2012-02-15 23:47:03
「火炎太鼓」 おジャンになるから~
テーマ:社長日記浄土宗名刹 「祐天寺」 より、「祐天寺ファミリー」 が届き、「お寺なんでも事典 ・ 鐘」 を読ませて戴きました。
「除夜の鐘」・・・何故 108回なのか?
人間の煩悩が 「108」 有るから説、「四苦八苦」 に掛けて 「4×9+8×9=108」 説
「四苦八苦」 説は知らなかった!
「喚鐘 (かんしょう) 」・・・「梵鐘・釣鐘」 を小さくした物で、「半鐘」 とも呼ばれる。
人を呼び(喚び)集める為に鳴らす。
「火の見櫓」 に掛かる物も 喚鐘です。
なるほど、そうそう
「梵鐘・釣鐘」は 口径60cmを目安として、それより小型が 「半鐘」 だったかな?
「梵鐘」の「撞木」では 「棕櫚」が良いと聞いた事が有ったなぁ~
「寺の廊下」 などに有って呼び鈴的に使ったり、法要開始の合図で使う半鐘が 「喚鐘」 と云う事か!
「競輪」で、残り一周半から最後の一周まで半鐘が 「打鐘」される・・・「ジャンが鳴る」と言うのだそうです。
「火の見櫓の半鐘」 には、報知信号・応援信号・近火信号・鎮火信号・非常信号・・・、それぞれ打ち方に
決まりが有って、火災現場が直ぐ近くの櫓は、火元で有る事を知らせる為に、半鐘を 「続けざまに連打・
擦半鐘・スリバン」、無事鎮火すると 「2点連打」・・・これを 「おじゃん」 と呼び、転じて 「今まで遣って
きた事が無駄になる・おじゃんになる」
ここで思い出したのが 「古典落語・火炎太鼓」 (雅楽で使われる3mを越える大太鼓)
「五代目 古今亭志ん生」 ・ 「三代目 古今亭志ん朝」 が得意とした 名噺
古道具屋甚兵衛さんが 「太鼓」 を仕入れてくるが、お上さんは 「古くて汚い! 買う人なんぞ居るのかね?」
丁稚の定吉が、ハタキで汚れを掃っていると、太鼓皮に当たって音を鳴らす。
店先を通り掛かった 大名・赤井御門守が、太鼓の音を大層気に入って、使いの者を遣し屋敷に招く。
「太鼓の音を気に入ったので、その太鼓を見てみたい」 と申されておると説明され、喜び勇んで屋敷に向おう
とするが、お上さんに 「太鼓の音が大名に不興だったのではないか、屋敷行くと手討ちにされるのではないか、
そんな汚い太鼓が売れるものか! 買って戴けるなら元値で良いから売っちまいな」 と脅かされ送り出される。
目利きの大名は 「この太鼓は、天下の名品・火炎太鼓に違いない! 三百両で求めたい!」
大金を手にする事になった甚兵衛さん、興奮して店に戻り、お上さんに顛末を報告し 「古いの汚いだの 目が
利かないだの言ってたな! 腰を抜かすんじゃねえぞ!」 と言いながら 三百両を叩き付ける。
大金を目にしたお上さん 「やはり あんたは 目が利く!」
すっかり気を良くした甚兵衛さん、音の出る物が高く売れるに違いないと 「今度は景気良く 半鐘にするか!」
「半鐘? およしよ おジャンになるから!」
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