ねたが、それ以降、親族とも音信不通に。捜索願が出されることもなかった。「幸せな家庭」を忘れられなかったのか、男性は借家に戻り、そして、ひっそりと死んだ。
「誰にもみとられなかったのか。そう思うとやるせない」
石塚さんは声を落とした。
原宿署は元妻と連絡を取ったが、元妻は男性が亡くなり6年以上が経過していた事実を18歳になった娘に知らせていないという。
「孤独死」して何年も遺体が発見されないケースはこれまでにも散見されてきた。高齢化社会が進み、今後も同じ傾向が続くと危惧(きぐ)されている。
独立行政法人「都市再生機構」が全国で管理する賃貸住宅での孤独死は平成11年度の207人から、18年度は517人と7年間で約2・5倍に急増している。
厚生労働省の調べによると、東京23区では16年度の孤独死は2718人だった。
16年4月には豊島区池袋のアパート解体現場から、布団の中で白骨化した遺体が発見された。遺体は昭和2年生まれの男性。室内には59年2月の新聞が残され、同じ月のカレンダーが張られていたことなどから、病死後、約20年間放置されていたとみられる。
新宿区でも約10年前、アパートで死後5年経過した白骨遺体が見つかった。同区が13年に実施した調査によると、高齢者の14・6%が「近所とほとんど付き合いがない」と回答しており、孤独死予備軍の存在が浮き彫りになっている。
【産経新聞 2008/12/20 8:34】
自分は2005年~2007年にかけて、この家の真正面のアパートの2階に住んでました。
もちろん家は見るからにボロボロで雨戸も全て締め切り、誰が見てもはっきり空き家でしたが…
一度だけこの家から人が出てきたのを見た事があるんです。
家に面する道は車も入れない完全な袋小路で通行人もほぼいません。出入りの時にすれ違うのはこの一角の住人くらいで、こんにちは~くらいの挨拶は交わしてました。
で、ある日自分がアパートに帰ろうと車道から袋小路に入ったところで、見慣れないおじいちゃんがこの家の門から出てきてこちらにゆっくり歩いてくるのが見えました。
何年も前の事なのではっきりとは憶えてませんが、昼間で晴れてたと思います。
そのおじいちゃんはガリガリに痩せててグレーっぽい服装で手ぶら、遠目にも陰気な感じが漂ってました。
自分は「へえ、あの家人が住んでたんだなあ。てっきり空き家だと思ってたけど。」くらいに思って、おじいちゃんとすれ違いざまに「こんにちは~」と挨拶を。
そしたらガン無視されました。(笑)
その時は「うわ感じ悪っ!」と思って右を通り過ぎてくおじいちゃんを見送った…ただそれだけの話ですが、今でもこうして思い出せるほど鮮明に印象が残ってます。
このアパートには2年ちょい住んでましたが、目の前のこの家に人が出入りするのを見たのは後にも先にもこれだけです。また他に異変があったとかそういう話も特にありません。
「大島てる」で事故の記事を知らなかったら、思い出すことも無かったと思います。
記事が本当なら、自分がアパートに住み始めてから引っ越していくまで、ずっと孤独死したご遺体が家の中に寝てたという事になって(まあそれだけでもあまり気持ちの良い話じゃないんですが)、するとあのとき見たおじいちゃんは一体…?という話です。
まあよそのお年寄りがフラフラ迷い込んだだけだとか、故人の知り合いが玄関前まで訪ねてきただけだとか、色々説明がつかない話ではないのですが…。
ちなみに今ではこの家、とっくに取り壊されて同じ敷地にミニ戸建てが2、3軒建ってます。
シメに2006年当時の自分の部屋から撮ったネコ写真を1枚貼っておしまいにします。
それでは、また。